<技量審査場所>勝利に執着 栃ノ心2敗死守 | シンデレラマジックs01のブログ

<技量審査場所>勝利に執着 栃ノ心2敗死守

◇技量審査場所14日目(21日・両国国技館)
出を待つ白鵬が東の花道奥から見つめる土俵。栃ノ心は左に変わって、十分の左上手を取ると、投げを打って琴奨菊の体勢を崩し、休まず攻めて2敗を死守。14日目での横綱の優勝を阻んだ。
勝利への執着心をあからさまにした変化だが、土俵下の三保ケ関審判長(元大関・増位山)は「自分の相撲をよく知っている」とグルジア出身の23歳を評価。自身も悪びれることなく「考えていた通り。左を取れば、相撲になりますから」。
逆境からの快進撃だ。所属する春日野部屋は部屋付き親方だった元春日錦の八百長関与で2月以降、大混乱。東日本大震災に伴う原発事故で寝付けなくなり、体重も10キロ減った。だが、「けいこをずっとやって」、力を蓄えた。
支度部屋に戻った栃ノ心が見つめたモニター画面で、把瑠都相手に改めて強さを示したのが白鵬だ。左四つは自分の型ではないが、ひじ、肩をうまく使ってまわしを切ると、懐に入ってのつり寄りで大関の腰を伸ばした。「勝ち負けでなく、いい相撲を取ることがテーマですから」
勝ち方にまでこだわる横綱の相撲を手放しでほめた放駒理事長(元大関・魁傑)。だが、栃ノ心にはチクリ。「欲を言えば、まっすぐ当たって、自分の型に持っていければ……」。とはいえ、大関陣が頼りない中、千秋楽まで優勝争いの興味をつないだ平幕力士に、あまり厳しい注文はできまい。【藤野智成】

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