平幹二朗「演劇の学生になったよう」36年ぶりに劇団四季の舞台へ
平幹二朗主演の劇団四季の舞台『ヴェニスの商人』が5月19日、取材会を開催し、平、演出の浅利慶太が取材に応じた。平が劇団四季の公演に出演するのは、1975年以来36年ぶり。
シェイクスピアの『ヴェニスの商人』といえば、若者たちの恋物語と、ユダヤ人の悪徳金貸しシャイロックの裁判が絡み合った勧善懲悪の喜劇。だが1968年に初演された浅利演出版では、シャイロックをユダヤ人であるがゆえに迫害される受難者と捉え、その悲劇性にスポットを当て注目された。浅利は「僕はシェイクスピアはユダヤ人が嫌いで(作品中で)迫害したというだけではなく、ユダヤ人の悲しみも十分書き込んでいると思う。当時のキリスト教社会では金融業は罪悪であるが経済が発展して金融業なしでは成り立たず、そこをユダヤ人に押し付けたという歴史的背景がある。そこも鑑み、“シャイロックの悲劇”というところに光を当て、演出プランを考えた」と当時を振り返る。
一方、現在稽古中で「歳に似合わず緊張した毎日を送っています」と語る平は、「1966年の『アンドロマック』で最初に浅利さんの演出をうけ、その時、こういう種類の芝居を僕はやりたかったんだなと感じ大変ショックを受けた。それは言葉によって芝居を作りあげる、言葉を一音一音落とさないようはっきり聴こえるように伝えるということ。それを僕なりに踏まえ、活かして今までやってきましたが、もう一度自分の演技を洗い直してみたいと思い今回シャイロックをやらせていただくことになりました」と久々に浅利演出作品に出演する理由を語った。
「毎日いっぱい指摘されて、台本が真っ赤になっていく。学校にもう一度入り直して、演劇の学生になったような気持ち」と現在の心境を語る平だったが、浅利は「これだけのキャリアの俳優にこれだけ無遠慮で言える演出家は僕くらい。かなり納得のいく、ダイナミックなシャイロックがお見せできると思います」と自信を見せていた。
公演は6月5日(日)から26日(日)、東京・自由劇場にて。チケットは現在発売中。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110520-00000002-pia-ent
シェイクスピアの『ヴェニスの商人』といえば、若者たちの恋物語と、ユダヤ人の悪徳金貸しシャイロックの裁判が絡み合った勧善懲悪の喜劇。だが1968年に初演された浅利演出版では、シャイロックをユダヤ人であるがゆえに迫害される受難者と捉え、その悲劇性にスポットを当て注目された。浅利は「僕はシェイクスピアはユダヤ人が嫌いで(作品中で)迫害したというだけではなく、ユダヤ人の悲しみも十分書き込んでいると思う。当時のキリスト教社会では金融業は罪悪であるが経済が発展して金融業なしでは成り立たず、そこをユダヤ人に押し付けたという歴史的背景がある。そこも鑑み、“シャイロックの悲劇”というところに光を当て、演出プランを考えた」と当時を振り返る。
一方、現在稽古中で「歳に似合わず緊張した毎日を送っています」と語る平は、「1966年の『アンドロマック』で最初に浅利さんの演出をうけ、その時、こういう種類の芝居を僕はやりたかったんだなと感じ大変ショックを受けた。それは言葉によって芝居を作りあげる、言葉を一音一音落とさないようはっきり聴こえるように伝えるということ。それを僕なりに踏まえ、活かして今までやってきましたが、もう一度自分の演技を洗い直してみたいと思い今回シャイロックをやらせていただくことになりました」と久々に浅利演出作品に出演する理由を語った。
「毎日いっぱい指摘されて、台本が真っ赤になっていく。学校にもう一度入り直して、演劇の学生になったような気持ち」と現在の心境を語る平だったが、浅利は「これだけのキャリアの俳優にこれだけ無遠慮で言える演出家は僕くらい。かなり納得のいく、ダイナミックなシャイロックがお見せできると思います」と自信を見せていた。
公演は6月5日(日)から26日(日)、東京・自由劇場にて。チケットは現在発売中。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110520-00000002-pia-ent