この一週間に自宅で指の包帯を外して生活することに少しづつ慣れてきたが、
例の目玉おやじ(12月4日の皮膚って未知だわ参照)が、まだ指に居座っており、
痛みも出てきている。
また植皮手術で指先が尖ったフォルムになったので、尖った先端は固くなっていて、
ちょっとでもどこかにぶつかると「いったぁい!」と叫ぶ日々。
そんなことで肝心の指を動かすリハビリに全く進歩なし💦
なにせ自信の指なのに神経がとおっていないのか!?痛みがあるからなのか思い通りに動かせない。
だんだんとこの状況に自分自身焦りだしていた。
ふと思い出したのが痛み止めの服用。
実は植皮手術を得てから痛みがあんまりないので、痛み止めを服用してなかった。
一度服用してみようか..........三種類の痛み止めのなかで一番効いたトラマール錠を服用。
すると、なんと1時間後に自分が指を動かしていることに気づいた!
原発切除から4カ月動かなかった指が動かせる!
この気持ちは今でも忘れられません。
ちょっと前まで当たり前のように動いていた指が動いていると感じると、何と幸せなことか。
非日常な事が起こると、平凡な日常にありがたみを感じる。
学生の頃、肢体不自由児(者)を対象とする特別支援学校のボランティアに参加していたのだけれど、
そこで小学校二年生の男の子をトイレへ連れて行ったとき、彼がぽんぽんぽんっとお腹をたたきながら便座に
座るのでどうしてか尋ねてみると、彼は腎臓に障害があるので用を足すときは自分の意志ではうまく用を足せず、
お腹をたたきながらおしっこを待つのだと。
その当時の様子がいきなり頭によぎった。
「おてんとうさまはこの子に今、こんなことを与えているけれど、この子の病気が
回復していけばこの子はより一層の喜びと幸せを受け止められるのではないか.......そして今、自分もそういう状況なのかな。」
ただこのトラマール錠というお薬、
「がん疼痛および慢性疼痛を有する多くの患者さんに使用されている」とあるので、
やっぱり私、がんなのね.......とわれにかえるのだが💦