キル・ユア・アイドルズ | CMJKオフィシャルブログ『LOST CONTROL』powered by アメブロ

キル・ユア・アイドルズ

刺身を食べる時は
わさびをしょう油にがーっと
溶いてしまったほうが好きな
CMJKです こんばんは

えー 先日

「バスキアのすべて」を
観てきたわけですが

アフリカ・バンバータや
ファブ5フレディー等の
オールドスクール・ヒップホップの
BGMがかっこよかった
という話は書きましたが

それらは全体の2割くらいで
あとは自身のバンド「グレイ」
だったりジェームズ・チャンスとかの
当時(70年代後半~80年代前半)
のニューヨーク・アンダーグラウンド
いわゆるノー・ウェイブ
な感じだったんです

ジェイムズ・チャンス
(コントーションズ)

リディア・ランチ
(ティーンエイジ・ジーザス
&ザ・ジャークス)

アート・リンゼイ(DNA)
等のノー・ウェイブは
フリクションが好きなら聴けと
地元仙台の音楽仲間の先輩から
聴かされたりしてたので
ざっくり通ってはいたんですが
本腰入れて聴き込む感じでは
なかったんです

イギリスのポスト・パンクや
ニューウェーブには
情緒やロマンチシズムが
感じられましたが
ノー・ウェーブには情緒が全くない
そこがちょっと
入り込めなかった要因でした

しかし先日映画館で感じたのは
ノー・ウェイブなんてかっこいいんだ!
情緒を排除してるからこそ
逆に悲しいし逆に重々しい
10代の自分にはわからなかった!
という事でした

ノー・ウェイブ関連の
さまざまな音源と共に
2007年に行われた
アップリンク創立20周年記念イベント
“MUSIC DOC. FES"
で上映されていた
ノー・ウェイブのドキュメンタリー
「キル・ユア・アイドルズ」
のDVDもさっそく購入
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この映画は上映時も気になってて
見たかったんですが
10作品以上の作品が上映される
フェスティバルの一環だったので
スケジュール的に断念してたんです

スーサイド リディア・ランチ等の
インタビューを中心に
当時のライブ映像が盛り込まれ
あの当時のニューヨークの状況や
雰囲気に少し触れることができて
至福の時間でした

既成の概念を壊す事に
命を掛けていた人達の言葉は
どれもこれも身が引き締まりました

特典映像の中でアート・リンゼイが
今の回顧主義のロックよりは
最先端のヒップホップの方が
よっぽどかっこいい音を出している

と言っていたのがとても印象的でした

他にも80’sのオリジネイター達が

車の後部にサブウーファーを積んで
最新ヒップホップを聴いている
などと言っていて

あーやっぱり先鋭的だった人は
何十年経ってもまだまだ
先鋭的なものに敏感なんだなーと

昔の音楽も大好きですが
最新ヒップホップや
R&Bも大好きな自分も
とても勇気付けられました