スーパー耐久シリーズ2016 第4戦


「富士 SUPER TEC 」


大会のひとコマ



(撮影&コメント 江波戸栄三郎)


 

1 CMSC山形20、30号車




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①②CMSC山形20号車がシリーズクラス3位で迎えた2016年第4戦「富士」は、シリーズ最長の9時間耐久レース。前回の鈴鹿から約3ヶ月、チーム監督のCMSC山形・小川日出生会長を筆頭に、チームが一丸となっての努力もあり予選を20号車はクラストップ。30号車も予選3位と好位置から決勝レースを迎える。





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③④⑤決勝レース前グリッドウォークでは和やかな雰囲気の中ではあるが、気になるのは天候。台風の接近もあり、天候が不安定。路面状況によるタイヤ選択、交換時期を誤ると順位が危うい。もし台風がまともに来れば9時間の長丁場は更に一層タフなレースになりそうだ。





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⑥9月4日8時58分決勝スタート。路面は濡れているがチームはすぐに乾くことを予想してドライタイヤを装着。


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⑦⑧1コーナーの進入では30号車が先行、その後数周にわたり20号車とトップ争いを繰り広げる。時折小雨が降り出すが、天候は回復傾向にあり、雲の切れ間からは夏の日差しがサーキットに注ぐ。



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⑨⑩急な気温上昇でクールスーツを装着していないドライバーにとっては蒸し風呂状態。20号車下垣和也選手がトップを守り、ドライバー交代を終えるとすでに放心状態、



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⑪まだまだレースは序盤。30号車もドライバー交代&タイヤ交換&給油をミニマムタイムで完了。過酷な決勝レースとなりそうだ。





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⑫⑬3時間を過ぎ順調に周回を重ねる20号車はクラストップを走行。2位には目下ポイントリーダーの59号車。台風の進路が予想外に反れて、天候は晴れで推移。雨の心配はなくなったが、ドライバーは暑さとの戦いに。



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⑭チームは予定通りピットイン給油&ドライバー交代を迎える。準備も終わりマシンを待つが20号車にアクシデント発生、まさかの燃料切れ。数周ののちピットに戻るも、トップからは周回遅れに!



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⑮⑯順位は下げたものの周回を重ねる20号車と30号車。レースも後半戦から終盤に。


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⑰負の連鎖は30号車にも。レース序盤から水温上昇と戦いつつ走行していたが、ついに力尽きマシンストップ、リタイヤとなる。


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⑱⑲20号車も戦線離脱と思われていたが、チームは諦めていなかった。駆動系トラブルもパーツ交換をし、走行可能にマシンを仕上げた。シリーズを考えるとノーポイントは痛い。


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⑳㉑そこでチームは9時間耐久フィニッシュに合わせて20号車を1ラップ走らせる事を選択、近藤説秀選手に託す。



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㉒㉓CMSC山形20号車は不本意ではあるがST2クラス4位フィニッシュ。貴重なポイントを獲得して9時間耐久レースを終えた。







2 CMSC栃木36号車





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①②ST4クラスからヴィッツターボで参戦のCMSC栃木36号車は、今回予選クラス最下位ながらチームの雰囲気は明るい。過去3戦トラブルに悩まされ続けていたが、第4戦決勝を迎えて仕上りは順調のようだ。




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③チームにもベテランドライバー江原弘美・川中子和彦・椎根克彦の3選手に、新たに若手ドライバー連貴洋選手を加えて、9時間の決勝レースを迎える。


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   ④⑤⑥心配されたマシントラブルもチームの総合力でカバーし、レースを消化して行く。




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⑦⑧CMSC栃木36号車は終盤を迎えても力走が続き、ST4クラス23台出走中14位で無事完走。



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⑨⑩ドライバーからも笑みがこぼれる。

次戦岡山は相性のよいサーキット。次戦からの戦いに期待しましょう。