やっと連載更新できました。
よろしくお願いします。
暑すぎる毎日ですねー。
我が巨人、昨日も勝ってほしかったけど仕方ないです。
菅野投手、神宮の呪縛からいつとけるのでしょうか。
そして、来週はみなさんもお休みのところが多いのではないでしょうか。
体調に気をつけて楽しんでください。

 ひょうまの眼が大きく見開いた。
(やっと・・・)
 やっと、みーなと腹の底から区切りをつけられる。
 封印するのではなく、愛さないのではなく・・・。
(みーなのことを一生忘れなくていいのだ・・・自然な気持ちでいればいいのだ・・・)
 ひょうまは、立ち上がるとまた墓に水をかけてやる。
「これからもよろしく」
 つぶやくと、一礼して墓を後にした。
 これからは、年に一度はここに来よう。
 
 時刻は夕方、結構長くいたもんだ。
 今夜はホテルに泊まるか・・・。
 一瞬、けーこと初めて関係したホテルを思い出す。
(そもそも既に間違っていたんだ、けーことの関係は・・・)
 そう、知らなかっただけで、既に当時、息子である城戸涼介が存在していた!
「フ・・・」
 いかんというようにゆるく首を振ると、ひょうまは、全く初めてのホテルにチェックインする。
 ホテルからは日南海岸がよく見えて、みーなと遊んだり語らった日々を、“ためらいなく”思い出す。
(これでいいのだ・・・)
 ほんわかした気持ちになってきた。
「おそらくはまぐれの提案とはいえ、さすが鼻形さん、俺のライバルなだけのことはある・・・あ、元か・・・」
 1人で苦笑い。
 同時に、メールが届く。
「あ・・・!」
 おきゅうからだ。
 しかも動画メッセージつきメール。
「ひょうまさん、記者会見見てました。途中から、あなた、吹っ切れてきたわよね。今ごろはみーなさんのところかしら?図星だったら空メールでいいから送ってね、フフッ・・・」
 笑顔のおきゅう。
 ひょうまは即返信する。
 空メールなんてもったいない。
「あ、そうか!」
 動画メールなら動画メールで。
 スーツも着ている、宮崎のホテルであることがわかるアングルで、スーツ姿を見せれば図星である証拠にもなろう。
「きゅう子さん、君は何でもお見通しなんだな。さっきまでみーなさんの墓にいた。もう大丈夫、世間的にはみーなさんを忘れられない男でも・・・確かに、忘れることはないだろう、みーなさんへの愛情があったことは忘れられない、だが、それはそれ。今は、君を愛する星ひょうまであることを、伝えておきたい。本当は今すぐ逢いたい・・・だが、やはり、城戸・・・いや、涼介が幸せになるまでは少なくとも・・・。じゃあ・・・」
 ひょうまは現実の愛に辛くなり、ぶちっと携帯をきった。
 
 まあいい・・・。
 みーなのことが解決できないまま、かつ、おきゅうからも冷たくされたままあきこと暮らし始めるよりは、よほどましだ。
 あきこと暮らす・・・。
(はあ・・・)
 あきこがそれで満足ならそうするしかないのはわかっている。
 あきこを嫌いじゃなくて、むしろ家族として愛している、のと、だから一緒に暮らしたい、なる方程式は違うと、ひょうまは改めて感じるのである。
 つづく