競馬インプレッション -556ページ目

2006.6.11CBC賞(GⅢ)

①着シーイズトウショウ : 57キロのハンデを背負っていることを忘れさせる快勝。短距離路線ではお局的存在。相手次第ではまだまだ活躍できそう。

②着ワイルドシャウト : 目下絶好調でも重賞の壁は厚かった。それと最終週で荒れ気味の馬場もこたえていた。

③着リミットレスビッド : 高松宮以来だったが馬体はキッチリできていた。もまれない外目を気分よく追走できた。

④着カシマフラワー : 軽ハンデの恩恵もあるが、ジリジリと伸びており調子はよさそう。

⑤着シンボリエスケープ : 馬場の悪い内を走らされたものの、休み明けだったせいかピリッとしない内容。

⑧着アグネスラズベリ : GⅠで変に好走してしまった反動か、追走に手一杯。マイル中心か短距離中心か、路線選択が難しくなった。

2006.6.11エプソムC(GⅢ)

①着トップガンジョー : 好位に付けピタリ折り合う。直線は内に併せるマチカネキララを競り落とす。確実に力をつけてきている。

②着グラスボンバー : ジリジリと伸びるタイプだけに、一度叩かれた上積みというよりも力の要る馬場が向いたか。

③着マチカネキララ : 道中無駄な力を使わせずうまく運んだが、最後の追い比べで力尽きたのは馬場がこたえた。まだ発展途上。

④着デアリングハート : 馬場の悪い内目を伸びてきた。一枚落ちのメンバーではあったが、男馬相手の別定戦これだけやれれば復調してきたとみたい。

⑤着ニシノデュー : 後続を離したマイペースの逃げに見えたが、自身も脚を使っていた。こちらもどちらかと言えば良でスピートを活かすタイプ。

⑪着クラフトワーク : 今日は実戦を叩けたというだけ。

⑯着ダンスインザモア : 距離ピッタリの1800でこれだけの大敗となると、馬場だけの問題ではなさそうだ。

CBC賞(GⅢ)調教VTR

・ワイルドシャウト

 前走時と同じきびきびした動きで坂を駆け上がる。

・プレシャスカフェ

 先週、今週といい動き・時計をマークしているが、やは

 り昨年の春先と比べるとピリッとした感じがもう一つ。

・カネツテンビー

 馬場の外目を回っても最後までしっかりとした脚勢。7

 歳でもまだまだ元気一杯。

・テイエムチュラサン

 クビの使い方がぎこちない気もするが、坂路を真っすぐ

 に駆け上がり走る気が出てきたように見受ける。

・アグネスラズベリ

 最後は抑えていたが、余裕なのか一杯になっていたのか

 判断は難しいが、脚が上がっていなかったので、一杯に

 なっていたとみる。それでも時計は優秀。

エプソムC(GⅢ)調教VTR

・マチカネキララ

 特に目立つ動きではなく、一連の状態をキープしている

 という感じ。

・コンラッド

 久々のレースになるが乗り込みは豊富で、実戦を想定し

 た前を追いかける調教でキッチリと抜き去る。上々の仕

 上がりを見せている。

・トップガンジョー

 抑えるのに苦労するほどの気合。大きなストライドで最

 後まで走る気満々といった感じ。

・タイガーカフェ

 時計は平凡で目立たないが、最後は自分からハミをとり

 グイグイ伸びる。

・サイドワインダー

 半年振りの実戦にあたり臨戦態勢を整えた感。格好はつ

 きそうだが、勝ち負けまではどうだろう。

2006.6.4安田記念(GⅠ)

①着ブリッシュラック : 昨年も自信があったようだが、マークする馬を間違えて(ちなみにマークしたのはテレグノシス)④着止まり。不利も受けず4コーナー外に出し、2馬身半つける圧勝でその借りをキッチリ返した。

②着アサクサデンエン : 直線では前の8頭くらいが横に並ぶ叩き合い。そのうしろでどうなるかと思ったが、馬群を捌いて坂を上がってからもうひと伸び。底力を見せた一戦。

③着ジョイフルウイナー : 実績的に見劣っていたが、スミヨンに乗って欲しかっただけのことはあった。日本馬がひと息なら香港からの遠征馬は今後もバカにしないほうがいい。

④着ダイワメジャー : 仕掛けを待つ余裕もあったが、その外から一気に交わされ結果的に追い出しが遅れた。見た感じ、左回りうんぬんは関係なさそう。

⑤着ダンスインザムード : 前が詰まったのは確かだが、その後の伸びは前走ほどではなかった。

⑩着オレハマッテルゼ : 京王杯で逃げてしまったのがいけなかったか。

2006.6.3ユニコーンS(GⅢ)

①着ナイキアースワーク : 勝ちっぷりは良かったが、走破時計・上がりタイムが平凡なのは気になる。

②着ヤマタケゴールデン : 出負け気味で位置取りは勝ち馬とほぼ同じ。それでこの着差は決め手の差だけではなさそう。

③着フィールドオアシス : この馬も後方を追走したクチ。前が止まって終いの脚が残っていただけのようだ。

④着サイレントプライド : いったん止めかかったところを追って追ってもたせた。1600は忙しく、もう少し距離があったほうがよさそう。

⑤着バンブーエール : 先行勢では唯一掲示板に載った。一番きつい競馬をしたのがこの馬だ。

⑩着マルターズマッシブ : キャリアの浅さがモロに出た。もまれて何もできないままゴール。

⑫着アエローザ : ダート向きの走りではないのに、直線で一旦伸びかかったあたりは素質か。芝でこその馬とみる。

安田記念(GⅠ)調教VTR

・ダンスインザムード

 前走時はこの厩舎にしては珍しく“本気”の追い切りだっ

 たが、今回は中二週のローテなので、最終確認という感

 じで馬任せ。それでもすぐに反応できそうな軽快さがあ

 る。

・アサクサデンエン

 連勝で安田記念を制した昨年のいま頃の動きに近くなっ

 てきた。あと1本追えれば100点があげられそう。

・ダイワメジャー

 3歳時はキャンキャン走っていたが、さすがに年を重ね

 ドッシリとした古馬の走りになった。順調にここまでき

 たようだ。

・ハットトリック

 鞍上に気合をつけられても、あまり反応が良くない。併

 せたインセンティブガイに詰め寄られて、内容に不満が

 残る。

・オレハマッテルゼ

 前走の京王杯直前と同じくらいの時計をマークしている

 が、ラストは脚が上がり気味。

ユニコーンS(GⅢ)調教VTR

・サイレントプライド

 早いタイムをマークしたが、動きは切れのある感じでは

 なく、力強さも伝わってこない。

・フィールドオアシス

 軽快な動きといってもいいが、見ているこちら側に訴え

 てくるものがない。調子落ちは感じない。

・マルターズマッシブ

 跳びが大きいので鋭さを感じないが、1完歩ごとに着実

 に前との差を詰める。タイキブリザードに似た雰囲気を

 感じる走りだ。

・バンブーエール

 坂路で単走。真っすぐに駆け上がる。無駄な力を使わな

 い走り方で好感が持てる。

・アエローザ

 いつもの6Fの調教は、時計を3秒近く詰める内容。攻

 めを強化されても、最後までしっかりとした足取り。仕

 上がりは問題なし。

2006.5.28目黒記念(GⅡ)

①着ポップロック : 実績馬が結構いた中での重賞勝ちは評価できる。ゴール前の叩き合いで負けなかったのも好感。

②着アイポッパー : 馬群をさばくのに少し手間取ったが、最後叩き合いで負けたのは情けない。

③着ダディーズドリーム : 順調に使われていた昨年と違い、休み明けだった今年も昨年同様③着。スタミナのいる馬場・レースは向く。

④着サザンツイスター : 盛り返してここまできたが、重賞で頑張るにはもっと力をつける必要がある。

⑤着アドマイヤモナーク : 直線だけにかけた乗り方でここまで伸びたが、前とは時計的に1秒ほど差があり、力量差を感じる。

⑦着トウカイトリック : 逃げたエクスプロイトを捕らえ切れておらず、連戦の疲れがソロソロ心配な時期。

⑧着トウショウナイト : 結果的に動くのが早かったか。

2006.5.28日本ダービー(GⅠ)

①着メイショウサムソン : 緩い流れに折り合いを欠くこともなく、好位の内を楽に追走。最後は力でねじ伏せる。危なげなし。

②着アドマイヤメイン : フサイチリシャールを制してマイペースに持ち込んだが、最後は勝ち馬の底力に屈する。一応の力は示した。

③着ドリームパスポート : 他の有力馬が伸びきれないなかで、後方から唯一伸びてきたこの馬の末脚は世代屈指。

④着マルカシェンク : 京都新聞杯組では最先着したのはやはり底力。大事な時期を骨折で休んでしまったのは悔やんでも悔やみきれない。

⑤着ロジック : 遅い流れだったからか掲示板は立派。秋以降は2000以下に絞って注目したい。

⑦着アドマイヤムーン : 道中何の不利もなく進んだので、ラジオたんぱ杯以降休みなく走ってきたローテが問題か。

⑪着フサイチジャンク : 4勝してきたが、いまから見ると破ってきた相手関係が楽だった。秋の目標はまず重賞を勝つこと。