CMSC兵庫・大阪・京都 表敬訪問

旅の途中 その4 京都


1 南禅寺
    

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①②京都市左京区にある南禅寺は臨済宗南禅寺派大本山の寺院。南禅寺の敷地に入ってまず目に入る高さ22mもある巨大な三門=寺院を代表する正門は圧巻。
この山門の上から捕り手に囲まれながらも、ゆったりと煙管をふかし、桜咲く春の景色を楽しむ派手な褞袍(どてら)姿の大盗賊石川五右衛門が 「絶景かな、絶景かな。春の宵は値千両とは、小せえ、小せえ。この五右衛門には価万両 」と、あの有名な名セリフを吐きました。



2 南禅寺水路閣
    

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①②南禅寺の境内を抜けると、古代ローマの水道橋を思わせるような、重厚なレンガ造りのアーチ橋が出現。琵琶湖の湖水を京都市へ流すために作られた琵琶湖疏水の分線(蹴上以北)にある水路橋です。



3 琵琶湖疎水

    
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この水路閣の橋上には、琵琶湖疏水の支流がかなりの水量で流れています。京都の川は皆、南に流れていますが、この水路閣の上は北に流れて、最後は鴨川まで続きます。南禅寺水路閣は建設から120年以上が過ぎた今でも立派に役目を果たしています。
①②は水路閣の真上 ③は水路閣の下流方面。④は水路閣の上流方面。 
   

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⑤水路閣から上流に行くと蹴上(けあげ)発電所水圧鉄管。落差36m。蹴上発電所は、琵琶湖疏水の水を利用して作られた日本最初の商用水力発電所。未だ現役で京都の街へ電気を送り続けています。
⑥琵琶湖疎水の京都側出口。この手前側=下流で水力発電所に流れる鉄管と水路閣に流れる支流とに分かれます。上流側=トンネルの先は山科です。(2014年6月撮影)


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⑦蹴上で分岐された琵琶湖疎水の分流は南禅寺の水路閣を過ぎて更に分岐、一方は野村美術館脇を流れて、鴨川に向かいます。
⑧一方は「哲学の道」の脇を流れる白川疎水に続いています。(2014年撮影)
 


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⑨琵琶湖から京都に水を注いだ琵琶湖疎水は水車動力、発電、電灯、舟運、かんがい、水車精米、飲料水、防火など多岐にわたって利用され、京都市民にとってまさに「いのちの水」だったのですね。



4 蹴上インクライン(急傾斜鉄道)


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「蹴上(蹴上)インクライン」は琵琶湖疏水の急斜面で舟を運行する為に敷設された傾斜鉄道。水力発電の動力で台車を動かして船・貨物を運ぶ装置です。1890年代に完成し、1951年(昭和26年)9月に砂を積んだ船を最後に、疎水船運約60年の歴史を閉じました。
①インクライン線路跡。②台車と船

   
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③インクラインの下にあるトンネル。蹴上側からレンガのトンネルをくぐると南禅寺の方へ続く道が続きます。
④このトンネルの上にインクラインが通っているので、トンネルはその重みに耐えられるようレンガを螺旋状にねじれた様に組んで作られています。そのため「ねじりまんぽ」と呼ばれています。「まんぽ」は線路の下をくぐるトンネル状の通路のこと。関西地方の方言だそうです。
 
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⑤南禅寺側から見た「ねじりまんぽ」です。




5 錦天満宮


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①②錦天満宮は観光客や修学旅行生でにぎわう京都河原町の繁華街・新京極の中、京の台所として知られる錦市場の東の端にあり、学問の神様・菅原道真を祀る神社です。
   

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③牛は天神様の神の使いとされています。牛の像は「撫で牛」と呼ばれていて、牛の頭を撫でた後に自分の頭をなでると学力が向上する! と言われています。
④建物に突き刺さった鳥居でも有名。鳥居がつくられた当初はこの道は錦天満宮の参道で、道幅も広かったそうですが、後に鳥居の両側の土地が売られてしまい、そこに建物が建てられたため、鳥居の上の長い部分がその建物に突き刺さる形になってしまったそうです。




6 先斗町

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①②先斗町。「ぽんとちょう」。三条通の一筋南から四条通まで通じる鴨川に沿った南北500メートあまりにわたる細長い通りで、京都における著名な花街の一つ。


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③メニューを見ると1800円から頂けるようです。お店によっては鴨川の景色を眺めながら食事やお酒を楽しむことができます。
今日は、先斗町は見るだけで素通り。いざ祇園へ!



7 祇園


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祇園は、東は八坂神社、南は建仁寺、西は鴨川付近、北は新橋通の広い地域の名です。鎌倉時代から祇園社(八坂神社)の門前町として開けたが、江戸時代からは遊興の町として発展。花街を中心に高級料亭やスナックが密集して一大繁華街になっています。
①昼間の花見小路 ②夜の花見小路
 
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③八坂神社は明治初期まで祇園社と呼ばれていました。
   


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④祇園乙部の古門前通り。これからお店に出勤と思わせる和服の女性。
⑤後を追うと意外や、神社にお参り。どんなお願いをしたのでしょうか。


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⑤祇園花見小路で待ち合わせのお相手は京都府軽自動車協会専務理事(前滋賀三菱自動車専務)の佐倉重則さん(右から2人目)、京都三菱自動車・営業本部長の小林康さん(右)、同社・業務部の山崎裕康さん(左)。京料理を堪能しながら、モータースポーツの情報・意見交換に終始しました。
⑥前回は2014年6月京都三菱自動車本社ショールームでお会いしました。今回は思い切って京都の夜を満喫したかったので、おつきあいお願いしました。3人ともモータースポーツには深いご理解があり、2009年のCMSC京都設立に際しては多大なるお力添えを頂きました。
   


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⑦京都三菱自動車本社 〒601-8445京都市南区西九条菅田町15 TEL075-662-7611
⑧同ショールーム
  


8 京都 今宵の宿


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①花見小路を打ち上げた後酔い覚ましを兼ねて、祇園白川にほど近い今宵の宿のゲストハウスへ、小林さん、山崎さんをお連れしました。
②マレーシアの男性5人組と意気投合。しばし歓談。
   

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③ゲストハウスのリビングルーム。この日のゲストハウスは外国人ばかり。日本人は私一人でした。
④フランスはパリの西200キロの港町ルアーブルから3週間のバカンスで来日したフランス娘は専門学校の先生。彼氏は仕事で休めず単身で観光中。




9 伏見稲荷大社


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伏見稲荷大社は全国3万社ある稲荷神社の総本宮です。重厚な社殿・摂末社が建ち並び、五穀豊穣、商売繁盛の神として庶民信仰を集めています。
①裏参道の鳥居。京阪電車伏見稲荷駅からの道はこちらに続きます。JR奈良線稲荷駅からは表参道に続きます。
②本殿。
  
 

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本殿背後より奥社に通じる参道には、無数に並ぶ朱色の鳥居のトンネル「千本鳥居」が、参拝路を埋め尽くしています。至るところに鳥居が奉納されていて、その数は約1万基にのぼるといわれています。1300年の時を経て、多くの信者が奉納していったという鳥居の列。その眺めは圧巻でした。
③本殿裏の最初の鳥居。奉納鳥居の一番大きい鳥居です。
④振り返って見ると、全ての鳥居には奉納日と奉納者の名前が書かれていました。商売繁盛の神様なので、奉納者は会社名が多かったです。

      
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⑤途中、上り(右)下り(左)が一方通行の箇所。ここがいわゆる千本鳥居です。
⑥鳥居奉納料金表(初穂料)。一番大きい10号(直径30cm ①②写真の鳥居のサイズ)は130万円也。5号鳥居(直径15cm ⑤の写真の千本鳥居のサイズ)なら17万5千円也。




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⑦一方通行の千本鳥居が延々と続きます。
⑧一方通行の千本鳥居を抜けた先(=写真手前です)が奥社奉拝所になります。
 


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⑨キツネ絵馬。奥社奉拝所の絵馬は、キツネの顔型。
一般的な参拝では、奥社奉拝所くらいまでしか行きませんが、この先も参拝の道は続き、稲荷山を巡拝できるようになっています。
⑩せっかく来たので、ここから小一時間かけて稲佐山頂上の一ノ峰に向かうことにしました。結局頂上まで鳥居だらけでした。
 

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⑪稲佐山頂上の一ノ峰に到着。標高233m。本殿からここまで、ゆうに1時間半の道のりでした。神々の領域に踏み入れ、パワーをいただいたような気持ちになりました。伏見稲荷大社が海外の観光客に1番人気だとの情報があるのも納得です。
※ 京都市産業観光局観光MICE推進室の京都観光総合調査では平成26(2014)年の外国人訪問地ランキング1位~10位は、1位清水寺、2位金閣寺、3位二条城、4位伏見稲荷大社、5位嵐山・嵯峨野、6位ギオンコーナー(祇園弥栄会館内)、7位銀閣寺、8位京都御所、9位八坂神社、10位龍安寺でした。





10 BOOBOW

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2月23日(火)の夜の夜行バスで横浜の自宅に帰りますが、その前に市内左京区の京都大学すぐ近くのモータースポーツショップBOOBOW の伊藤益弘さんを訪ねました。伊藤さんは御年64歳の全日本ダートトライアル現役ドライバー。今年も元気に全戦参加の予定。「71歳の櫛田正文さんが今年もやる気なので私も頑張ります!」と。
第1戦丸和もまもなくです。