みなさま、こんにちは。

前回は、私がアラフォーまで婚活をしていなかった理由の2つ目までをお話ししました。

今回は、その3つ目のお話ですニコニコ

34歳で結婚を意識し始めた私は、「この人と結婚を考えていけたら」と思える相手に出会いました。

でも、その彼から最後に告げられた言葉は、今でも忘れられません。

「君の歳を考えたら、数か月で答えを出してあげたことに感謝したほうがいいよ。」

当時は人生が終わったような気持ちになりましたガーンガーン

けれど今振り返ると、この出来事こそが、私の婚活を本気でスタートさせるきっかけだったのだと思います。

前回の記事では彼との出会いや交際が始まるまでを書きましたので、今回は彼がどんな人だったのかをお話しします。(仮名・一部フィクションを含みます)

彼は37歳。

某有名私立K大学を卒業し、超大手企業で総合職として働く、いわゆる「ハイスペック」と呼ばれる男性でした。年収も約1,200万円。

誰が見ても申し分ない経歴の持ち主でした。

しかし、その華やかな肩書きの裏には、とても複雑な家庭環境がありましたショボーン

幼い頃、父親の浮気が原因で両親が離婚。

経済的な事情から一度は父親に引き取られますが、父親は家庭を顧みる人ではなく、20歳年下の女性と同居を始め、彼はその女性と父親との3人暮らしを送ることになります。

母親を失った寂しさ、父親への怒り、そして若い継母への複雑な感情。

その苦しさから彼は非行に走り、それを知った実母に引き取られることになったそうです。

一方で、実母もほどなく別の男性と再婚。

今度は育ての父親に気を遣いながら青年期を過ごしたと話していました。

私は、そんな彼の話を何度も聞いてきました。

実父への強い恨み。

それでもどこかで「父親に愛されたい」「認められたい」と願っている気持ち。

その心の傷は、大人になっても完全には癒えていないように見えました。

そして、その影響は対人関係や物事の考え方にも表れていました驚き

物事を極端に損得で判断する。

他人に対して驚くほど厳しい言葉を口にする。

「どうしてそんな考え方になるのだろう」と戸惑うことも少なくありませんでした。

今振り返れば、それは私にとって十分な違和感だったと思います。

しかし、34歳で結婚を意識し始め、年齢への焦りも感じていた私は、その違和感に蓋をしていたのです。

「私自身が傷つけられているわけじゃない。」そう何度も自分に言い聞かせていました。

どうにか穏便に交際を続けて、結婚までたどり着きたいショック

その気持ちのほうが、違和感よりも大きかったのです。

今振り返ると、不思議に思います。

彼が他人に向ける言葉や態度を見て、「いつか私にも向くかもしれない」と感じていたのに、それでも交際を続けていました。

それほど当時の私は、「結婚したい」という気持ちが大きくなっていたのだと思います。

結婚への焦りは、本来なら気づけていたはずの違和感を見えなくしていました。

そんなある日。

付き合い始めて数か月が経ち、いつものように彼の家を訪れました。

玄関に入った瞬間、私はあるものに目が留まりました凝視びっくりマークびっくりマーク

新しいスリッパです。

その瞬間、理由は分からないのに胸がざわつきました。

以前、私が初めて彼の家を訪れたとき、彼は私専用のスリッパを用意してくれていました。

だからこそ、その新しいスリッパを見た瞬間、

「もしかして、他にも誰か来ている……驚き?」

そんな考えが頭をよぎったのです。

けれど、その場では何も聞けませんでしたおねだり

もし聞いてしまったら、私が思い描いていた結婚が音を立てて崩れてしまう。

そんな予感がしたからです。

その日は何事もなかったように帰宅しました。

でも、新しいスリッパのことが頭から離れませんショボーン

疑いを抱えたまま交際を続けることはできない。

そう思った私は、勇気を出して彼に電話をしました。

「私のためにスリッパを用意してくれたのに、新しいスリッパがあったのはどうして?」

すると彼は、驚くほどあっさりと答えました。

「どうしても、より良い人と結婚したくてね。」

そして、続けてこう言ったのです。

「君ともう一人の女性、同時に付き合っていた。だから別れよう。君の歳を考えたら、数か月で答えを出してあげたことに感謝したほうがいいよ。」

悪びれる様子もなく放たれたその言葉に、私は頭が真っ白になりましたポーンポーン

「終わったゲッソリ

当時の私は、本気でそう思っていました。

でも今振り返ると、この別れこそが、私をアラフォー婚活の世界へ踏み出させる最初の一歩だったのです。