死産の記録になりますので、妊娠中や妊活中の方は閲覧注意でお願いします。
・32歳で結婚
・34歳で第一子出産
・第二子を希望してしばらく授からないため、不妊治療をしようとクリニックに通いはじめたところ第二子妊娠が発覚
朝にバルーンを入れてから、3時間ごとに陣痛促進剤の膣錠を入れ、陣痛に耐えました。
少しずつ、陣痛が強くなってきます。
助産師さんが何度も部屋に様子を見にきてくれました。
わたしはずっと泣いていました。
どうしていっちゃんを無事に生んであげられないの。
なんてひどいことが起きるの。
安定期に入ってやっとほっとしたところだったのに。
そんなことばかりが頭の中をグルグル回っていました。
入院してから食事を一口も食べないわたしを、低血糖を起こしてしまう、出産は体力がいるから、と助産師さんが諭してくれました。
産まれた後、いっちゃんとしたいことはあるかと聞かれました。
わたしはしたいと決めていたことを伝えました。
それを伝える間も涙は止まりませんでした。
助産師さんは出来る限り叶うようにすると、わたしの背中をさすりながら答えてくれました。
子宮口は開かず、その日にいっちゃんは産まれませんでした。
私が入院してから夫は仕事を休み、娘の世話をしてくれていました。
わたしの入院中の心の支えは夫からかかってくるテレビ電話でした。
小さな画面の向こうから、無邪気に笑う娘が手を振り、ママ〜と呼んでくれました。
夫も、ちゃんとご飯食べたよ、お風呂上がったよ、今から寝かしつけるね、と娘と報告してくれました。
電話を切って、また夜が来て、わたしは眠れずに天井を見ていました。
次回に続きます。