骨髄移植

チロシンキナーゼ阻害薬(スプリンセル)により慢性期に戻って4ヶ月後、再発が疑われた。

担当医から骨髄移植を進められました。

白血球の型(LHA)が一致する人を捜す必要に迫られました。

家族のLHA型を検査したが一致しなかった。

骨髄バンクにお願いする事になった。

骨髄バンクは一回に最大5人まで紹介されるが、お願いしても全ての条件が合わないとできないので移植まで一年ぐらいかかる事が多いと聞いていた。

それまでドナーとはどんな人が、どんな事をするのか知らなかった。

骨髄バンクの資料などを見て大変な事だと分かりました。


私の場合、LHA型完全一致ではなかったが4ヶ月程でドナーが決まり、移植日も決定した。

移植迄の約2ヶ月化学療法(抗ガン剤治療)を行った。(Hyper-CVAD療法)

移植病室に転室した。

移植9日前から3日間は放射線治療を行った。

体中の毛が抜けた。

髭はタオルで擦ったら無くなっていた。

足の毛も全て抜けてツルツルになった。

移植日朝には好中球数が10になった。

同じ入院中の人と話す事もたまにあり骨髄移植日は第二の誕生日という話と、赤血球の血液型の違う人の場合、ドナーと同じになる。

でも性格は変わらないから血液型占いは合わないと笑い話をしていた。


骨髄移植は夜9時ころになりました。

遠方から運んでくるので時間がかかる為?

骨髄移植は、輸血のような感じだけど速度調整なく一気に静脈に入れられた。

12分ぐらいで終わったので拍子抜けした!

🔯他の人は3時間ぐらいかかった人もいるようです。

常に血圧測定されていましたが、一時的に高くなったが特に問題なかった。


骨髄移植しても定着する迄は危険な状態が続いた。10日経っても0から70迄しか上がらなかった。血小板数も増えなかった。

増減を繰り返した。

好中球数を増やす為にフィルグラスチヌ注射を何回か行った。

1000まで達するのに1ヶ月かかった。

輸血(赤血球、血小板)を何回も行った。


🔯お金はかかりました。

ドナーの費用は患者持ちになるため。


私が感じた事

骨髄移植は患者が大変そうですが、私はドナーさんはもっと大変だと思いました。


いつ連絡が来るか分かりません。

患者が誰と分からない。

ドナーとなるにはリスク(死亡、後遺症など)の説明に同意しなければなりません。

自分だけでなく家族の了解も必要です。

移植日まで体調を崩さない事。

弁護士立会いで最終同意書にサインする事になります。

最終同意書にサインしてからは病気になれない。

病気になって骨髄移植ができなくなった場合、患者は放射線治療で白血球がほぼゼロになっているので移植出来なければ死んでしまう可能性があるからです。


各種検査を行いドナーとして問題ないか調べます。

骨髄採取に3日~1週間入院が必要です。

ドナー候補となって約2ヶ月ぐらいかかるようです。

患者は自分の為だから病気になって骨髄移植が中止ならないように注意します。

ドナーから移植出来なかった場合、患者が死ぬか、他の骨髄移植を受けるか、または、臍帯血移植などを受けることになります。

骨髄移植しても再発して、臍帯血移植をしたひともいました。

ミニ骨髄移植や自己血移植の人もいました。

ドナーバンクだけで無く、臍帯血バンクの登録者が増えたらいいなと思います。