2016年全日本ダートトライアル選手権第2戦
「RASCAL SPRING TRIAL IN KYUSHU」
大会のひとコマと旅の途中
その3 大会後日
1 太宰府天満宮


①大会は終わりましたが、LCC飛行機が更に格安になる18日(月)20時30分発成田空港22時15分着の便を予約したため、18日は1日フリーとなるので、福岡観光を続けることにしました。西鉄天神駅チケットカウンターで「太宰府散策きっぷ」なるものを買って、いざ」!太宰府へ。
②「太宰府散策きっぷ」は天神駅「から太宰府駅までの往復乗車券800円に梅ケ枝餅360円分(@120円×3個)がセットになったお得な切符です。きっぷの右側に行きと帰りの乗車券、左側に梅ヶ枝餅引換券が付いていますが、天神駅に戻ってから撮影したので、真ん中が記念に残りました。



④⑤9時46分発10時13分着。所要時間は27分の太宰府観光列車「旅人-たびと」に乗れば二日市駅で乗り換えることなく、直通で太宰府駅まで行けます。


⑥太宰府駅。
⑦駅前ロータリーに変わった形の郵便ポストがありました。 全体が石造り。 上部には天満宮の 守り鳥である鷽(うそ)の石像が乗っています。正面を右に曲がるとすぐに天満宮の参道です。


⑧天満宮の参道。参道の両側には太宰府天満宮の名物「梅ヶ枝餅」を販売するお店が何軒 も連なっています。
⑨二ノ鳥居を過ぎた右側に「かさの家」があります。福岡空港や博多駅で販売されている梅ヶ枝餅が、この「かさの家」の梅ヶ枝餅ですが、ここ参道でも一番の人気店です。

⑩人気上位の「寺田屋」。参道左側一番奥、三ノ鳥居の手前にあります。
⑪かさの家はオートメーション化された機械焼きでしたが、寺田屋など手作りの店も多くあります。
なお、梅が枝餅には梅の花びらの形をした焼き印がありますが梅は入っていません。平安時代、菅原道真はいわれなき罪で太宰府に左遷され、罪人同様の生活を強いられていました。毎日の食事にも事欠くという暮らしぶりを見かねた浄明尼という老婆が、梅の枝に粟餅を巻き付けて道真に差し入れたという故事から梅ケ枝餅が作られるようになったそうです。

⑫三ノ鳥居。参道はここから左折して本殿まで続きます。
⑬途中心字池に架かる3つの太鼓橋を渡ります。三つ連なったこれらの橋は、「過去」「現在」「未来」を表し、これらを渡ることで身が清められるといいます。


⑮⑯本殿です。言わずもがな、“学問の神様”菅原道真が祀られています。

⑰太宰府天満宮のお守りメニューです。いろいろなお守りが沢山ありますが、孫用に「学業成就」のお守りを買いました。

⑱本殿から更に奥には、賑やかな参道とは打って変わって、梅林に囲まれた静寂な「北神苑」があります。せっかくなので休憩がてら「松島茶店」で梅ヶ枝餅を引き替えました。

⑲⑳3個引換えのはずなのに、うれしいことに1個おまけの4個と引換えになりました。1個はここで食べてしかもお茶まで頂いて、残り3個は自宅へのお土産となりました。



㉑㉒㉓㉔梅ヶ枝餅はもち米とうるち米で作った生地に小豆あんを包み、こんがりと焼き上げたもの。ここでは注文してから焼いてくれるので、じっくり手焼きを見学しました。
さて、2日前に食べた宮地嶽神社の「松ヶ枝餅」と、今日食べた太宰府天満宮の「梅ヶ枝餅」はどちらが美味しかったか?答えはどちらも甘さ控えめ、美味しくて甲乙つけがたいというところでした。大きさといい形といい良く似ていますが、値段もどちらも同じ120円とお手頃なのがうれしいですね。
2 大宰府政庁跡

①②大宰府とは7世紀後半から奈良・平安時代を通じて置かれた役所の名。大宰府は九州全体を治め、日本の西の守りとして防衛を、また外国との交渉の窓口でもあるなど重要な役割を果たしました。大宰府政庁跡は今では広い野原の史跡公園になっています。
2015年10月31日に、ももいろクローバーZが、古くは2002年に南こうせつ・海援隊・谷村新司・さだまさしも、ここでコンサートをしたそうです。
なお、歴史上の役所は【大宰府】、行政上地名等については【太宰府】と書くことが慣用化されています。太宰府市、太宰府天満宮は「太」の字です。

③建物が並んでいた跡に石碑が建ちレプリカの大きな礎石が並んでいます。この礎石の上に当時九州を治めていた政庁があったのだろうと往時をしのぶことができます。
⑤大宰府政庁南門跡

⑥⑦太宰府学校院跡。今は畑の中に石碑が立つだけです。九州管内の国司の子弟を対象とした官吏養成教育機関で、中国の「五経」「三史」等の書物を教科書に、政治・医術・算術・文章など、役人として必要なことを、約200人もの学生が学んでいました。
3 櫛田神社

①②太宰府を後に西鉄電車で天神に戻り、CMSC岐阜・櫛田正文選手の怪我平癒のお礼参りを兼ねて博多の総鎮守、櫛田神社を参拝しました。最寄り駅は地下鉄空港線祇園駅。


③櫛田神社にも聖なる領域と俗なる領域の秩序を維持するために、区域を限る「結界」の役目をする注連縄(しめなわ)があります。
④櫛田神社は博多祇園山笠が奉納される神社で、飾り山笠が一年中展示されています。

⑤櫛田の銀杏。樹齢千年とも言われ、長寿延命のシンボルとされる御神木です。たしか櫛田さんのうちにも大きな銀杏の木があります。櫛田さんには銀杏の御利益がありそうで、これからも長生きしてモータースポーツを続けてくださいね。
4 帰りの福岡空港と成田空港

①②4月18日(月)の福岡観光も終わり福岡空港に移動。福岡発20時25分発成田行きジェットスター最終便が、機体の到着遅れで何と30分遅れての出発となりました。当初は22時15分に成田に着いて、22時52分の京成電鉄最終電車に乗れば、日暮里、新宿で乗り換えて自宅最寄りの小田急線玉川学園前駅に25時17分に着くはずでしたが、万事休す。

③④成田で再び「北ウエイティングエリア」のお世話になり、翌朝始発の電車で自宅に帰りました。結局成田2晩、福岡3晩の長旅になりました。お疲れ様でした。