今日はイレウス解除術についてお勉強します〜。
外科入院患者の1-2割を占めるそうですが、確かに内科でも多いです_(:3 」∠)_
イレウスって言ったらだいたい腸蠕動音を聴取した時に金属音がすることで有名ですけど、私は臨床で聴取できたことがないです(´⊙ω⊙`)
皆さんはありますか?
という事で始めていきますー!
イレウス解除術
・イレウスは主に機能的イレウスと機械的イレウスに分けられる。
・特に機能的イレウスに分類される絞扼性イレウス、ヘルニア嵌頓の場合、腸管の虚血を伴うため、緊急手術となる。
・虚血が長いと、腸管壊死、敗血症性ショックになる可能性がある。
・保存で改善しないイレウスは待機手術となる。
・待機手術の場合、絞扼性と比較して全身状態の変化は急激ではないが、長期間の絶食やイレウスTの挿入によりin outバランスが慢性的に悪化している可能性がある。
主な術式は
①癒着剥離術
・開腹術後の癒着が原因のイレウスに対して実施。
・癒着剥離を行なった腸管は麻痺を生じることがあり、蠕動回復が遅い。
②腸管切除・吻合術
・絞扼性イレウス、軸捻転に対して実施。
・吻合に用いる腸管の状態はあまり良くないと考えられるため、吻合不全等に注意。
③バイパス術
・がん再発などで癒着が頑固であり、剥離できない場合に実施。
④人工肛門造設術
・腸管切除が必要になったが、全身状態が悪く、吻合困難な場合や癌の進展、播種が原因のイレウスに対して実施。
・①〜④を単独で実施することもあれば、組み合わせて実施することもある。
・ドレーンの主な留置目的は
①出血の監視
②吻合部の状況精査
③滲出液の排出
・開腹術後、約1割に癒着性イレウスが起こりやすいため、術後も腹部所見とX-Pを見て慎重に経口摂取を進めていく。
これから、人工肛門(ストマ)の管理指導とかもやっていかないといけないんだろうなぁ。
世の中的に、オストメイト対応トイレが増えてきていたりしているので、環境は良くなってきていますが、
結構ボディイメージ変わりますし、管理が大変ですよね(´゚ω゚`)
造設して数年経つ方は凄く手馴れていますが、初めは受容する辛さもあったと思います。
そういう気持ちも汲み取りながら、的確な指導をしていけたら良いなぁと考えているこの頃です\\\\٩( 'ω' )و ////
