<野球特待生>26校で基準超…前年度から半減 高野連調査
日本高校野球連盟(奥島孝康会長)は19日、2011年度に野球特待制度を採用した高校の実態調査を発表した。前年度より5校多い延べ461校(硬式457、軟式4)が採用し、そのうち「野球特待生は1学年5人以下」のガイドライン(努力目標)を守らなかったのは26校(6%)で、10年度の51校(11%)からほぼ半減した。
07年に発覚したプロ球団によるアマ選手への裏金供与を機に、日本高野連は特待制度のあり方を検討。罰則のないガイドラインを作り、09年度入学生から3年間を試行期間として調査しており、今年度は4月11日時点で調べた。
特待生6人以上の学校は09年度の91校から激減し、特待生を10人以上採用した学校も昨年度の13校から3校に減少した。
日本高野連の西岡宏堂・特待生問題研究委員長は「ガイドラインを守ろうという意識が浸透してきている」と評価した。
27日の日本高野連の理事会・評議員会で、来年度以降制度化される特待生枠が決まる。西岡委員長は「ルール破りは考えられず、ペナルティーを考える必要はない。守れない学校は(高野連を)脱退されるのでは」とし、罰則を設けない意向を示した。【来住哲司】
◇制度化へ懸念も
今年度の野球特待生制度採用校の実態調査で、「野球特待生は1学年5人以下」のガイドラインが年々浸透してきたことがうかがえる結果になった。ガイドラインを超える学校は09年度から年々減少。ただし「ゼロ」には遠く、来年度以降の制度化に向け懸念も残る。
09年度と昨年度は5月末の調査結果だが、今回は今月27日の理事会・評議員会で来年度以降の特待生枠を決めるため、4月11日にアンケートを締め切った。
特待生採用校延べ461校のうち、0人を含む5人以下が435校。1校あたり最も多く採用したのは17人。この学校は昨年度も調査時点で最多の14人だったが、その後8人に減らした。10人以上採用した3校のうち2校は2年連続で10人以上になった。
現在3年生の野球特待生の在籍状況は、採用429校2109人のうち、部活動継続中は1941人(92%)で、退部84人、退学76人。現在2年生の在籍状況は452校2048人のうち継続中1964人(96%)、退部33人、退学44人。西岡氏は「退部が退学につながることを危惧したが、退部後も在学している生徒が多いのはよかった」と見解を示した。
日本高野連は大阪市内で19日に開いた第9回特待生問題私学検討部会で、今回の調査結果を報告。西岡氏によると、特待生の制度化に向けて私学側から「PTA会費などの免除の可否」などを明記するよう意見があったという。【来住哲司、藤田健志】
◇高校スポーツの特待生◇
サッカー、陸上など野球以外の高校スポーツを統括する全国高等学校体育連盟は08年3月、加盟校が生徒募集時に特待制度の内容を公表し、第三者の介入など過剰な行為を自主規制することなどを求める「特待生問題に関する全国高体連の見解」をまとめた。制度の内容や人数などは各校の判断に委ねている。
◇特待生採用人数の内訳◇
11年度 10年度 09年度
報告校数 461校 456校 431校
合計人数 1988人 2000人 2109人
0人 27校(6%) 26校(6%) 25校(6%)
1~5人 408校(89%)379校(83%) 315校(73%)
6人以上 26校(6%) 51校(11%) 91校(21%)
(うち10人以上3校 13校 34校)
※報告校数は軟式を含む延べ数、09、10年度は5月末集計時点の数字
◇野球特待生の採用在籍状況◇
10年度 09年度
採用校 452校 429校
採用人数 2048人 2109人
継続中 1964人 1941人
休部中 4人 3人
退部 33人 84人
休学 0人 0人
退学(転校を含む)44人 76人
特待取り消し 3人 5人
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110519-00000117-mai-base
07年に発覚したプロ球団によるアマ選手への裏金供与を機に、日本高野連は特待制度のあり方を検討。罰則のないガイドラインを作り、09年度入学生から3年間を試行期間として調査しており、今年度は4月11日時点で調べた。
特待生6人以上の学校は09年度の91校から激減し、特待生を10人以上採用した学校も昨年度の13校から3校に減少した。
日本高野連の西岡宏堂・特待生問題研究委員長は「ガイドラインを守ろうという意識が浸透してきている」と評価した。
27日の日本高野連の理事会・評議員会で、来年度以降制度化される特待生枠が決まる。西岡委員長は「ルール破りは考えられず、ペナルティーを考える必要はない。守れない学校は(高野連を)脱退されるのでは」とし、罰則を設けない意向を示した。【来住哲司】
◇制度化へ懸念も
今年度の野球特待生制度採用校の実態調査で、「野球特待生は1学年5人以下」のガイドラインが年々浸透してきたことがうかがえる結果になった。ガイドラインを超える学校は09年度から年々減少。ただし「ゼロ」には遠く、来年度以降の制度化に向け懸念も残る。
09年度と昨年度は5月末の調査結果だが、今回は今月27日の理事会・評議員会で来年度以降の特待生枠を決めるため、4月11日にアンケートを締め切った。
特待生採用校延べ461校のうち、0人を含む5人以下が435校。1校あたり最も多く採用したのは17人。この学校は昨年度も調査時点で最多の14人だったが、その後8人に減らした。10人以上採用した3校のうち2校は2年連続で10人以上になった。
現在3年生の野球特待生の在籍状況は、採用429校2109人のうち、部活動継続中は1941人(92%)で、退部84人、退学76人。現在2年生の在籍状況は452校2048人のうち継続中1964人(96%)、退部33人、退学44人。西岡氏は「退部が退学につながることを危惧したが、退部後も在学している生徒が多いのはよかった」と見解を示した。
日本高野連は大阪市内で19日に開いた第9回特待生問題私学検討部会で、今回の調査結果を報告。西岡氏によると、特待生の制度化に向けて私学側から「PTA会費などの免除の可否」などを明記するよう意見があったという。【来住哲司、藤田健志】
◇高校スポーツの特待生◇
サッカー、陸上など野球以外の高校スポーツを統括する全国高等学校体育連盟は08年3月、加盟校が生徒募集時に特待制度の内容を公表し、第三者の介入など過剰な行為を自主規制することなどを求める「特待生問題に関する全国高体連の見解」をまとめた。制度の内容や人数などは各校の判断に委ねている。
◇特待生採用人数の内訳◇
11年度 10年度 09年度
報告校数 461校 456校 431校
合計人数 1988人 2000人 2109人
0人 27校(6%) 26校(6%) 25校(6%)
1~5人 408校(89%)379校(83%) 315校(73%)
6人以上 26校(6%) 51校(11%) 91校(21%)
(うち10人以上3校 13校 34校)
※報告校数は軟式を含む延べ数、09、10年度は5月末集計時点の数字
◇野球特待生の採用在籍状況◇
10年度 09年度
採用校 452校 429校
採用人数 2048人 2109人
継続中 1964人 1941人
休部中 4人 3人
退部 33人 84人
休学 0人 0人
退学(転校を含む)44人 76人
特待取り消し 3人 5人
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110519-00000117-mai-base