<世界遺産>国立西洋美術館などコルビュジエ作品見送り濃厚 | シンデレラマジックs01のブログ

<世界遺産>国立西洋美術館などコルビュジエ作品見送り濃厚

世界遺産の登録への可否を専門家が事前に審査する国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関「国際記念物遺跡会議」(イコモス、本部・パリ)は28日(現地時間27日)、フランス人建築家のル・コルビュジエ(1887~1965年)が設計した国立西洋美術館本館(東京都台東区)など世界6カ国の19の建築作品について、世界文化遺産として「登録にふさわしくない」との評価結果を勧告した。コルビュジエ作品は09年にも登録が先送りされており、再び厳しい審査にさらされた。
世界遺産を巡っては、ユネスコの諮問機関が今月7日(現地時間6日)、「平泉」(岩手県平泉町)を文化遺産に、「小笠原諸島」(東京都小笠原村)を自然遺産にそれぞれ登録するよう勧告し、本登録が有力視される。いずれも6月19~29日にパリで開かれるユネスコの世界遺産委員会で正式に登録の可否が決まり、コルビュジエ作品については各国が巻き返しを図る。
国立西洋美術館本館は、「近代建築の巨匠」と呼ばれるコルビュジエが設計した東アジアで唯一の建築物で、1959年に上野公園に完成した。らせん状の回廊などに「限りなく成長する美術館」の理念が表現され、コルビュジエ建築の特徴が随所に盛り込まれている。このほかの構成資産には、サボア邸(仏)やロンシャン礼拝堂(同)がある。
コルビュジエ作品は、22資産について仏政府が中心となって各国共同の推薦書を08年に提出。イコモスが09年に「登録延期」(推薦書の再提出後に再審査)を勧告したが、世界遺産委は1段階上の評価の「情報照会」(追加情報の提出を求める)とした。追加の対応として、構成資産を3資産減らし、資産のある自治体でつくる協議会を設置するなど管理体制を強化した。【木村健二】

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