2023年JAF全日本ラリー選手権第6戦

「2023ARKラリー・カムイ」

 

『大会のひとコマ』

 

 

写真提供&レポート:札幌市米屋賢吾さん

 

 

1 HQ

 

HQは今年もニセコアンヌプリ国際スキー場センターハウスに設置。

 

 

 

 

大会表彰楯と、SSが開設される蘭越町の特産品「らんこし米」が副賞として展示。

 

 

 

2 開会式

 

開会式、ドライバーズブリーフィングはセンターハウス「ヌックアンヌプリ」にて開催

 

 

大会会長として金秀幸蘭越町長が歓迎の挨拶

 

 

 

 

 

ブリーフィングでは吉村圭祐・競技長より説明

 

 

 

一同に会する開会式では地元、北海道大学自動車部OBが一堂に集う一葉も。

 

 

3 追悼七田定明氏

 

6月22日に急逝された九州グラベルモータスポーツクラブ代表七田定明氏の追悼コーナーがHQに設営された。

今大会も競技役員として計時委員長を務める予定だった。

 

 

 

 

黎明期より選手として、主催としてラリー振興に尽力された氏の功績を称え、

組織委員長竹道雄康氏の発起により全選手での黙祷が行われた。

 

 

2022年全日本ラリー第2戦新城ラリーにて 

(左はAGMSC北海道代表の田畑邦夫氏)

 

 

4 スタート

 

サービスと同じ、スキー場駐車場に設置。

 

 

昨年チャンピオン、ヘイキ・コバライネン選手/北川紗衣選手組は

LEG1SS1でリタイアしてしまったが、注目を浴びていた。

なおスタートフラッグは大会会長の金秀幸蘭越町長。

 

 

5 サービス

 

サービスパークはスキー場駐車場に設営。

 

 

タイヤサービスはダンロップ、ヨコハマタイヤ。

 

 

XCRスプリントカップ北海道で参戦のエクリプスPHEVは久々に三菱ワークスの装い。

 

 

リタイヤ ヘイキ・コバライネン/北川紗衣選手組(ファビア) 

(チーム監督 CMSC愛知・牧野タイソン  チーフメカニック CMSC愛知・吉野正則)

 

奥中)チーム監督 CMSC愛知・牧野タイソン  左)チーフメカニック CMSC愛知・吉野正則

 

 

 

松倉拓郎/CMSC道北・尼子祥一選手組(デミオ) JN5クラス優勝 

 

 

 

JN5クラス9位 CMSC長崎・三苫和義/遠藤彰選手組

 

 

 

 

 

 

 

 

奴田原文雄/東駿吾選手組(GRヤリス) JN2クラス優勝 

 

左)メカニック CMSC神奈川・畦地和雄

 

メカニック CMSC神奈川・畦地和雄

 

 

CMSC岐阜・三枝聖弥/船木一祥選手組JN2クラス4位

 

 

 

 

 

 

 

 

関根正人/CMSC札幌・松川萌子選手組JN2クラス5位 

 

 

 

 

 

6 フィニッシュ

 

アンヌプリ峰を見上げて、最終TC待ちのマシン。

 

 

 

特筆すべきはJN5クラス#39松倉拓郎/CMSC道北・尼子祥一組の全日本ラリー初優勝。

松倉選手は北海道ラリーストの若手一人者として、スポット参戦でも好成績を常に残している選手。

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

フィニッシュゲート前では完走を果たした各選手が通過。


 

 

 

7 蘭越ニセコ点描

 

サービス拠点のニセコアンヌプリスキー場から車で10分程度のニセコ湯本温泉大湯沼は、

温泉の沸く沼として多くの観光客が訪れる場所である。

 

しかし地熱発電開発のボーリング作業で噴出した蒸気のニュースは記憶に新しい。

高々と上がるさま見事だが毒素の流失など大きな社会問題となっている。

特に米処でもある蘭越町は風評被害も懸念され、早急の鎮静化を願わずにはいられない。

 

 

ニセコ駅は全国的に珍しい「カタカナ」表記駅であり、スキーレジャーの交通拠点として栄えた駅でもある。

北海道新幹線、札幌延伸でここの函館本線も廃止が実に惜しく感じる。

 

 

古い鉄道ファンでは有名なSL撮影のメッカでもあったが、

現在もSLの展示やリゾート列車の保存も行われる等鉄道遺産の継承地としての面がある。

駅前の石積み倉庫群も鉄道遺産の名残とも言える

(現在はイベント会場としても利用されている。)

 

 

 

 

 

 

ニセコアンヌプリ峰は冬はウィンタースポーツとして、夏は各種アウトドア体験の拠点して通年楽しまれる地だ。

ラリーフィニッシュ当日は絶好のスカイスポーツ日和だったのか、

ハングライダー、パラセーリングが空高々と舞っていた。