箱根 宮ノ下の富士屋ホテル
泊まるのは初めてなのでこのホテルでの夕食も初めて。
3か所のレストランを制覇したいと思い
夕食はカスケードに。
大正9年建築の旧宴会場「カスケードルーム」を復元
彫刻やステンドグラスは竣工当時のものをそのまま利用しているとのこと
よく見なかったのですが
欄間の彫刻は江戸時代の東海道を旅する様子が描かれているらしく
まさにこの前岡田美術館で観た
広重の世界ですよね。
ステンドグラスが向こうに見える。
大きいんだ!
磨き抜かれたチェアの背もたれの刻印も素敵。
往年のレシピを再現した「富士屋ホテルキュイジーヌ」、ここでは
ビーフカレーや虹鱒富士屋風など、
数十年も前に、メインレストランのフジヤでお昼に食べて大感激した
虹鱒のムニエル(それまで虹鱒は苦手だったのにあまりの美味しさに大好きになったという)
コンソメジュレと二層になったビシソワースが
カスケードで食べられるらしいです。
夜なのでコース。
芦ノ湖から臨む富士山が描かれた美しいお皿。
くぬぎ鱒と彩り野菜のテリーヌ
最初に彩りの綺麗なお料理見るとテンションあがります
コンソメスープ
倒れるほど美味しい
古き良きホテルのまさに正統派コンソメスープ
真鯛のポワレ
下にはラタトゥイユ
ブールブランソースも正統派なまぎれもなさで
香ばしい皮目も美味しくて
メインは国産牛のポワレ
マディラ酒のソース
トマトとルッコラのサラダもさっぱりと最高。
とにかくすべてのお料理が正統派で、こちらも襟を正して
自然と背筋が伸びます。
最後のピーチメルバがこちら
完熟桃の美味しさと言ったら!
富士屋ホテルのピーチメルバ
本当に美味しかった~~
そういえばワインも
甲州産だった気がします。
ワインの写真撮るの忘れたわ。
お食事のあとは背筋も伸びて
ホテル・ミュージアムへお勉強に。
手書きのレシピやこちらのミュージアムでお勉強すれば
富士屋ホテルの164年の歴史がよくわかり、楽しいです。
昔は駕籠でご婦人をこの宮ノ下のホテルに運んだとか
どんな旅だったのでしょうねぇ。
ヘレンケラーと尾長鶏の逸話なども泣けます。
カスケードの公式サイトからの画像をお借りすると、
このようなステンドグラスなんですね↓
ホテルで特筆すべきは
令和の改修でスパが出来たこと。
大浴場は美しく整っていて
サウナも水風呂も、露天風呂もあって
お部屋の源泉のお風呂も気持ちが良いし
ヒストリカルなホテルに、最新のスパも楽しめるので
長く逗留したら本当に楽しいでしょうねぇ、、、
見に行かなかったけれど野外プールも丘の上にあるんですね。
まさに最高の避暑地。
磨けるものはすべて完璧に磨いてあるな~
さて、伝統的なカスケードの夕食に背筋が伸びた次の朝は
旧御用邸の菊華荘での朝食もとても楽しみです。