左から順にインソール、つま先の芯、踵の芯、シャンク(木製「」ブナ)、ウェルト、アウトソール、ヒール
⚫️ビスポーク・シューズに用いられる素材についてご紹介します。
写真の通り、ヒールトップリフトの踵ラバー以外は全てレザーで構成しています。
柔らかく足馴染みがよいため、余程のサイズ選びの間違いをしない限り靴擦れは起きません。
既製品と比べたとき、特に大きな違いは「インソール」、「芯」です。
インソール、芯はお客さんには見えない部分なので、殆どの大量生産品の場合、硬い人口素材を使われていますが、ビスポークでは全て革です。
このパーツが硬いか柔らかいかで履き心地は大きく異なるのです。
さらに履き心地だけでなく、デザイン性にも影響があります。
癖付けと言って、革には形状記憶の性質があり、
例えば、つま先の芯をチゼルトゥなどの木型に2〜3日にち癖付けすることで、つま先に角を付けたデザインを表現することができるのです。
この工程には手間と時間が掛かるため、ビスポークだけのディテールとなります。
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