リンゴデススター来日公演
2日くらい連続で酒を飲むとなんだか欝っぽくなるなあと。2日連続では飲まないようにしようかなあと考えているCMJKです。夜分にすみません。
ちょっと時間が経っちゃいましたが、去る8日高円寺HIGHにてRINGO DEATHSTARRの来日公演に行ってきました。
先日発売になったタワーレコード限定シングル「RIP」のカップリングで彼らのこれまでの代表曲「SO HIGH」のリミックスを僭越ながら僕がやらせて頂いたから、という経緯もあるんですが、とにかくリンゴデススターは出てきた時に衝撃だったんです。
マイ・ブラディー・バレンタイン、ジーザス&メリーチェインといった僕が10代後半~20代半ばの頃聴きまくったアーティストの影響をものすごく「露骨に」表に出しつつも、マイブラやジザメリより良い意味で軽く、はるかに聴きやすい。
なんだこいつら俺と同世代か?いやルックスを見るとベースは若い姉ちゃんだしそんなわけない。えっイギリスのバンドじゃないの!?アメリカ!?しかもテキサス!?テキサスには変わった若者がいるんだなー・・・と驚いたものでした。
前出マイブラ&ジザメリに共通している手法に「フィードバック奏法」というのがあります。ギターサウンドを極端に歪ませたり極端にエコーをかけたりした後に更にアンプで増幅させたものです。
ちょっと話がそれますがこの当時のジザメリのドラムはプライマルスクリームを結成する前のボビー・ギレスピーです。
この動画でお分かりいただける様に曲中ではギターの音がギターの音というよりも単なる「ノイズ」のようになり、それが延々と轟音の壁となってグワーーーーッと鳴り響く。
ギターは轟音、でもボーカルはギターの攻撃性とは真逆にささやくように甘いメロディーラインを歌う。演奏するときは激しく動いたりせず、下を向いて淡々と演奏に徹する。
こういうジャンルを「シューゲイザー」と言います。
ちなみにコンフュージョン時代は僕も当時の相方の梶原もシューゲイザーからの影響を強く受けていました。
時代がひと回りして、ともすればやや難解で陰鬱に聞こえがちなシューゲイザーを、その攻撃性と美しさを失わないままさらにわかりやすくポップに現代風に翻訳したのがリンゴデススターなわけです。
これまでもフジロックや単独公演等ありましたが、僕は彼らのライブは今回が初体験。リミックスをやらせていただいた以上公演終了後はメンバーにあいさつもしなきゃだし、ちょっと緊張して会場に向かいました。
Vo&Grのエリオットは曲によって3本のフェンダー・ジャズマスターを取っ替えひっかえしながらグワングワンとアーム奏法。あんなにアーム奏法しまくってたらどんだけチューニング狂うんだ?と思ったら、そこはやっぱりマメに何回もチューニングし直してました(苦笑)。
とにかく驚いたのがメンバー全員の演奏力のクオリティーの高さ。エリオットはこんなに弾けるのに、何故フィードバック奏法とアーム奏法に固執するんだろう?しかしそこが素晴らしい。他のアーティストからギタープレイの面で衝撃を受けたなんて何年ぶりかわからない。とにかくすごいギタリストでした。最後の最後にはドラムセットにダイブしてました。こんなの久しぶりに見た。最高!最高!
米インディーロックシーンNo.1の美貌と言われるベースのアレックス嬢はただのかわいこちゃんではなく、ものすごくタイトでしっかりしたリズム感で骨太なベース音を聴かせてくれました。ギターもコクトーツインズのロビン・ガスリーの様な音色とフレージングで、僕の琴線に触れるサウンドとプレイでした。それだけでもすごいのにあの透明感のある声があのルックスから出てくるのはずるいわー。かなわないわー。
ドラムのダニエルはまずセットが超シンプル。タムが一つだけなのは世界的にも流行だが、金物がクラッシュ1枚、ライド1枚だけ。そこらへんのリハスタのドラムセットよりシンプル!
軽~く叩いてるようなのに音が重い!デカい!そしてあまりハット、ライドを使わない。とにかくやたらとフロアタムを使って、とにかくシンプルで印象的なリズムパターンとフィルを叩きだす。なーるほど!とものすごく勉強になりました。
ライブ終了後サイン会が終わるのを待って、メンバーにごあいさつ。
リミックスをとても喜んでてくれて、ものすごく嬉しかったです。
左からエリオット、照れ隠しに変顔をする僕、勉強のために連れて行った僕がプロデュースしてるポップ/ロック/オルタタナティブ新人シンガー瀬田まいあ、アレックス、僕の変顔を苦笑しながら見ているダニエル。
この後の大阪公演ではアンコールでラモーンズのカバーを友人に歌わせ、(誰?という状態だったらしい)名古屋では90年代初頭のマッドチェスタームーブメントの頃にはお約束だった「オーディエンスをたくさんステージに上げちゃう」というここ10年くらいそんなの見たことも聞いたこともない暴挙に出たらしい。
行った人は忘れられないライブだったんじゃないでしょうか。本当に久々に興奮したライブでした。
あっ、前出瀬田まいあは今年の3月に2回目のライブをやって以来ライブ活動をお休みして新たにデモ曲を作ったりしてたんですが、来月15日、リンゴデススターと同じ高円寺HIGHのステージに立ちます。詳細はまた後日近いうちにお知らせします。よろしくお願いいたしますm(_ _)m
ちょっと時間が経っちゃいましたが、去る8日高円寺HIGHにてRINGO DEATHSTARRの来日公演に行ってきました。
先日発売になったタワーレコード限定シングル「RIP」のカップリングで彼らのこれまでの代表曲「SO HIGH」のリミックスを僭越ながら僕がやらせて頂いたから、という経緯もあるんですが、とにかくリンゴデススターは出てきた時に衝撃だったんです。
マイ・ブラディー・バレンタイン、ジーザス&メリーチェインといった僕が10代後半~20代半ばの頃聴きまくったアーティストの影響をものすごく「露骨に」表に出しつつも、マイブラやジザメリより良い意味で軽く、はるかに聴きやすい。
なんだこいつら俺と同世代か?いやルックスを見るとベースは若い姉ちゃんだしそんなわけない。えっイギリスのバンドじゃないの!?アメリカ!?しかもテキサス!?テキサスには変わった若者がいるんだなー・・・と驚いたものでした。
前出マイブラ&ジザメリに共通している手法に「フィードバック奏法」というのがあります。ギターサウンドを極端に歪ませたり極端にエコーをかけたりした後に更にアンプで増幅させたものです。
ちょっと話がそれますがこの当時のジザメリのドラムはプライマルスクリームを結成する前のボビー・ギレスピーです。
この動画でお分かりいただける様に曲中ではギターの音がギターの音というよりも単なる「ノイズ」のようになり、それが延々と轟音の壁となってグワーーーーッと鳴り響く。
ギターは轟音、でもボーカルはギターの攻撃性とは真逆にささやくように甘いメロディーラインを歌う。演奏するときは激しく動いたりせず、下を向いて淡々と演奏に徹する。
こういうジャンルを「シューゲイザー」と言います。
ちなみにコンフュージョン時代は僕も当時の相方の梶原もシューゲイザーからの影響を強く受けていました。
時代がひと回りして、ともすればやや難解で陰鬱に聞こえがちなシューゲイザーを、その攻撃性と美しさを失わないままさらにわかりやすくポップに現代風に翻訳したのがリンゴデススターなわけです。
これまでもフジロックや単独公演等ありましたが、僕は彼らのライブは今回が初体験。リミックスをやらせていただいた以上公演終了後はメンバーにあいさつもしなきゃだし、ちょっと緊張して会場に向かいました。
Vo&Grのエリオットは曲によって3本のフェンダー・ジャズマスターを取っ替えひっかえしながらグワングワンとアーム奏法。あんなにアーム奏法しまくってたらどんだけチューニング狂うんだ?と思ったら、そこはやっぱりマメに何回もチューニングし直してました(苦笑)。
とにかく驚いたのがメンバー全員の演奏力のクオリティーの高さ。エリオットはこんなに弾けるのに、何故フィードバック奏法とアーム奏法に固執するんだろう?しかしそこが素晴らしい。他のアーティストからギタープレイの面で衝撃を受けたなんて何年ぶりかわからない。とにかくすごいギタリストでした。最後の最後にはドラムセットにダイブしてました。こんなの久しぶりに見た。最高!最高!
米インディーロックシーンNo.1の美貌と言われるベースのアレックス嬢はただのかわいこちゃんではなく、ものすごくタイトでしっかりしたリズム感で骨太なベース音を聴かせてくれました。ギターもコクトーツインズのロビン・ガスリーの様な音色とフレージングで、僕の琴線に触れるサウンドとプレイでした。それだけでもすごいのにあの透明感のある声があのルックスから出てくるのはずるいわー。かなわないわー。
ドラムのダニエルはまずセットが超シンプル。タムが一つだけなのは世界的にも流行だが、金物がクラッシュ1枚、ライド1枚だけ。そこらへんのリハスタのドラムセットよりシンプル!
軽~く叩いてるようなのに音が重い!デカい!そしてあまりハット、ライドを使わない。とにかくやたらとフロアタムを使って、とにかくシンプルで印象的なリズムパターンとフィルを叩きだす。なーるほど!とものすごく勉強になりました。
ライブ終了後サイン会が終わるのを待って、メンバーにごあいさつ。
リミックスをとても喜んでてくれて、ものすごく嬉しかったです。
左からエリオット、照れ隠しに変顔をする僕、勉強のために連れて行った僕がプロデュースしてるポップ/ロック/オルタタナティブ新人シンガー瀬田まいあ、アレックス、僕の変顔を苦笑しながら見ているダニエル。
この後の大阪公演ではアンコールでラモーンズのカバーを友人に歌わせ、(誰?という状態だったらしい)名古屋では90年代初頭のマッドチェスタームーブメントの頃にはお約束だった「オーディエンスをたくさんステージに上げちゃう」というここ10年くらいそんなの見たことも聞いたこともない暴挙に出たらしい。
行った人は忘れられないライブだったんじゃないでしょうか。本当に久々に興奮したライブでした。
あっ、前出瀬田まいあは今年の3月に2回目のライブをやって以来ライブ活動をお休みして新たにデモ曲を作ったりしてたんですが、来月15日、リンゴデススターと同じ高円寺HIGHのステージに立ちます。詳細はまた後日近いうちにお知らせします。よろしくお願いいたしますm(_ _)m