2016年全日本ダートトライアル選手権第7戦
スーパートライアル in 今庄」
大会のひとコマと旅の途中
その2 大会当日(土曜日公開練習 日曜日決勝)
1 土曜日のパドック


①CMSC神奈川・下屋敷勝弘選手は公開練習21本目のゴール手前の島周りで、インに乗りあげ転倒。エンジンまで押してしまい明日の朝までの修理は不可能。残念ながら明日の決勝は諦めました。せっかく今年の今庄JAFカップ参加の下見を兼ねてエントリーしたのに、明日はしっかりギャラリーしますと。
② 転倒5秒前。

③土曜日は暑い一日でした。CMSC本部・田口勝彦選手からスポンサーのマッドクロックを2本貰い、元気回復。
2 今庄宿

①②公開練習終了後、今庄宿を散策。写真は今庄宿の入り口です。後ろは北陸本線特急サンダーバード大阪行き。今庄駅には停まりません。

③北陸本線今庄駅は改装中でした。




④⑤⑥⑦京から北陸への玄関口に位置する今庄は、古くから交通の要衝でした。江戸時代には越前有数の宿場町として栄えました。変わることのない旧北国街道、町割り、街道沿いに袖卯立(そでうだつ)の連なる町屋の景観が、当時の面影を残しています。

⑧今庄宿本陣跡。江戸時代、大名や幕府役人などが泊まる宿で、一般の旅人が泊まる宿屋ではありません。


⑨⑩江戸時代からの酒蔵が今でも4軒残っています。
3 日曜日朝(開会式まで)

①今回は愛知県春日井市の野田久継さん(左)が撮影の助っ人参加。プレス受付担当は(株)ゼストの松下和樹さん(右)。


②大会本部兼総合受付。
③名古屋在住のラリーコドライバーの高橋浩子さんがオフィシャル参加。受付担当でした。


④SA2クラスCMSC岐阜・北村和浩選手は前戦第6戦丸和で今季3勝目を挙げて、得意の地元今庄に臨み気合十分。カメラを向けると「任せとけ!」のガッツポーズ。
⑤SA2クラスCMSC道北・鎌田卓麻選手は今季2勝と北村選手より1つ優勝は少ないですが、2位2回3位1回が効いて目下85ポイント。2位の北村選手81を上回り、ポイントリーダー。


⑥DクラスCMSC広島・河内渉選手も前戦第6戦丸和で今季2勝目を挙げて、元気一杯。今季すでに4勝を挙げて4年連続チャンピオンに大手をかけている谷田川敏幸選手との一騎打ちは、今回何が何でも勝って谷田川選手のチャンピオン確定を阻止して、地元タカタの最終戦に縺れ込みたいところ。
⑦第1戦丸和を制したN1クラスCMSC栃木・古沢和夫選手は前戦第6戦丸和でも3位を獲得。暑い今庄に扇風機を持ち込みました。古沢選手はチャンピオンの芽はなくなりましたが、今年はシリーズ上位成績を残すべく最終戦まで残り2戦を戦う計画です。

⑧SA2クラスCMSC岐阜・田上正彦選手とSC2クラスCMSC兵庫・吉村修選手は朝の慣熟歩行を済ませた後、今回は埃対策でクラス間の水撒きが2回、しかもたっぷり撒くので92Rが穿けるかどうか?ダンロップの担当者とタイヤ選択の相談中。
4 開会式


①開会式に先立ち、長い間の闘病生活も薬石効なく8月1日に亡くなった元全日本ダートトライアルDクラスチャンピオンの大井義浩さんを偲び、1分間の黙とうを捧げました。大井さんは今年5月の第3戦スナガワに奥様のこずゑさんとともに観戦に来られていましたが、今思うにダートトライアル仲間との永久のお別れをしに来たのではと、しみじみ思いました。
②開会式は大会名誉会長の地元南越前町の川野順万(のぶかず)町長が歓迎の挨拶。お供は南越前町海山里PR隊のお嬢さん。町長は昨年も同じでしたが、PR隊は毎年交代のようです。

③大会役員は前列右から(空席は川野名誉会長挨拶中)、武山策彌大会会長・組織委員長、槇田龍史審査委員長、坂本光弘審査委員、福田淳三審査委員、嶽下宗男組織委員、落合啓司計時委員長、三輪智広コース委員長、川西信之技術委員長、村瀬秋男事務局長。


④⑤全員参加の選手席。前の方の選手席は朝日をまともに浴びて暑そう、かつまぶしそうでした。
5 昼の慣熟歩行

①本日の決勝コース。


②CMSC福岡の馬場一裕選手は小学校の先生。西元直行アナウンサーは学校に競技車エボ10で出勤していると放送。本人に聞くとエボ10ではなく、ノーマルのコルトが通勤車と返事。
③先週は全日本ラリー第6戦モントレー(群馬県)でK-0neチームのサービス参加していたDクラスCMSC長野・山本康徳選手(右)。ボディカラーが昨年の黄色からオレンジのK―Oneカラーになって成績がUP。看板を背負うと下手な試合はできないと。


④PN2クラスCMSC岐阜・奥村直樹選手(右)は「とりあえず今年はシード権獲得を目指して残り2戦しっかり戦います! 」。結果は大殊勲の優勝。左は同じK-OneチームのSA2クラス三浦昂選手。三浦選手は毎年正月のダカールラリーに参戦。今年は市販車クラス5位の成績でした。中(パラソル)のN1クラス山本悠太選手は2014年全日本ダートラN1クラスチャンピオンで去年は活動休止、2年ぶり参加。先週末の全日本ラリー第6戦(モントレー)ではラリー初チャレンジながらいきなりJN2クラス優勝してしまいました。果たして復帰のダートラではどんな成績を挙げるやら。
⑤SA2クラスCMSC福島・スキンヘッド佐々木選手は1988年のソウルオリンピック、柔道代表候補強化選手でした。ついたあだ名が「ダートラ界の用心棒」。佐々木選手が走るとテーマミュージックは「荒野の用心棒」。左後方(パラソル)に目下PN1クラスポイント2位のCMSC札幌・宝田ケンシロー選手の顔がチラリ。


⑥SC2クラスCMSC千葉・ヨレヨレトモキ選手は前戦第6戦丸和では6位ゲット。2010年第7戦コスモスパーク以来の表彰式出席となり、ご機嫌でしたが、今庄でも期待してたのですが1本目11位。(結果13位)
⑦昨年のSA2クラスチャンピオンCMSC群馬・荒井信介選手はなんと今季未勝利。シリーズポイントでは3位の位置にいますが勝てないまま今シーズン終わってしまうのか?ここ2戦2位と来たのでそろそろその上の成績が期待されます。(結果は見事優勝)右はN2クラスCMSC福島・星盛政選手。


⑧N2クラスCMSC京都・矢本裕之選手(右)は、ここ今庄は一昨年全日本初優勝を果たした相性の良いコース。1本目6位。今年は第3戦スナガワで3位、第4戦門前で2位と大駆けしているので、2本目に期待。結果優勝!一緒に歩くのは同じくN2クラス北條倫史選手。
⑨N2クラスCMSC神奈川・大橋邦彦選手(左)は1本目14位に低迷。(結果17位と更に降下)
SA2クラスCMSC神奈川・川村永二選手(右)は「速いぞ川村!重いぞ川村!」。1本目6位でした。(結果も6位)


⑩SA2クラスCMSC浜松・太田延昭選手は1本目完走のビリの照れ笑い。失敗原因は聞き洩らしました。(結果10位まで回復。1ポイント獲得)
⑪SC2クラスCMSC兵庫・吉村修選手は1本目1位と指でジェスチャー。4勝目なるか?SC2クラスはCMSC本部・田口勝彦選手も3勝を挙げ、2人でSC2クラス優勝を独占。第7戦今庄でどちらが勝ってもシリーズチャンピオン争いは第8戦タカタの最終戦まで縺れ込みそう。


⑫DクラスCMSC広島・河内渉選手(左)は1本目1位と、同じく指でジェスチャー。2本目も期待できそう。結果優勝するも谷田川敏幸選手が2位に入ったため、チャンピオンは谷田川選手に確定。右は九州ダートラ界のスーパースターことSC2クラスCMSC福岡・岩下幸広選手。
⑬SA2クラスCMSC岐阜・田上正彦選手(右)は得意の地元コースで案の定1本目1位。2本目優勝タイムは上がると予想、田上選手の走りに期待がかかります。(結果5位) 一緒に歩くのは
この試合で2年連続チャンピオンを賭けるにN2クラス黒木陽介選手。

⑭N2クラスCMSC岐阜・角皆昭久選手も得意の地元コースで1本目2位上々ににっこり。(2本目タイムアップするも結果6位に降下)
6 第2ヒート終了後


①DクラスCMSC広島・河内渉選手はついに今季3勝目。チャンピオンは谷田川敏幸選手に渡ったものの、見事な走りっぷりでギャラリーを魅了。地元での最終戦も楽しみです。
②PN2クラスCMSC岐阜・奥村直樹選手(右)は2014年に後輪駆動のPNクラスに転向して初の優勝は勿論、2009年第1戦でSC2クラスにランサーで優勝以来何と7年半ぶりの美酒。左はSC1クラス松田宏毅選手。

③永田(旧姓西川)美佳さんはご主人と一緒に愛知県豊田市の自宅から久々観戦・応援に。久々のご対面でした。


④SA2クラスCMSC岐阜・田上正彦選手は第2日ヒートゴール直前島周りで、前面をクラッシュそのままゴールして5位。クラッシュがなければ優勝あるいは2位だったかもしれないだけに惜しい結果でした。幸い修理はバンパとインタークーラー程度に済みそうで内心ホッとしていました。
⑤N2クラスCMSC浜松・伏見浩二選手は、地元今庄は2014年6位2015年7位と好結果を残していますが、今年は不本意な14位に終わり、カメラを向けると伏し目がちでした。
7 表彰式

①PN1クラス。優勝はCMSC札幌・宝田ケンシロー(代理) 2位山崎利博、3位福山重義、4位上野倫広、5位児島泰、6位佐藤卓也の各選手。チャンピオン争いは最終戦で宝田、児島両選手の一騎打ち。

②PN2クラス。優勝はCMSC岐阜・奥村直樹、2位鳥居晴彦、3位須田行雄、4位竹本幸広、5位矢野淳一郎、6位櫻井貴章の各選手。チャンピオンは川島秀樹選手確定。

③N1クラス。優勝は岡翔太、2位細木智矢、3位森大士、4位CMSC栃木・古沢和夫、5位仲健太郎、6位前田蔵人の各選手。チャンピオンは岡選手確定。

④N2クラス。優勝はCMSC京都・矢本裕之、2位CMSC福島・星盛政、3位CMSC山形・伊藤久、4位黒木陽介、5位CMSC神奈川・影山浩一郎、6位CMSC岐阜・角皆昭久の各選手。チャンピオンは黒木選手確定。

⑤SA1クラス。優勝は中島孝恭、2位崎山晶、3位CMSC仙台・稲葉幸嗣、4位太田智喜、5位CMSC長野・飯島千尋、6位工藤清美の各選手。チャンピオン争いは最終戦で中島、稲葉両選手の一騎打ち。

⑥SA2クラス。優勝はCMSC群馬・荒井信介、2位CMSC道北・鎌田卓麻、3位CMSC青森・大西康弘、4位CMSC岐阜・北村和浩、5位CMSC岐阜・田上正彦、6位CMSC神奈川・川村永二の各選手。なんと6位まで全員CMSC選手でした。チャンピオン争いは最終戦で鎌田、北村両選手の一騎打ち。

⑦SC1クラス。優勝は山崎迅人、2位中沼貴弘、3位西尾忠、4位松田宏毅、5位大西雅也の各選手。チャンピオン争いは最終戦で西尾、山崎両選手の一騎打ち。

⑧SC2クラス。優勝はCMSC兵庫・吉村修、2位梶岡悟、3位CMSC本部・田口勝彦、4位CMSC千葉・平塚忠博、5位磯貝雄一、6位上村智也の各選手。チャンピオン争いは最終戦で田口、吉村両選手の一騎打ち。

⑨Dクラス。優勝はCMSC広島・河内渉、2位谷田川敏幸、3位亀山晃、4位亀田幸弘、5位目黒亮、6位渡辺徹の各選手。チャンピオンは谷田川選手確定。