【西井禎一のネット裏談義】年俸高騰…球団の身売り心配 | シンデレラマジックs01のブログ

【西井禎一のネット裏談義】年俸高騰…球団の身売り心配

底なしの不況を横目に、プロ野球選手の給料はアップしている。先日、日本プロ野球選手会が発表した選手会に加入している支配下選手734人の今季年俸調査結果によると、平均では前年比101万円増の3931万円で、調査を始めた1980年以降での最高額となった。何ともうらやましい限りである。
球団別では、阪神(5546万円)が3年連続トップで、2位ソフトバンク(5278万円)、3位中日(4882万円)と続き、巨人(4729万円)は初めて4位に後退した。もっとも、ラミレスら9人の外国人を加えると、おそらく1位になるだろう。
米大リーグは、さらに景気がいい。今季の最高年俸はヤンキースのロドリゲスの3200万ドル(約26億円)。開幕ベンチ入り選手の平均年俸も330万ドル(約2億7千万円)。日本とは比べものにならない巨額なテレビ放映権料などが財源になっているとはいえ、まさにケタ外れ。
日本で初めて1億円プレーヤーとなったのは、87年にロッテから中日に移籍した落合(現中日監督)。その後、FA制度の導入やそれに伴う複数年契約の増加。さらに代理人交渉が認められたこともあって、いまでは5億円で現役日本人選手の最高給取りとなった日本ハムのダルビッシュをはじめ1億円以上は最多の80人を数える。
豊富な資金力にモノを言わせ毎年、FA補強を繰り返しながら、開幕から思わぬもたつきをみせている阪神首脳の「年俸に見合う活躍をしてほしい」というボヤキはともかく、赤字を抱える球団にとって、歯止めがきかない年俸高騰は、経営のさらなる圧迫につながりかねない。球界を再び揺るがす身売り話が持ち上がらないか気掛かりである。(運動部編集委員)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110517-00000129-san-base