<東日本大震災>インドネシア人留学生 東北大で津波研究 | シンデレラマジックs01のブログ

<東日本大震災>インドネシア人留学生 東北大で津波研究

東北大災害制御研究センター津波工学研究室(仙台市青葉区)に、東日本大震災とスマトラ沖大地震(04年12月)を経験したインドネシア・スマトラ島出身の留学生、アブドル・ムハリさん(32)がいる。二つの地震は、いずれもマグニチュード9クラスで、甚大な津波被害を引き起こすなど共通点が多い。ムハリさんは、両国の震災の体験を、将来の津波防災に生かそうと研究に励んでいる。
ムハリさんは、津波工学研究室の今村文彦教授の下で学んでいる。インドネシアでは海洋水産省職員を務め、スマトラ沖大地震の2日後から約4年間、津波ハザードマップ作成や津波警報システム導入など、津波防災に携わった。今村教授の教え子である同省の上司の勧めで東北大留学生となったのが09年。来日後2年足らずで東日本大震災に遭遇した。
ムハリさんは東北大研究室で強い揺れを感じながら「インドネシアのような津波が襲ってくる。でも日本は防潮堤などの備えがあり、ある程度守られるだろう」と考えた。しかし、被害の甚大さに後で驚いたという。
震災後、放射能の影響を危惧する大使館の指示に従い、しぶしぶ帰国。しかし、約3週間後には日本に戻った。今村教授は「とても熱意がある学生。インドネシアの津波防災の代表になってもらわなければいけない人材」と評価する。
ムハリさんは「今日本は大変な時。でもこれを乗り越え、将来に向けてどんな対策をしていくかは日本だけでなく世界の教訓になる。自分もその教訓を伝える役割を果たすため、よく見て、よく学びたい」と話した。【飯田和樹】

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