
東京ミッドタウン内のレストラン
小雨模様の日
予約なしで当日に入れたのは
こちらだけだったので(他は行列or予約で満室)
初めて入店しました

後から知ったのですが
こちらの喜扇亭さんは
かの老舗『人形町今半』の系列だったのですね
素晴らしい

それが分かったのは
こちらの美しい調和体の文字で書かれた額

さても
美しいビフテキの皿よ
から始まる、一遍の高揚感に満ちた詩
まず、アントルコオトってなに?
と調べたら
フランス語のビーフステーキに使用される
最上級の部位のことなんですってねぇ
シャトーブリアンすら食べたことがないので
勉強になります
AIさん(お店をでてから後に調べました)
『ビフテキの皿』は
高村光太郎の詩集『道程』(どうてい)に収められているんですって!
学生のころチラ見で読んだことありそうだけど
この詩
まったく知りませんでした
明治期に
アントルコオトって
そりゃすごい
内容も、高揚感や力強い表現が
まさにビフテキを食らっている!という感じで
さすが
『僕の前に道はない
僕の後ろに道は出来る』と謳った天才だ。
まずは
大きな木のボウルから
サーブされる野菜サラダ
おかわりいくらでもどうぞと。

おろし玉ねぎかな
ドレッシングも美味しくて
おかわりしそうになるけど
まだこれからなので。。。


私は赤身の100gの
お昼の定食をオーダー
この内容でなんと5千円を切る
良心的な価格

ニンニクの焼かれる香り

春キャベツと
新玉ねぎ



どれだけ写真撮ってるの笑
高揚感?

春キャベツは
桜エビと

どこのって言ってたか
新玉ねぎはお塩で。
甘い

こちら、なんだかわかりますか?
なんと
ルタバガ
初めて聞くお野菜
スウェーデンカブとも呼ばれるそうで
蕪よりは
じゃがいもに近いお味と

ほくほくと
美味しい

特上赤身
高村光太郎が詠んだビフテキは
もっとごっつくて
こんな繊細なものではなかったんだろうなぁ。。。

最高です

友人のヒレ(150g)も少しもらいました笑
さすが今半さん
部位やグラムでお値段がどんどん高価になっていきます
ヒレも赤身も
実に美味しい

ガーリックライスは
紫蘇を入れますか?と。
紫蘇は初めて入れるので
是非と。
この
少しの紫蘇が
ガーリックライスをさっぱりとさせて
どんどん食べれちゃう


はっさくと
あまおうのシャーベットも美味

ミッドタウンの
窓からの景色も気持ちよく
美味しい喜扇亭さんなのでした

店内にはいつくかのお部屋や
他にもカウンターがあり
我々が通されたこちらの
カウンターには
途中からあと二組のお客様が。
日本人は我々だけでしたが
なんと昼間っから(昼間だから?)
シャトーブリアンに伊勢海老にと
最高級のものばかりのオーダーでしたよ。
痩せてるのによく食べられるなぁと尊敬。
しかしながら気になったのは
二組とも
つまり4人とも
食事の間
箸を持つ以外は
ず~~~っとそれぞれがそれぞれのスマホ見てました
会話もなし。
ま、こちらもそんなに会話してたわけじゃないけど
(食べるのに集中してたから)
食事中にあれだけ
スマホ見るって
一体何をそんなに見てるんだろう。
私も瞬間一発撮りとはいえ
その時はスマホ出してたけどねぇ、、、恥
ま、人それぞれですね。
120年後のこの世界には
ビフテキの皿に『美』を見出し
真剣に向き合った
高村光太郎もびっくりでしょうね。
いつもながら
こちらも美しいミッドタウンの建築


フジフイルムでの
鬼海さんの
ペルソナを観ました



『良い写真とは、過ぎ去った時間までも揺らし、かなたの時代に
生きていた人と同じ時間を共有しているような
「錯覚」と、赤の他人に思いを馳せらす自由を観る人に与える』
『写真を仕事として選んだ者の「夢」を語れば、
撮った「作品」が、あらゆる地域の人びとに
しかも、生きている今の時代を超えて、違った時代の人びとと響きあえれば、
と願って撮っています』
2020年に没した
鬼海弘雄さんの言葉の数々
高村光太郎さんの詩もまた
今の時代の我々の心を揺らしてくれました
そんな雨の日の
東京ミッドタウン