由無し事 | Text or Nothing

由無し事

不覚にも1ヶ月ほどブログを休んでしまったので、何か書こうと思う。引っ越して以来カメラを使わずにいたために、由無しごとというか、由無きことを取り上げる機会を逸していた。とりあえず近頃起こったこと・考えたことを写真なしでまとめてみたい。

1. ミニサイズのカップヌードルを食べた
東北からフランスへやって来た知人の知り合いの方が、帰り際にミニサイズのカップヌードル(お醤油味・シーフード味各1個)をくれた。手元には、自分で日本から持ってきたレギュラーサイズのシーフード味が1個だけあったので、原材料などを比べてみたところ、見事に一致した。いつでもどこでも同じ味とはすばらしいと思った。というのも、一つだけ違いがあったからだ。それは製造工場。

自分が持ってきたカップヌードルは、関東工場製だったのにたいし、いただきもののほうは滋賀工場製だった。つまり滋賀で作られたものが東北で売られているということになる(プレゼントしてくれたのは宮城県仙台の方。関空ではなく成田経由でフランスに来たらしい)。地震・津波・原発事故の余波なのか?とりあえず、滋賀のカップヌードル、麺が美味しゅうござました~。けれど、ケーキでもパンでもカップヌードルでも、なんでも大きいものの方が美味しいように思う。

2. 卵を泡立ててからキッシュを作った
写真が無くて意味不明で申し訳ないが、これがまた美味しくできたのだ。キッシュはワンボールでできて簡単というイメージがあるが、できれば卵を電動泡立て器で泡立てて一手間かけるといっそう美味しくなる。さらに、カッテージチーズリコッタチーズを使うとますます食感が良くなる。それと、液体を多くしすぎると、焼いても焼いても生っぽくなるので、生クリームや牛乳より、サワークリムを使うとよい。キッシュといえばフランス(特にロレーヌ地方か)だけれど、イタリア人も似たようなものを作るし、彼らの方が作り方にうるさい。イタリア人に習ったことを見よう見まねで実現してみたら美味しくできた。

3. ムンク展に行った
ポンピドゥーセンターに行って、エドゥアール・ムンク(読み方が間違っているかも知れない)の作品を見てきた。ムンクの『叫び』こそはなかったが、むしろムンクという画家はたんに『叫び』だけで知られているわけではないと納得。ムンクの絵は、19世紀末から20世紀初めの印象派やシュールレアリスムの影響を色濃く反映しながら、彼独自の手法で、平面に立体性(つまり奥行き)を与える工夫が凝らされているのが特徴的である。室内の絵なら、奥の方に扉があってそのむこうの部屋が見え、屋外の絵なら、手前の馬や人がさらにこちらに向かってくる(飛び出してくる)ような配置になっている。
肝心の『叫び』のあのお化けみたいな顔だが、あれはムンクの絵によく見られる、「絵の中にいながらこちらを見ている証人」のひとりなのだ。ムンクは絵画を劇場化しようと計ったそうで、あの叫んでいる人は、舞台と観客をつなぐ役割、つまり絵を額縁の中に閉じこめず、見る人を絵の空間に引き込むような仕掛けと考えられる。ちょっと文字だけで説明するのは難しいので、後日なにか画像とともにあらためたいものだが。