初診時、左下奥に違和感があり来院されました。
左上下6番に骨吸収が多く診られ、隣接する歯を考えると、残す事は難しいと判断し、抜歯致しました。
左下7番右上下7番は初診時より欠損しておりました。
初めまして、こんにちは。
本日は突然お時間を取って頂きまして、ありがとうございます。
色々とお話を聞かせて頂きます。
宜しくお願い致します。
えぇ、こちらこそ宜しくお願い致します。
はじめに・・・。インプラントという言葉を知ったのはいつ頃ですか?
いつだったかな?ここにきて3年も経ちますからね・・・。
入れ歯だった時に、インプラントの本を読んだんですよ。
そこでインプラントって言う物もあるんだと知りました。
やっぱり入れ歯はね、自分の歯じゃないし、物が詰まると痛くて、でも外したくても外せなかったりする時もあったりして。トイレに行っても人が居たりして外せなくって。
かなり不便を強いられていた時に本で知りました。
その本には、多分「メリット、デメリット」の両方がが書いてあったかと思いますが、直ぐにインプラントが良いと思いましたか?
入れ歯で散々嫌な思いをしてきましたからね。インプラント以外は考えませんでした。
OPEのまで緊張や体調不良はありましたか?
最初は骨に金属を埋め込むなんて怖かったですね。
ちょうど知り合いにインプラントを私と同時期にやった人が居たのですが、その方が先にね、やられていたら感想なんか聞けたんですけど、同時期だったので全く聞けなかったですね。
全く痛いのか、怖かったのか感想も聞けずに始めました。
そうですか。
同時期では聞けませんでしたね。
Tさまはインプラントをされるのと同時にGBRと言う骨再生手術も受けられていますね。骨再生手術の説明を受けられた時は何を感じられましたか?
先生からインプラントを入れる時に骨が無かったら、骨を作る手術を足しますと言われました。自分でも歯肉が痩せてきたのが分かったので、骨は足すことになるだろうなぁと思っていました。
骨が減ってきていたのは、ご自身で気になっていたのですね?
歯肉が炎症して、抜歯をして、「あぁ、すごく歯肉が傷んでいるな・・・。」って気づきました。
また、他の歯医者さんに通っている時、そこの先生から噛み合わせもずれてきていると言われ、全部抜歯しなくてはいけないと言われてビックリしてしまって。
別所に歯医者さんが出来たと聞いて、来てみたのです。
けど、ここの先生にも何と言われるか不安でした。
前の歯医者さんには全部抜歯なんて言われたでしょう。
けど、全部抜歯って言うことなくて、インプラントも出来て、自分の歯と同じ様に歯磨き出来るのは良いですね。
そうですね。ご自分の歯を磨いた後に入れ歯も磨くっていうのも嫌ですよね。
ここで売っている100円の歯ブラシを買って帰るのですが、歯磨きしながらボーっとしてくわえていると直ぐに駄目になっちゃうんですよね。
ここのところ1ヶ月に1回のペースで買って帰ります。
ここに通い始めてからは、この100円歯ブラシを使っています。
一番自分に合っているのかもしれませんね。
お食事の面では変化等はございませんか?
そうなんですよ!
最近太ったんです(笑)
御飯が普通に食べれるのって、こんなに美味しく食べられるんだなぁーって。
何か他に感じた事はございますか?
体調が悪い時に入れ歯を入れるのって結構苦痛なんです。
入れなくては生活できないし、自分で違和感があるんですよ。
あと、忙しい時も入れたくないんですよ。
そうですね、笑うのも消極的になりますしね。
えぇ。
けど今はインプラントにして明るくなりました。
太ったのは気になりますけどね(笑)
Tさまは血圧が少し高めの様ですが?
高血圧の薬を飲んでいます。
手術中、血圧の事が心配でしたが、何事もありませんでした。
手術中はなにを考えていましたか?
何かを考えていると言いますか、口を開け続けることが大変でしたね。
手術中は痛みは感じられませんでしたか?
はい。
手術中は麻酔が効いていましたし、麻酔が切れた後も痛み止めのお薬を飲む事はありませんでした。
手術後、腫れなどはございましたか?
腫れは多少ありましたが、何日もという訳ではありませんでしたし、気にはなりませんでした。
最後になりますが、当院のスタッフにしてもらいたいことなどありますか?
特にはないです。
手術前にも院長にも衛生士の方にも色々と説明して頂きましたし、不安はありませんでした。
そうですか。良かったです。
では、これからも何か気になる事などありましたら遠慮なくお知らせ下さい。
はい。ありがとうございます。
~インタビューを終えて~
今回インタビューをさせて頂きましたT様は高血圧を持病をお持ちでした。
高血圧は生活習慣病の一つで、肥満、高脂血症、糖尿病との合併は「死の四重奏」と言われています。
そもそも「血圧」とは何なのかと言いますと、血液は人間が生命を維持するために不可欠な酸素や栄養を体の各部分に運搬します。また、老廃物と炭酸ガスを運び去る役割の果たしております。血液は心臓から送り出され体の隅々まで流れて行きます。血圧は心臓から送り出された血液が動脈の内壁を押す力の事なのです。
さて、高血圧になってしまう原因は一体何でしょう?
高血圧は原因が明らかではない本態性高血圧とホルモン異常などによって生じる二次性高血圧とに分類されます。
本態性高血圧の原因は単一ではなく、両親から受け継いだ遺伝的素因が生まれてから成長し、高齢化するまでの食事、ストレスなど様々な環境因子によって修飾されて高血圧が発症すると言われています。
二次性高血圧は体の中に血圧上昇の原因となるはっきりとした病気があるときに、これを二次性高血圧と呼びます。
高血圧の方で一番注意しなくてはいけないのが「食事」でしょう。
日本人は基本的に食塩過剰摂取の傾向があります。
日本人の1日の塩分摂取平均はナント12g!!
本来、1日6gと言われているのに、倍の量を取っているのです。
その原因として、日本人の食事の好みが1つ上げられると思います。
野菜の漬物、梅干し、魚の塩漬け・・・・。
私も高血圧ではありませんが、この3つのうち1つは必ず口にしています。
反省・・・・。
なぜ食塩の摂取が高血圧に悪いかと言いますと、体の電解質調整システムに原因があります。細胞外液中でナトリウムをはじめとする電解質の濃度は厳密に保たれており、この調節には腎臓が大きな役割を果たしています。
即ち、濃度が正常より高い飲水行動が促され、腎臓では水分の再吸収が促進される。反対に濃度が低い場合は腎臓で水分の排泄が進む、という訳なのです。
また、「高血圧」という単体の病気とは思わないで下さい。
高血圧には合併症の可能性もあります。
ざっと上げますと、脳卒中、虚血性心疾患、腎障害、眼障害、心肥大、心不全、動脈瘤、・・・・まだまだいっぱい。
本当に怖い病気です。
普段の生活の中で食事に気を付けることはもちろんですが、家庭用の血圧計を使って、普段からご自分の血圧を知っておくことも良いと思います。
注意点として、
1)1日に1~2回決まった時間に測る。
血圧は1日のうちで変動するため、時間を決めて測ることで正しい血圧の状態が把握出来ます。
2)測る腕と姿勢は一緒で。
右腕ならば右腕と決めて測ります。腕にまひやこわばりなどがあるときは、障害のない腕で測りましょう。
また、測定の際には座っていても寝ていても良いのですが、いつも同じ姿勢で測りましょう。姿勢によっては10~20mmHgぐらいn違いが出ることもあるからです。
3)寒い部屋では測らない。
寒い場所では血管が収縮し、血圧が上がります。
4)寝不足や過労など体調の悪い時は避ける。
5)食後1時間以上経ってから測る。
6)直前の喫煙やコーヒーは避ける。
7)腕を締め付けた状態では測らない。
今回、今まで一度も考えた事の無かった「高血圧」について改めて考えさせられました。
私はインプラントをする患者さんに良く、10年ほど前の社会保険の本人の負担割合の事を話します。
10年ほど前は1割だったんです(ビックリ!!)
けど、この10年間でどんどんと財政は悪くなり、今では3割です。
私の勝手な考えですが、4割5割の時代はそんなに遠くない未来の話のような気がします。
だったら、大きな病気をして大金を払って治すよりも、大きな病気にならない様に予防をしていく「予防歯科」を強く勧めております。
健康も大金も無くすなんて、こんなにバカらしい話などないと思うからです。
これからの歯科医院に「虫歯を治すために来る」のではなくて「虫歯にならない様に来る」患者さんでいっぱいになることを夢見てなりません。
でも、きっと近い未来には見れますよね・・・♪


