2018年JAF全日本ラリー選手権第6戦
「2018 Sammy ARK ラリー・カムイ」
大会のひとコマ
(写真提供&コメント:札幌市 米屋賢吾さん)
1 SS

① SSは、今回は蘭越町の林道を中心に展開。昨年も使用したコースもあるが、狭く浮き砂利的な感じのルーズなグラベルの印象。
また北海道ではここ数週間、エゾ梅雨として天候も芳しくなく、晴れていても路面は所々ウエットで各選手を苦しめていた。


② LEG2のSS8、10のORCHID~日本語で「蘭」~は、今回最長の22.91km。
グラベル路面だけでなく、舗装路や橋も多く、またこの日は雨ということであって、路面状況の変化は難しいコースだったと思う。
③ 取材者の車もすっかり泥まみれになってしまった。
2 サービス会場


①② サービス会場やHQが置かれたのは、ニセコモイワスキー場。
冬はもちろんゲレンデとなり、大会事務局やメディアセンターはセンターロッジに設けられた。


③ シーズン中はレストランとして賑わうNiseko Lodge Moiwa 834 は審査委員会やゲストのレストランとして使用されていた。
④ 車検場も普段はゲレンデで使用される機材の点検整備場で、リフト設備や倉庫でもあるので悪天候でも検査員にとっては作業のしやすい会場だったようだ。


⑤⑥⑦ 今回はマンガ&アニメの人気作品「ゴールデンカムイ」とのコラボレーションで金色にカラーリングされた「ゴールデンカムイ号」が000カーを勤めた。


3 ニセコ駅


①② ホストタウンとなったニセコ町。
昨今は海外から多くのスキー客が訪れる、言わずとした日本有数のスキーリゾート地として有名だ。
今回は視点を変えて、かつて多くの旅客、SLファンで人気だったニセコ駅を紹介したい。
ヨーロッパ調の駅舎、またカタカナでの町名駅名で有名な駅でもあるが、かつては青函航路から道央方面への一大輸送ルート函館本線の駅である。
この地を有名にしたのは、SL末期、国内最大の蒸気機関車C62型重連による「急行ニセコ」の運行によるものだろう。
小樽から出発した列車はここで、給水や給炭をし、再び函館に向けて力走する基点駅でもあった。


④ ニセコ駅前温泉 綺羅乃湯
今回は立ち寄らなかったが、駅前には温泉も沸く。ラリー帰り、スキー帰りに立ち寄るのにも良い場所と思う。
4 開会式&ウエルカムパーティ


① 開会式(含むブリーフィング)はニセコモイワセンターロッジ2階で行われた。

② 組織委員 前列 右から 上村賢司・競技会審査委員長 加藤正美・審査委員 中田省吾・審査委員 竹道雄康・大会組織委員長(TEAM ARK 代表) 永井真・競技長 松田保夫・コース委員長 吉村圭祐計時委員長

③ 大会役員 左から片山健也・大会名誉顧問(ニセコ町町長) 金英行・大会会長(蘭越町町長)
西江栄二・大会顧問(倶知安町町長) 佐々木和見・大会顧問(真狩村村長) 勝木雅嗣・大会顧問(北海道後志総合振興局局長)

④ 開会式に引き続きドライバーズブリーフィング。 永井真・競技長による競技説明。

北海道ならではのスープカレーやラーメンサラダ等、地元食材がふんだんに振舞われた。


⑤ 右は竹道雄康・大会組織委員長。
➅ 中締めはSS区間の蘭越町町長、金秀行・大会会長によるエールで締められた。
5 宿泊


① 今回の宿泊はニセコ東山にあるブラックダイヤモンドロッジさん。
多客期はやはり冬ということで、今回はかなりリーズナブルに宿泊することが出きた。
風呂はないが(共同シャワーあり)、ニセコ各温泉施設の優待割引券をフロントで貰うことができた。もちろんラリー期間中は多いに利用させていただいた。


③④ 宿の近くには高橋牧場ミルク工房があり、各乳製品を買い求めることもできる。
もちろんイートインもOKだ。

⑤ 今回は工房自慢の飲むヨーグルトを購入。濃厚だがしつこくない、飲みやすいので老若男女問わずにおすすめだ。

➅ 工房からは羊蹄山が一望できるはずなのだが、ラリー期間中はついぞ望むことは出来なかった。
6 道の駅

① 地域の道の駅はクラウドファンディングのソフトクリーム取り扱い(※)となっていた。
※5000円以上のクラウドファンディングに応募すると、観戦券 プログラムなどの他にソフトクリームが地域の道の駅でもらえる。クラウドファンディングでラリーを支援するという面白い試みだ。


② 道の駅 ニセコビュープラザ ③ 道の駅 真狩フラワーセンター

④ 道の駅 らんこし・ふるさとの丘。リエゾン区間にある。
特にLEG1は晴天となりかなり蒸し暑かったので、観戦に甘味、そしてリエゾン観戦には持ってこいんの会場だった。