遠藤弾!岡崎弾!喪章突き上げ、日本がひとつに…復興支援マッチ | シンデレラマジックs01のブログ

遠藤弾!岡崎弾!喪章突き上げ、日本がひとつに…復興支援マッチ

◆東北地方太平洋沖地震復興支援チャリティーマッチ がんばろうニッポン! 日本代表2―1Jリーグ選抜(29日・長居スタジアム) ザック・ジャパンが意地と誇りを見せつけて、被災地にエールを送った。前半15分にMF遠藤保仁(31)=G大阪=の直接FKで先制すると、同19分にはFW本田圭佑(24)=CSKAモスクワ=のアシストからFW岡崎慎司(24)=シュツットガルト=が追加点。Jリーグ選抜に2―1で快勝した。J選抜では被災地の仙台所属のMF関口訓充(25)、岩手県出身のMF小笠原満男(31)=鹿島=が魂のプレーを披露した。
遠く離れた東北の地に向けて、大阪の夜空から思いを届けた。前半15分、遠藤のFKで先制した日本代表イレブンは、自軍のベンチへ走った。控え選手も集まり、26人が腕につけていた喪章を外して天にかざした。試合前にDF槙野が考案したゴールパフォーマンス。輪の傍らでほほ笑んでいたザッケローニ監督は「一丸となってやることができた。たくさんのサポーターにお礼を言いたい」と満足そうに振り返った。
すべての攻撃は本田圭から始まった。前半14分に中沢のパスをカットしてドリブル突破。ファウルを誘い、先制点につながるFKが生まれた。同19分には中央で岡崎にスルーパスを通して2点目をアシスト。ゴール後は岡崎と抱き合い、スタンドに向かって「ヨッシャー」とほえた。「全力でプレーすることしか頭になかった」。前半だけで退いたが、圧倒的な存在感で全2得点に絡んだ。
サッカーを愛するすべての人が一つになった。両軍の選手が同じ白のTシャツを着て入場。遠藤は「みんなと共に」、中村俊は「希望を持って頑張ってください」とメッセージを書き込んだ。全選手が肩を組んで国歌斉唱。キックオフ直前にはセンターサークルで輪を作り、被災地に黙とうをささげた。J選抜のベンチ裏には、選手が寄せ書きをした2枚の日の丸が掲げられた。試合後は全員がスタジアムを1周して声援に応えた。
本来は25日にモンテネグロ戦、この日はニュージーランド戦が行われる予定だったが、震災の影響で急きょJ選抜との慈善試合が決まった。試合までわずか12日間しかなかったが、日本協会とJリーグの関係者が不眠不休で尽力し、開催にこぎつけた。史上最多となる12人もの欧州組を招集して新システムを敢行。指揮官は「準備期間が3日間しかなかったのにいいプレーができた」と学習能力の高さに驚いた。就任から9試合連続で負けなしだ。
岡崎は「ヤットさん(遠藤)のゴールも、自分のゴールも被災地を支援する懸け橋になればいい」と話した。その言葉通り、両軍の3得点は美しい弧を描いていた。4万613人の大観衆で埋まったドリームマッチは、新たな虹をかけて幕を閉じた。

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