インタビュー:「大好きだ 大好きなんだというフレーズが天から降ってきました」2008年8月13日
2008年8月13日
7月23日に8thシングル「告白」をリリースしたFUNKY MONKEY BABYS。夏のシングル・リリースはデビュー以来初めて。3曲入りシングルも初めてとなる。
ファンキー加藤・DJケミカルのお二人が、この“初めて”づくしのニュー・シングルについて、熱く語ってくれました!
──このタイミングでラヴソングというのは、何かキッカケがあったのですか?
ファンキー加藤:実は、夏にシングルをリリースするのが初めてで、夏と言えば恋の季節! だから、ラブソングを作れたらいいな、と。「Lovin' Life」から1年半が経っていて、それ以降ミディアム・テンポのラヴソングがなかったし。「Lovin' Life」は、恋人同士の日常を歌った歌ですが、今度のラヴソングは、時間軸をもう少し手前に戻して“想いを告げる瞬間”を歌にしよう…そういう話し合いから始まったんです。
──具体的には、どんな風に曲づくりを?
ファンキー加藤:いちばん最初は、トラックだけがあって、そこにメロディを乗せていくんです。鼻歌だったり、鍵盤弾きながらだったりして。僕とモン吉がそれぞれメロディを作って持ち寄るんですが、今回は、その作業の途中で、モン吉が“こんなのできたよ”って電話してきて。受話器越しに聴いたのが、あのサビの部分のメロディ。もう、その瞬間に“これだ!”と思って、僕の方のメロディ作りはやめてしまいました。“もう、このメロディでいこう! 詞を書くわ”って即決しました。
FUNKY MONKEY BABYS/ファンキー加藤 ──歌詞は、ファンキーさんが?
ファンキー加藤:サビのメロディに歌詞をつけるのは僕の担当ですね。とにかく、あのメロディを聴いて、最初に出てきた言葉が、♪大好きだ 大好きなんだ…という、あのフレーズ。もう、言葉が天から降ってきたという感じでしたね。
──それから肉付けを?
ファンキー加藤:ええ。でも、歌詞が完成したあとで、ストレートすぎるかな、重みが足りないかなという迷いも出てきて、何パターンか、サビの歌詞を書き換えてみたんですけど、どれもしっくりこない。それで、サビの部分の情景…告白する場面を、自分自身に当てはめて想像してみたんです。で、やっぱり“大好きだ”という言葉しか出てこないな、と。だったら、凝った言い回しとか比喩を無理に入れたりせずに、このままでいこうという結論に至って、結局、最初に書いたままの歌詞になりました。
──サウンド面では、どんなイメージを?
ファンキー加藤:今回は、NAOKI-Tさんと一緒にやらせてもらったんですけど、イメージはやっぱり、夏の告白…うーん、なんて言ったらいいんだろうな、初恋フレーバーというか、淡い感じが出るといいなと思って。ストリングスとか、アコースティック・ギターの音色とかで、その感じは出てると思いますね。
──♪いざ君の目の前に・・・というところから、雰囲気が大きく変わりますよね。
ファンキー加藤:そうなんですよ。あそこで、曲調が変わるんですけど、歌い方もアレンジも含めて、告白するシーンならではの、切羽詰った感じ…ドキドキ感や葛藤、あとは若干の迷いみたいなもの…そういう人の心の動きが表せたかなと思います。
FUNKY MONKEY BABYS/DJケミカル ──曲づくりの際、DJケミカルさんのご担当は?
DJケミカル:ほぼないですね(笑)。
──役割分担みたいなものはないんですか?
DJケミカル:僕の担当は“祈り”でした(笑)。
ファンキー加藤:祈り??!
DJケミカル:いい曲になりますように、なりますようにって、祈ってました(笑)。
ファンキー加藤:スクラッチ入ってるじゃない!(笑)。
DJケミカル:まぁ、ところどころね(笑)。トラックに関しても、NAOKI-Tさんのことは信頼してるし、細かくああしてほしい、こうしてほしいとか言うこともなく、僕の思っている事がうまく伝わって仕上がったと思います。
ファンキー加藤:確かに、進行はホントにスムーズでしたね。若干の手直しはありましたけど、最初からコンセプトがハッキリしていて、みんなの思い描く世界観が一致していたから、ズレは全くなかったですね。
「ナツミ」は“夏の思い出”を歌ったラブソング
──2曲目の「ナツミ」は、タイトルが気になるのですが。
ファンキー加藤:“ナツミ”って女の子の名前?って思うでしょ。そういう思わせぶりなことしておいて、実は、タイトルには、大した意味はないんです。リリース日が7月23日と決まっていたので、それでナツミ(723)に(笑)。
──かつての夏の恋を振り返るストーリーですが…。
そうなんですけど、でも、この曲は、終わった恋に対する未練とか、振り返って淋しくなるとかではなくて、毎年夏がくると、ふと情景や匂いが蘇ってくる“夏の思い出”そんな感じです。
──海での思い出が描かれてますが、イメージはどこの海ですか?
ファンキー加藤:歌詞にも出てくる“国道129号”をずーっと南下していくと、茅ヶ崎に出るんですよ。
DJケミカル:八王子では、海といえば茅ヶ崎です(笑)。
ファンキー加藤:そうなんですよ。実は、八王子から一番近い海が、茅ヶ崎なんです。
──では、実体験も含まれている?
ファンキー加藤:そうですね。20歳前後の頃は、地元の仲間やその当時つき合ってい女の子といつも海に行っていたので、実際に129号はしょっちゅう通ってましたね。
DJケミカル:僕も高校生の頃からよく茅ヶ崎に行ってました。電車でも近いんですよ。1時間ちょっと。JR相模線の橋本駅から、茅ヶ崎行きの直通列車が出てるんですよ。乗り換えなしで茅ヶ崎まで行けちゃうんです。
──「ナツミ」は、海の場面もそうですが、色々情景が浮かぶ曲ですね。
ファンキー加藤:FUNKY MONKEY BABYSとしては、珍しいパターンなんですよ。僕らの曲って、“好きだ”とか“頑張れ”とか、ストレートに伝わる詞が多いんですけど、「ナツミ」の場合は、そういうメッセージ性とかではなくて、聴く人それぞれが、自分の夏の思い出と重ねて、いろんな解釈ができるようにしたいなと思って。確かに、終わった恋を振り返るストーリーだけれども、フラれたのか、フッたのかもわからないし、もしかしたらまだ現在進行形なのかもしれない。あえて、色んなことを限定しないようにして、歌詞の内容よりも、サウンドの響きや気持ちよさを重視しました。
DJケミカル:この曲は、スクラッチも入ってないんですよ~。僕としては、祈り重視でした(笑)。
ファンキー加藤:祈り重視~~~?!(笑)
DJケミカル:そう。いい曲になりますようにって、祈って祈って…(笑)。あ、でも、今度は僕も、詞を書きます! 書きますから!
ファンキー加藤:え、歌詞書くの~? 歌詞よりトラック作った方がいいんじゃないの?
DJケミカル:いや、歌詞を書きます! 頑張ります!
ファンキー加藤:ホントに書くの? じゃあ、今度、サビの歌詞書いてよ。
DJケミカル:はい、ちょっと、ホントに頑張ります!
“あなた”という言葉を初めて使いました
──3曲目は「あなたへ」。今回初めて、3曲入りのシングルとなりましたね。
ファンキー加藤:元々、シングル候補として、3曲を同時進行で作っていたんです。どれもすごくイイ曲になったし、元々、夏のシングルとして作っていたので、どの曲も夏フレーバー。夏以外のリリースは考えられなくて、3曲とも入れることにしたんです。
FUNKY MONKEY BABYS/DJケミカル&ファンキー加藤 ──“あなた”という言葉を使うのは初めて?
ファンキー加藤:そうなんです。“あなた”という表現は、実は初めてなんです。これまでは、二人称の場合、“キミ”が多かったんですけど、今回は、サビのメロディに“キミ”いう2文字が合わなくて。なんか照れくさいけど、もしかしたら“あなた”かなと思って、歌ってみたら、すごく良かったんですよ。“キミ”とはまた違う、絶妙な距離感が“あなた”にはあるなと思いました。
──“キミ”から“あなたへ”…年齢的なこととか影響してますか?
ファンキー加藤:もしかしたら、あるかもしれないですねぇ。1~2年前だったら、絶対に思いもしなかった言葉ですからね、「あなたへ」なんて。
──ポジティブなメッセージ・ソングですが…。
ファンキー加藤:デビュー・シングルの「そのまんま東へ」に近いんですよ、ありのままの自分というテーマは。ただ、色々経験を経て、確実に変わってきてますね。例えば、「そのまんま東へ」は、“俺が、俺自身に向かって歌っている、俺自身への応援歌”みたいな感じでした。最近は、そこに、対人という意識が加わってきましたね。自分のために歌うのではなく、誰かに対して歌う。聴き手に何かを感じてもらいたいなっていうのが、強くなってきています。最近、特に思うんですよ、ファンはありがたいって。僕達を一生懸命応援してくれる人達に対して、ほんとにありがたいと思うんですね。だから、応援してくれるみんなに、例えば、“明日も1日頑張ろう”って思ってもらえるような曲を歌いたいと思って。
──これから歌っていきたいこと、世に問いたいこと、訴えたいことはありますか?
ファンキー加藤:多分ね、世の中はそんなに簡単には動かないと思うんです。でも、明るくいきたいですね。現実の社会は厳しいと思うんですよ。石油も高いし、年金問題も大変だし、国際情勢も狂ってきてるし…だけど、それでも、俺達の明日は明るいんだ、大丈夫だよ、未来には希望がたくさん詰まってるよって言いたいんですよ。
DJケミカル:そうですね。僕らの曲を聴いて、頑張ろうっていう気持ちになってもらえるんだったら、サイコーだと思いますね。
ファンキー加藤:例えば、僕らの曲の中には、おふざけソングみたいなのもあるんだけど、そういうのを聴いて、バカだな~って笑う。そう、笑われる存在でも構わないから、みんなを笑わせてあげたいな、みんなが笑顔であってほしいなって思うんですよ。
DJケミカル:だから、色々やってみればいいと思います。ふざけたエロい曲でもいいし、なんかワケわからないテーマでもいいし。
ファンキー加藤:未来は明るいって、嘘かもしれないけど、夢物語なのかもしれないけど、でも、そう願ってるわけだから。現実には色々あって、簡単じゃないこともわかった上でね、言っちゃえばいいじゃん、歌っちゃえばいいじゃんって、最近、すごく、そう思うようになりました。大風呂敷広げて、とりあえず、口に出しちゃおうって。そしたら、それが少しずつ広がって、例えば、ライヴでみんなで大合唱するとかね、そうなっていったら、みんな、少しは気持ちの変化があるんじゃないかなって思います。
7月23日に8thシングル「告白」をリリースしたFUNKY MONKEY BABYS。夏のシングル・リリースはデビュー以来初めて。3曲入りシングルも初めてとなる。
ファンキー加藤・DJケミカルのお二人が、この“初めて”づくしのニュー・シングルについて、熱く語ってくれました!
──このタイミングでラヴソングというのは、何かキッカケがあったのですか?
ファンキー加藤:実は、夏にシングルをリリースするのが初めてで、夏と言えば恋の季節! だから、ラブソングを作れたらいいな、と。「Lovin' Life」から1年半が経っていて、それ以降ミディアム・テンポのラヴソングがなかったし。「Lovin' Life」は、恋人同士の日常を歌った歌ですが、今度のラヴソングは、時間軸をもう少し手前に戻して“想いを告げる瞬間”を歌にしよう…そういう話し合いから始まったんです。
──具体的には、どんな風に曲づくりを?
ファンキー加藤:いちばん最初は、トラックだけがあって、そこにメロディを乗せていくんです。鼻歌だったり、鍵盤弾きながらだったりして。僕とモン吉がそれぞれメロディを作って持ち寄るんですが、今回は、その作業の途中で、モン吉が“こんなのできたよ”って電話してきて。受話器越しに聴いたのが、あのサビの部分のメロディ。もう、その瞬間に“これだ!”と思って、僕の方のメロディ作りはやめてしまいました。“もう、このメロディでいこう! 詞を書くわ”って即決しました。
FUNKY MONKEY BABYS/ファンキー加藤 ──歌詞は、ファンキーさんが?
ファンキー加藤:サビのメロディに歌詞をつけるのは僕の担当ですね。とにかく、あのメロディを聴いて、最初に出てきた言葉が、♪大好きだ 大好きなんだ…という、あのフレーズ。もう、言葉が天から降ってきたという感じでしたね。
──それから肉付けを?
ファンキー加藤:ええ。でも、歌詞が完成したあとで、ストレートすぎるかな、重みが足りないかなという迷いも出てきて、何パターンか、サビの歌詞を書き換えてみたんですけど、どれもしっくりこない。それで、サビの部分の情景…告白する場面を、自分自身に当てはめて想像してみたんです。で、やっぱり“大好きだ”という言葉しか出てこないな、と。だったら、凝った言い回しとか比喩を無理に入れたりせずに、このままでいこうという結論に至って、結局、最初に書いたままの歌詞になりました。
──サウンド面では、どんなイメージを?
ファンキー加藤:今回は、NAOKI-Tさんと一緒にやらせてもらったんですけど、イメージはやっぱり、夏の告白…うーん、なんて言ったらいいんだろうな、初恋フレーバーというか、淡い感じが出るといいなと思って。ストリングスとか、アコースティック・ギターの音色とかで、その感じは出てると思いますね。
──♪いざ君の目の前に・・・というところから、雰囲気が大きく変わりますよね。
ファンキー加藤:そうなんですよ。あそこで、曲調が変わるんですけど、歌い方もアレンジも含めて、告白するシーンならではの、切羽詰った感じ…ドキドキ感や葛藤、あとは若干の迷いみたいなもの…そういう人の心の動きが表せたかなと思います。
FUNKY MONKEY BABYS/DJケミカル ──曲づくりの際、DJケミカルさんのご担当は?
DJケミカル:ほぼないですね(笑)。
──役割分担みたいなものはないんですか?
DJケミカル:僕の担当は“祈り”でした(笑)。
ファンキー加藤:祈り??!
DJケミカル:いい曲になりますように、なりますようにって、祈ってました(笑)。
ファンキー加藤:スクラッチ入ってるじゃない!(笑)。
DJケミカル:まぁ、ところどころね(笑)。トラックに関しても、NAOKI-Tさんのことは信頼してるし、細かくああしてほしい、こうしてほしいとか言うこともなく、僕の思っている事がうまく伝わって仕上がったと思います。
ファンキー加藤:確かに、進行はホントにスムーズでしたね。若干の手直しはありましたけど、最初からコンセプトがハッキリしていて、みんなの思い描く世界観が一致していたから、ズレは全くなかったですね。
「ナツミ」は“夏の思い出”を歌ったラブソング
──2曲目の「ナツミ」は、タイトルが気になるのですが。
ファンキー加藤:“ナツミ”って女の子の名前?って思うでしょ。そういう思わせぶりなことしておいて、実は、タイトルには、大した意味はないんです。リリース日が7月23日と決まっていたので、それでナツミ(723)に(笑)。
──かつての夏の恋を振り返るストーリーですが…。
そうなんですけど、でも、この曲は、終わった恋に対する未練とか、振り返って淋しくなるとかではなくて、毎年夏がくると、ふと情景や匂いが蘇ってくる“夏の思い出”そんな感じです。
──海での思い出が描かれてますが、イメージはどこの海ですか?
ファンキー加藤:歌詞にも出てくる“国道129号”をずーっと南下していくと、茅ヶ崎に出るんですよ。
DJケミカル:八王子では、海といえば茅ヶ崎です(笑)。
ファンキー加藤:そうなんですよ。実は、八王子から一番近い海が、茅ヶ崎なんです。
──では、実体験も含まれている?
ファンキー加藤:そうですね。20歳前後の頃は、地元の仲間やその当時つき合ってい女の子といつも海に行っていたので、実際に129号はしょっちゅう通ってましたね。
DJケミカル:僕も高校生の頃からよく茅ヶ崎に行ってました。電車でも近いんですよ。1時間ちょっと。JR相模線の橋本駅から、茅ヶ崎行きの直通列車が出てるんですよ。乗り換えなしで茅ヶ崎まで行けちゃうんです。
──「ナツミ」は、海の場面もそうですが、色々情景が浮かぶ曲ですね。
ファンキー加藤:FUNKY MONKEY BABYSとしては、珍しいパターンなんですよ。僕らの曲って、“好きだ”とか“頑張れ”とか、ストレートに伝わる詞が多いんですけど、「ナツミ」の場合は、そういうメッセージ性とかではなくて、聴く人それぞれが、自分の夏の思い出と重ねて、いろんな解釈ができるようにしたいなと思って。確かに、終わった恋を振り返るストーリーだけれども、フラれたのか、フッたのかもわからないし、もしかしたらまだ現在進行形なのかもしれない。あえて、色んなことを限定しないようにして、歌詞の内容よりも、サウンドの響きや気持ちよさを重視しました。
DJケミカル:この曲は、スクラッチも入ってないんですよ~。僕としては、祈り重視でした(笑)。
ファンキー加藤:祈り重視~~~?!(笑)
DJケミカル:そう。いい曲になりますようにって、祈って祈って…(笑)。あ、でも、今度は僕も、詞を書きます! 書きますから!
ファンキー加藤:え、歌詞書くの~? 歌詞よりトラック作った方がいいんじゃないの?
DJケミカル:いや、歌詞を書きます! 頑張ります!
ファンキー加藤:ホントに書くの? じゃあ、今度、サビの歌詞書いてよ。
DJケミカル:はい、ちょっと、ホントに頑張ります!
“あなた”という言葉を初めて使いました
──3曲目は「あなたへ」。今回初めて、3曲入りのシングルとなりましたね。
ファンキー加藤:元々、シングル候補として、3曲を同時進行で作っていたんです。どれもすごくイイ曲になったし、元々、夏のシングルとして作っていたので、どの曲も夏フレーバー。夏以外のリリースは考えられなくて、3曲とも入れることにしたんです。
FUNKY MONKEY BABYS/DJケミカル&ファンキー加藤 ──“あなた”という言葉を使うのは初めて?
ファンキー加藤:そうなんです。“あなた”という表現は、実は初めてなんです。これまでは、二人称の場合、“キミ”が多かったんですけど、今回は、サビのメロディに“キミ”いう2文字が合わなくて。なんか照れくさいけど、もしかしたら“あなた”かなと思って、歌ってみたら、すごく良かったんですよ。“キミ”とはまた違う、絶妙な距離感が“あなた”にはあるなと思いました。
──“キミ”から“あなたへ”…年齢的なこととか影響してますか?
ファンキー加藤:もしかしたら、あるかもしれないですねぇ。1~2年前だったら、絶対に思いもしなかった言葉ですからね、「あなたへ」なんて。
──ポジティブなメッセージ・ソングですが…。
ファンキー加藤:デビュー・シングルの「そのまんま東へ」に近いんですよ、ありのままの自分というテーマは。ただ、色々経験を経て、確実に変わってきてますね。例えば、「そのまんま東へ」は、“俺が、俺自身に向かって歌っている、俺自身への応援歌”みたいな感じでした。最近は、そこに、対人という意識が加わってきましたね。自分のために歌うのではなく、誰かに対して歌う。聴き手に何かを感じてもらいたいなっていうのが、強くなってきています。最近、特に思うんですよ、ファンはありがたいって。僕達を一生懸命応援してくれる人達に対して、ほんとにありがたいと思うんですね。だから、応援してくれるみんなに、例えば、“明日も1日頑張ろう”って思ってもらえるような曲を歌いたいと思って。
──これから歌っていきたいこと、世に問いたいこと、訴えたいことはありますか?
ファンキー加藤:多分ね、世の中はそんなに簡単には動かないと思うんです。でも、明るくいきたいですね。現実の社会は厳しいと思うんですよ。石油も高いし、年金問題も大変だし、国際情勢も狂ってきてるし…だけど、それでも、俺達の明日は明るいんだ、大丈夫だよ、未来には希望がたくさん詰まってるよって言いたいんですよ。
DJケミカル:そうですね。僕らの曲を聴いて、頑張ろうっていう気持ちになってもらえるんだったら、サイコーだと思いますね。
ファンキー加藤:例えば、僕らの曲の中には、おふざけソングみたいなのもあるんだけど、そういうのを聴いて、バカだな~って笑う。そう、笑われる存在でも構わないから、みんなを笑わせてあげたいな、みんなが笑顔であってほしいなって思うんですよ。
DJケミカル:だから、色々やってみればいいと思います。ふざけたエロい曲でもいいし、なんかワケわからないテーマでもいいし。
ファンキー加藤:未来は明るいって、嘘かもしれないけど、夢物語なのかもしれないけど、でも、そう願ってるわけだから。現実には色々あって、簡単じゃないこともわかった上でね、言っちゃえばいいじゃん、歌っちゃえばいいじゃんって、最近、すごく、そう思うようになりました。大風呂敷広げて、とりあえず、口に出しちゃおうって。そしたら、それが少しずつ広がって、例えば、ライヴでみんなで大合唱するとかね、そうなっていったら、みんな、少しは気持ちの変化があるんじゃないかなって思います。



