POWER CHANGES EVERYTHING.
毎年恒例Call of Dutyの季節がやってきた。今回の制作はMW3をInfinity Wardと共同開発したSledgehammer Gamesで、これ以降はTreyarchを含めた3つのデベロッパーがそれぞれ3年サイクルでCoDを開発することになるようだ。
AWの舞台は2054年からスタートする。少し先の未来を描いたBO2の2025年から更に時代は進み、ドローンだけではなく強化外骨格(Exoskeleton)を身にまとった兵士や降下作戦に用いられるDropPod、壁を透過して脅威をHUD上に表示するThreat Grenadeといった更にハイテクなものが登場する。
シナリオについては可もなく不可もなく、といった具合だが、後半の「これこそCoDでしょ」といった感じのノリを無理に盛り込む必要はあったのだろうか。確かにハリウッド風の展開がCoDの魅力の一つかもしれないが、序盤から中盤にかけての戦闘とステルスの的確なペース配分と比較し、後半の無理矢理感が漂う展開はいらなかったように思える。視点が固定されてのイベントシーンが減少し、実際にプレイヤーが操作してガジェットを駆使して攻略するシーンが増えたのは評価できる。ミッション・インポッシブルに登場するようなハイテクな装備は単純にカッコいいと思えるし、オーバーテクノロジー過ぎない、どこかリアリティを感じさせるクオリティに男性プレイヤーなら誰もがワクワクしてしまうはず。
ゲームプレイは素晴らしい。PV等で知っているとは思うが、Exoのブースト機能を使って戦うのはキャンペーンもマルチプレイもどちらも最高だ。大ジャンプをしたりマニューバしているだけでとても楽しく、Haloのようなレベルエディタが存在していれば「Exo Race」が作成されること間違いなしだっただろう。『Exoの存在しないCoDなど考えられない』風のコメントをするつもりはないが、少なくとも次回作においてはいかにスピード感の違いを乗り越えられるか、が焦点になるだろう。サプライドロップでレアな装飾アイテムが出ると嬉しいし、テンポのよいレベルアップとアンロックの心地よさは健在だ。
TreyarchのBlack Opsシリーズに続く、新たなCoDブランドの一つとしてAdvanced Warfareは十分な素質を持っているように感じる。本作に登場する主人公のパートナーである「Gideon」はSoapやPrice、ReznovにWoodsといった人気キャラクターの仲間入りを果たしたように感じられるし、Exoのシステムをこの1作だけで終わらせてしまうのは非常にもったいない。最近のCoDにはひたすらガッカリさせられてきたが、本作はCoD4以来の楽しさを感じているように思える。
