8/24~26日、 三重県・鈴鹿サーキットにて、今年から開催される鈴鹿10時間
耐久レース「第47回サマーエンデュランス鈴鹿10時間耐久レース」25日予選26日
決勝が行われました。 昨年までは真夏の最大イベント「鈴鹿1000km」に変わり
世界のGT3マシンが鈴鹿に集結 賞金総額1億円のビックレース、初開催となる
鈴鹿10Hを盛り上げる。レースウィーク前の23日には鈴鹿市主催による
「鈴鹿モータースポーツフェスティバル」が予定されサーキットを出発し鈴鹿市内を
レース車両が公道でパレード走行が行なわれる予定でしたが、接近する台風20号の
影響もあり安全を最優先に行われる予定のイベントはすべて中止になりました。

予選の行われる25日は朝から快晴、今年の夏は猛暑日の記録を更新するなど、ここ鈴鹿
サーキット例外ではなく早くに30℃を超える気温になりましたが、「鈴鹿10H」開催を
待ちわびたモータースポーツファンやお子様を連れたご家族連れの方々が来場しました。



入場ゲートを超えGPスクエアへ、イベント広場に特設ステージが設けられ
ステージ前にはデコトラ(デコレーションされたトラック)サントリービールが
タイトルスポンサー「夏フェス サントリーオールフリー泡トラ」エリアに変身、
10名からなる有名DJによる ダンスミュージックのパフォーマンス「鈴鹿10H」を盛り上げる。


今回の「鈴鹿10H」には日本のSUPERGT参戦しているチームを筆頭に各国から計35チームが
エントリー、タイヤはピレリタイヤのワンメイク、ポルシェ・ベンツ・フェラーリ・ランボルギーニなどに
対し日本車勢では、Honda NSX GT3・NISSAN GT-R NISMO GT3参戦サポートレースでは
フェラーリ・ポルシェGT3レースが開催されました。



パドックでは午後から始まる予選に向けてメカニック各チームとも車を仕上げて行く。
国内参戦組のJLOCチームは#88#87号車の2台エントリー、エヴァンゲリオンレーシング
とのタッグ、ピットウォークではRQとともにエヴァカラーのウラカンGT3にも注目が!
13:00~鈴鹿10時間耐久レースのグリッド決める予選BBS EXCITING ATTACKが行われ
#28 HubAuto Corsa Ferrari 488 GT3が2'01.740 のタイムを出し初開催の「鈴鹿10H」
ポールポジションを獲得しました。

8月26日決勝、天候は快晴気温は8時には30℃を超え路面温度も上昇、グランドスタンド
へは多くのモータースポーツファンが「鈴鹿10H」のスタートを待つ。

スタート前グリッドウォークでは国内戦とは違いル・マン方式のようにウォールに斜めに
マシンを整列停車させウォークに参加したファンはマシンの近くまで行く事ができ、思い
思いにドライバーと写真を撮ったり身近にマシンを見たりと、短い時間ではありましたが
楽しい時間を過ごしました。海外戦ならではの光景?チームメカニックによる決意表明!
沢山のカメラが向けられていました。


「鈴鹿10H」旗をなびかせながらトレーラーを先導に国内外のスポーツカーによるパレード
ランが1周行われ、いよいよフォーメーションラップへしかしここでアクシデント発生、
ポールポジションからスタートの#28号車フェラーリがスタート出来ずエンジンは再始動
したものの審議対象に10:00~10時間耐久レーススタート。



スタート時気温は32℃路面温度は44℃に、レースは序盤から動き出す#28号車は審議の
のちペナルティを課せられ順位を下げ、予選2番手スタートの#888号車Mercedes-AMG
Team GruppeM Racingがトップ浮上し後続を引き離しながら周回を重ねる。






トップに躍り出た#888 Mercedes-AMG Team GruppeM Racingは順調に周回を消化、
レース中盤レースアクシデントによるFCY(フルコースイエロー)が導入されるも巧みな
ピット戦術で順位を落とす事なく2位#43号車を抑え、10時間を走り切り276周を周回
初開催「鈴鹿10H」総合優勝を飾る。



日本からの参戦チームでは予選21番手からの決勝レースを戦うこととなった
#00 Mercedes-AMG Team GOOD SMILE 谷口信輝/片岡龍也/小林可夢偉組が
5位入賞#21 Audi Team Hitotsuyama R・ライアン/富田竜一郎/アレッシオ・
ピカリエロ組が総合8位入賞となりました。
1987年鈴鹿サーキットで初開催された鈴鹿F1日本グランプリから今年が30回記念大会
来月10/5(金)~7(日)三重県・鈴鹿サーキットで行われます。
30回記念大会イベント、往年の名車・レジェンドドライバーの来場が決定しています。
詳しくは鈴鹿サーキットHP(http://www.suzukacircuit.jp/f1/)をご覧下さい。
<編集後記>
今回の取材に際し、㈱モビリティランド様関係各所チーム関係の皆様、
取材の機会を頂き改めて御礼申しあげます。
< Photo & Report by E. Ebato >