こんばんは
本日は、皆さん既に忘却の彼方かもしれませんが 久しぶりの「金言シリーズ」です
実は、ただいま世間を騒がせているある騒動に個人的な思うことがあり、是非ともこの言葉を紹介したいと思って選んでみました。
今回の金言は、前にも同じシリーズで取り上げたコチラの作品から
↓
『ファントム/原題:유령[幽霊]』
2012年・SBS/全20話
(第11話冒頭より)
事件のカギを握るノートPCを、一足先に隠し場所であったウヒョンの実家からハン刑事に持ち出されたことを知るギヨン。即座に、その事実をガンミへと伝えます。
意外な人物が内通者候補として浮上して、動揺を隠せないガンミとギヨンの会話から。
「ノートPCを、ハン刑事が持って行ったんですか?」
「ウヒョンは、「警察内部にまだ協力者がいる」と言っていた」
「……ハン刑事が?」
~ 回想~
捜査の過程で聴取に訪れたゴルフ場で、事件当日にナム・サンウを担当したキャディーから「他にも同じ日の様子を訊きに来た刑事がいる」と聞かされて、 サイバー捜査隊のメンバーと撮影した写真を見せるガンミ。
「もしかして、この中にその人がいますか?」
「この方でしたよ」
~回想、終わり~
「違うわ。そんなはずない……」
「ウヒョンも奴らに加担していたんだ。「そんなはずはない」なんて人間は存在しない。誰も信じるな」
韓ドラを見ていると、かなり頻繁に出てくる台詞、
「그럴 리가 없어(クロル リガ オプソ)/そんなはずない」
この作品でギヨンが言った通り、「まさかそんな事が?」と耳を疑う様な信じられない事がいつでも起こり得るのが世の中です。
「誰も信じるな」と断言するのはあまりに極端なので、私はこの金言を「誰に対しても過度な信頼や期待を寄せるべからず」と変換して受け取っています
そう、いくら「おしどり夫婦」だと大衆からもてはやされて、誰もがその仲を疑うことがなかったとしても……
東出くん、よく「(松本)潤くんに似ている」と言われていて、それもあってか結構好感を持って観てきた俳優さんだったのにな……
189cmの長身を誇る東出くんが出席した釜山国際映画祭で、高身長ばかりの韓国俳優に混ざっても見劣りしないその存在感が賞賛されていた事もあったのに……
まさか、その映画祭で連れ立って歩いた女優とそんな関係だったとは、誰も想像していなかったでしょうね
「この人だけは絶対に大丈夫」
あなたも誰かに対して、根拠のない期待や信頼を無意識の内に寄せていはいませんか
そして、期待とは違う行動をその人がとれば勝手に期待して信じていた自分の見る目が無かったに過ぎないのに「裏切られた」と筋違いな糾弾をしてしまう事はないでしょうか
そんな時は、この作品でギヨンが諭すこの言葉を思い出してくださいね
それにしても、映画やドラマを愛する者として、また一組、名作に雑念を持ち込むカップルが誕生してしまい非常に残念ですね
このカップルも
このカップルも
世紀のカップルともてはやされて、「お芝居での愛が真実の愛に」と多くの祝福を受けて夫婦になったのに
皆さんあっけなくその関係を破綻させて、見事に美しい愛の物語と世界観を泥で汚してくれました
作中の恋愛を現実にして、末永く幸せな関係を維持していくのはとても難しいです。
そういった意味では、この方達は本当に奇跡ですね
もし現在、恋愛作品の撮影現場に身を置いて相手役の俳優とリアルな恋を始める予感がしている人たちには、今一度、韓国随一のメロ職人が発したこの言葉を胸に刻んで欲しいです。
そして、共演からのリアル交際に発展させることに伴うリスクをしっかりと認識して欲しいと願って止みません。
「作品に対する余韻は長続きするが、相手に対する感情は演技が終わった瞬間、ほとんど消えてしまう。そうすればこの仕事を長くすることが出来る。
――ソ・ジソブ」
いうまでもなく、劇中の感情をリアルに持ち込んで実際に交際しようがどうしようが、それは個人の勝手です。
しかし、もしその愛が生涯を添い遂げることなく別離という形で終わってしまえば、共演したそのラブストーリーがたちまち全世界に拡散済みの「リベンジポルノ」に成り下がってしまいます
そして、とても雑念抜きでは観ることが出来なくなった作品の末路と、その作品を愛した我々一般の視聴者&観客の気持ちも少しは慮って、その愛が「勘違いや勢いではないか?」を己の心に問いかけ、全ての俳優さん達にはもっと慎重になって欲しいものですね
……本日も、とりとめのない記事を書きました
では、またね
アンニョン