★秋ですね。紅葉ですね。
私の母は実は紅葉と流水が好きらしいです。
なんとなーく、そっかなーとうすうす感じてましたが、
今シーズン二度目の日帰りドライブ遠征に
ワタクシの意向をきくという鴨フラで出発進行。
ママも行きたいの? ああ、行きたいのね?
どうりで昨日はワタクシが起きたら機嫌が斜めだった筈。
(午後1時過ぎに起床というのもどうかしているという自己批判付)
本日は一桁にワタクシ起床致しました。 それ普通(でも誉めてくれ!)
一昨日は雨天だったんですが昨日は夏かと思うくらいの晴天でした。
あいだをとったかのように本日は微妙な空模様。
「行きたい?行きたいでしょ?行きたいよねぇ?」 という母の
嬉々とした表情をアサイチで拝みました。 出掛けに母が言う。
「昨日は湖畔で御祭りがあったらしい。 相当混んだようだけど
(新聞記事になっているレベル) その分、今日は誰もいないよね~」
ああ、湖畔・・(私は淡水辺スキィ)
行く。行きます。連れてってください。
行きました。目指すはK湖畔。先回とは逆に若干南下します。
で、母プランでは、そのまま山の中の「紅葉コース」(観光コース)を
北上して、M市(最も最近までの職場の地)から AS市
(在籍中のガッコの本校地)に抜けてみよう。
理由「おかーさん、まだこの道は通ったことが無いから」
ちなみにAS市は我々の在住地から 北上します。
ぅわぁおぅ、すごい寄り道満載贅沢プランだママン!!
で、行きました。 本日も母が運転です。
道中 ★すんごいこと があったんてすがそれは後程。
M湖畔着きました。 昨日よりは減ったんだろうが時期は連休だった。
駐車できん。 湖畔下車は諦めて、展望台と、温泉ホテルに向う。
ここで御風呂につかる。 露天風呂がない。 さして温泉好きともいえない母が
唯一楽しみにしていた、湯船につかりながら景観を味わう
ということができなかった。 ちょっとがっくり。ちなみに以前から会合などで
ここを利用していたのに、 入浴したのは本日が初めてだったという母。
そうか決意して入ったんだねママ。 個人的には御湯が熱めで(熱いのが好き)
しかもいい具合に 古くてひなびていて、半端を越した卓越感が、
期待以上で割りと好き。 そこで遅い御昼御飯。 品切れ品目続出。
展示の半分以上が 売り切れているこの状態もとても珍しい。 繁盛してる?
着席しました。 オーダーはレジに自ら自己申告で事前払い。
いいのか、このシステム。 御客さん、いいんですか?
これもイマドキとしてとても珍しいということで感心。 出来上がりが30分以上。
長い。 同じ品物2つなのに。 私が注文する直前に、大家族で7人前の
オーダー入ってたから きっとそのためなんだろう。 しかしヘルプの人の入り方が
微妙で 結局レジとオーダー伝達と配膳を1人のおばちゃんが走り回ってこなしてました。
出入り口に立つ女性数名(制服同じ)の助力が半端で不思議でした。
山菜御蕎麦は、出汁の味が なんと母のによく似ていて(私のとは違います)
知らない場所で母と差し向かいで自分の家の御蕎麦を食べているみたい
という錯覚に襲われました。 鶏肉が入っていたから? キノコの味で?
「おかーさんのつくったメンツユにそっくり!」っていったんですが
当の母は「へ?」。 数々の経緯にワタクシの味覚が錯乱したのでしょうか。
おなかいっぱいで駐車場に戻る。振り向いて眼に入ったのがトマソンでした。
あれは螺旋階段の風除目的 なんでしょうが、すごくツボでした。
デジカメで撮ってみましたので、機会あったら御覧に入れたい。
(トマソンって、お分かり頂けますか。改装改築増築万歳)
路肩にあった 溶解して崩れちゃった焼却炉もツボでした。
残念ながらこれは多分撮れてないなぁ、いい崩れ方です。
で、時期的に、秋なんですよ。秋ですよ。
秋といえば、冬眠準備の熊ですよ。
ユウバリ山系にはヒグマが生息しています。
(カバトにはあまりいないそうです。カタクリの群生はこの逆)
で、山の中をGOGOなわけですよ。
当然、あちこちに「熊出没注意」の立て看板がある。
それでも、舗装されている道路、つまり往来の激しい道路なら、
鹿は飛び出すけど熊は警戒してめったに現れません。
(絶対でてこないとはいえない。横切るルートかもしれないから)
ヤブに入ったら保障はできませんが。
一応、用心して道は選んで進むべきです。
かく云う我々、本日B市からM市に抜ける道中を、
母の選択で 一本横道にそれてみました。
母が云う「近い裏道があるはず」 ハズというのは確信ではありません。
そして母は地図が読めない。 こっちに道路がある筈だ、
というのをどんどん進みました。
この先数キロは天候によっては通行止め、という但し書きのある道を。
一応舗装はされているけどもあんまり車の往来がない。
ここは平地だけれども、M市に行くにはどうしても
山を越えなくては着かない。 むりやり道路を見つけて山に向う母。
えー、やめよーよと静止する娘。 とうとう、農家の敷地で道路が行き止まり。
その先は、ミチはあるしワダチもあるけど、どうみても車輌用ではない。
このまま行ったら絶対迷う。つか熊が出る。(道々熊注の看板がザラ)
きのこ採りじゃないんだからと母を再三諭す。 敷地内のヒトに道がないか
訊ねてみようかと食い下がる母。一旦このどんづまりを出るも、
国道に平行して なんか元々の方向に戻っている(ここは平地)
小雨がぱらつく。 行く手に軽トラが一台みえて、おぢさま御二人がいらしたので
道を尋ねる母。 この先進むと、B市のハズレに戻ると判明。 元の道を戻る。
実はここからが問題です。 母は地図の読み取りが殆ど不得手なため、
自分の記憶と方向感覚の カンで走行します。 が、景色というのは
逆走しているので、記憶とのズレがある。 しかも母にはなんと、
まだ「山越えの秘密のルート」が途中にあるはずだ
ただ自分が見逃しただけなんだ
という信念が密かにありまして(娘愕然)
途中で反対方向に進みだす。 いやそれ、方向間違ってないけど、
さっきとは逆順だからと娘は諭す。
でもこの先に道が見えると母はいう。
道ですか。道ですね。ああ、この先に丘陵と林がある。
さっきの個人敷地の「庭先から奥で森林浴可能」よりかは変化が緩い。
でもこれも舗装してないよ。 それに民家も電灯もないよ(昼前でしたが)
ここで、先程の道尋ねて逆走判断に至った頃に、
モコらん号の後続になった 一台のジープタイプの車輌がありまして、
それが同じ方向にランプを灯す。 母は嬉々として
「こっちに行く車がいるから、この道路は正しいのよ」
いやでも、この先泥土状だよ? タイヤ痕も殆どないよ。
山の中通るのヤバイ、熊でるかもよ。やめよーよ。
ここで母も躊躇いました。ぽちぽちと雨も降ってきた。
国道でたっていいじゃん とワタクシはマトモな道に出ようとすすめる。
停止して、後続のクルマに道を譲りました。
と、あれ?ジープが止まった。
目の前でバックで路肩に入って停止。
あのヒトも迷子?(私の感覚では我々は既に迷子)
おぢさまの御姿あり。
母がいう「あの方も、道がわかんないのかな?尋ねようかと思ったんだけど」
おじさま別に困惑したようすもなく、何か黙々と車内を探っている。
おじさま。後部座席付近から(ジープだからトランクから出せる)
さりげに出して構えたのは すらりとした猟銃。
猟銃。
ごそごそと他にも装備する。
装備・・・。
我々そこから猛だっしゅで方向転換。
やばいじゃん。 おぢさまアレ、ハンターじゃん。
(御一人の様子でしたが←他と待ち合わせたかも)
ハンターが徒歩でいける範囲に熊注じゃん。
つかおぢさまが停車した場所
モコらんの前方じゃん。
近 い ん じ ゃ ん 洒落にならん
至近距離で猟銃見たの、生まれて初めてでした。
鼻歌ふんふん~な感じで、すりょっと車中から。びっくり団。
その後母はある筈の裏道を探す考えを改め、
元々の道路に無事に戻り、熊にあうこともなく
本日の旅を無事終えました。
後にK湖観光ホテルで御風呂料金支払っているときに
母がASまでどのくらいの時間がかかるかという質問とともに
「くま、でませんよね~」というと、支配人らしきおぢさまはにっこりしながら
「道路だったら大丈夫ですよ~」 舗装道路に従います逆らいません。
K湖畔からAS市に向う道中にも数キロから数メートル
ないしは道路曲がり角(停車して景観を楽しみポイント。道路両脇)に
かわいい熊注の看板が山となっておりました。こっちデるから。
Y市に向う岐路でも沢山。こここそ、出るから。
母「クマいたら困るか。困るよね。逢ったら困るね」
つか、こんなちっちゃいクルマだったら、ひっくり返されるよママ。
AS市は予想を遥か飛び越えて広かった。 ここまで広いんだったんか。
そら市政も大変だ。 密かに有名だったサンダンの滝を途中で堪能させて頂きました。
これはルート上でないとアレだね。AS市民はわざわざ来ませんね。
旅も後半から終盤にかけて、在籍(生徒枠)中のダイガクの
目の前を横切る。途中にライジョウの集落があった。
そっか、こっち側に民家が結構あったんだ。知らなかった。
そのまま、いつもの通学ルートをたどる。 途中で夕食をとるため
母またU市からカモイ岳を山越え。 モコらん頑張りました。
アイス屋さんのレストランでパスタを食す。
お持ち帰りピザの半分はイモウト宅に直行。
無事に生還万歳。