重圧の白鵬 無心の栃ノ心 優勝争いは千秋楽決着へ
大相撲技量審査場所(21日、両国国技館)横綱白鵬(26)は大関把瑠都(26)を寄り切りで下し、1敗を守った。1差で追う西6枚目の栃ノ心(23)は小結琴奨菊(27)を寄り切りで破り12勝目。
「簡単には勝たせてくれないなあ」。栃ノ心が琴奨菊を下したのを見て、白鵬はそんな感慨を抱いていた。
左に変化して琴奨菊のまわしを取った栃ノ心。左の上手投げで相手を土俵際へ運んでの寄り切りに、「(変化は)最初から考えていた。左を取れば、そこから相撲を取れるから」。思い描いたとおりの展開を振り返る。
これで、この日の優勝決定が消えた白鵬。巨漢の把瑠都に肩越しで右上手を取られ、完全に懐に入る形に「ああいう体勢は初めて」と面食らったが、前日黒星を喫しただけに「なんでもいいからやろうと思って」いた。外掛けでのけぞらせ、うまく腰を振って相手の左下手を切ると、低い体勢からもろ差しで寄り切った。「相手が相手なんで(力が入った)ね」と、こちらも納得の表情だ。
優勝争いは昨年九州場所以来の千秋楽決着に。「最後まで興味が残っていいことだ」と、両者の頑張りを喜ぶ放駒理事長(元大関魁傑)。「ここまでと同じ気持ちで最後までやりたい」という栃ノ心は、優勝争いは「考えない」と無心で臨む。
だが横綱の地位は、無心で臨むことも許されない。「最後まで引っ張れるかどうか分からないけど、引っ張っていくつもりで臨みたい」と白鵬。大きな問題の末に開催された異例の場所も、あと1日。「なかなか終わらない場所の一つじゃないかな」。重圧の大きさを口にした。(只木信昭)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110521-00000544-san-spo
「簡単には勝たせてくれないなあ」。栃ノ心が琴奨菊を下したのを見て、白鵬はそんな感慨を抱いていた。
左に変化して琴奨菊のまわしを取った栃ノ心。左の上手投げで相手を土俵際へ運んでの寄り切りに、「(変化は)最初から考えていた。左を取れば、そこから相撲を取れるから」。思い描いたとおりの展開を振り返る。
これで、この日の優勝決定が消えた白鵬。巨漢の把瑠都に肩越しで右上手を取られ、完全に懐に入る形に「ああいう体勢は初めて」と面食らったが、前日黒星を喫しただけに「なんでもいいからやろうと思って」いた。外掛けでのけぞらせ、うまく腰を振って相手の左下手を切ると、低い体勢からもろ差しで寄り切った。「相手が相手なんで(力が入った)ね」と、こちらも納得の表情だ。
優勝争いは昨年九州場所以来の千秋楽決着に。「最後まで興味が残っていいことだ」と、両者の頑張りを喜ぶ放駒理事長(元大関魁傑)。「ここまでと同じ気持ちで最後までやりたい」という栃ノ心は、優勝争いは「考えない」と無心で臨む。
だが横綱の地位は、無心で臨むことも許されない。「最後まで引っ張れるかどうか分からないけど、引っ張っていくつもりで臨みたい」と白鵬。大きな問題の末に開催された異例の場所も、あと1日。「なかなか終わらない場所の一つじゃないかな」。重圧の大きさを口にした。(只木信昭)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110521-00000544-san-spo