畳針のお古で小畳用待ち針自作 | おもしろ畳!?

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一般的な畳ではなく、へーっ!と思えるちょっと変わった畳や、私が参加しているイベントやちょっとした情報や近況報告、畳材料で作った小物をアップしております。
また、変な駄作もアップできればと思います。

ちょっと、ブログの題名から離れてしまいますが、
畳関連という事で、ご勘弁ください。

畳を縫う時に使う畳針や逢着機械の針は、摩耗、変形、折れ等で、
交換してしまいますので、
今まで捨ててしまっておりましたが、
釣り好きの親父様は先日釣り道具屋さんで釣り糸(ライン)が絡まった時に、
使うと便利な針を見たそうです。
まー、ラインを解いたり、魚をシメたりする為の針の様です。

そして、自作好きの親父様は、框の機械の摩耗しきった針を
3本に折り、加工して
こんなの作ってました。

今回も画像をクリックすると2枚とも大きくなります。
ライン解き用ピック

いくつかは、釣り友達にあげると言っていましたので、
多分今は、4本は無いと思います。

そんなのを見て、
!!!!!!!!
私も、小畳用に待ち針を作成!

両用機(畳縁を縫い付ける機械)用の工具箱に
もう少し使えるけど、ボードの新畳作成の為に針を換え、
そのまま放置してあった物が数本ありましたので、

先ず、針を半分に折りますが、
そう簡単に折れませんので、
グラインダーで折る部分を細くなる様に削り、
ポキンと折り、追った部分は、平にしておきます。
多少なりとも集中応力が生じない様にですが、
きっと気休めかも(^^;)

順調に針を真ん中で折っていたら、
未だ殆ど痛んでいない針(錆び少し有り、曲り摩耗無し)を
2本使ってしまいました。(爆)
もったいなーい!|ヽ(~~。)

握り部分は、ホテイ竹?かなんかが有ったので、それを使いました。
針の太さに合わせる為に針を細い竹に差込み、
その後、握りの竹に差込んだり、節の無い物は、
中に細い竹を入れられるだけ入れて、針のお尻を押さえたりと、
太さは、マチマチですが、
多少のガタは、紙を巻いて差込んで、
瞬間接着剤で固定しました。

そして、グラインダーで針先を作るのですが、
小畳用ですと太すぎますので、
テーパー状に何とか細くするので、結構時間がかかります。
本当は、もっと細くしたいのですが、諦めました。(^^;)
そして最後は、サンドペーパーで整えました。
何本かは、自分でやりましたが、
残りは親父様がいつの間にか、やってました。(笑)

お古の逢着針で小畳用待ち針
画像下部に写っている物が、元の針です。
完成した物で、細い針3本は、ゴザ針の折れたもので2本、
相針の糸を通す穴部分が壊れた物で、1本です。


まー、千枚通しの様な感じですが、
竹の節で針のお尻を止めて有るのが殆どなので、
余力を入れて刺す様な事をすると危険なので、
小畳作成の時に使ったり、ちょいと止めたりするのに使えると思います。

でも、調子に乗って作り過ぎました。
小畳教室出来そうです。(^O^)

ちなみに、親父様の物は、最後砥石で整えていました。

最後に、こぶとりさんが、畳縁を使ってバレッタを作られました。
もし良かったらそちらも見て下さいね。
凄く可愛く出来てますよ。(^O^)