私と坂本様純愛ラブ遺産相続殺人事件 -2ページ目

私と坂本様純愛ラブ遺産相続殺人事件

この物語は、某掲示板で深夜、ネカマキャラに扮する彼が冷かす坂本君との恋愛小説を

作者に依頼した事によって始った、正真正銘の「純愛小説」です。

偽ネカマキャラ=私=美幸=純真な女性でお楽しみ下さい。^^

FOXとYは喫茶店を出ると、そのまま近所の居酒屋に行った。


「いや~、さっきはYさんに一本取られたな。」


「ぺぎーの奴、もう少し女に執着心がないと、チャンスが回ってこないな。」


「ああ、典型的な奥手タイプだな。でも、まだ女に興味がアリアリってのが、いいけどね。最近は、童貞で生涯を終えるような無関心野郎もいるらしいからな。」


「おお、俺の得意先の暗い・・そう、35・6っていうぐらいので、まだ女を知らないらしい。で、そこの上司がこの間、俺に頼むからソープかどっかで経験させてきてほしいって言われてね、ちょっと誘ったらマジギレされちゃって・・・。普段は全然普通なんだけど、女にも男にも興味ないみたいでさ。」


「まあ、今の時代何でもありって感じだな。それより、この間の麗奈ちゃんはどうした?」


「ああ、彼女仕事で今九州行ってる。いい子なんだけどね。」


「Yさんもそろそろ、年貢を納める頃なんじゃ?」


「まあね、でもFOXさっきステを怒らせちゃって大丈夫?かなり最近マジで狙ってるでしょステのこと。」


「そう、この間マジで口説いたんだけどダメだった。まあ、さっきのはチョット拙かったな。でも、ぺぎーがきっとまた茶夢ちゃんの件でステに相談した時に、疑いは晴れると思うし、逆にその時がチャンスかなってね。」


「さすが、タダでは転ばないね。でも、ホントに茶夢ちゃん食わなかったの?」


「ああ、本当だ。俺も我慢強くなったと、自分自身感心している。」


「・・・まさか、FOX、ステにマジ惚れちゃったの?」


「それもあるかな?実際、誰かに恋することは俺のライフワークだしね。」


「本当にFOX見てると、独身以上に独身してるな。もし、相手に結婚でも迫られたらどうするの。知らないよ。ステも女だしね。」


「大丈夫。ステは賢いよ。」


その時、FOXの携帯が鳴った。茶夢からのメールだった・・・。


>先日はすみませんでした。

>もう一度、お会いしたいのですが、

>今週のご都合はいかがですか?


「FOX、拙いんじゃないの?相手はお前が結婚してるの知ってるんでしょ。」


「・・・。」


FOXは、明日空いていると返信した・・・。

月曜日ぺぎーは仕事が終わると、ステと例の喫茶店にいた。一通りの金曜日のデートの報告を終えたところだった。


「ステ先輩、自分やっぱダメでしたかね・・・。」


「ダメって事はないけど・・・。」


「っていうか、あんなに簡単にFOXさんが好きだと言った後に、私としない?なんて女性ってそうなんですか。」


「うん、ぺぎーしゃんは目の前でFOXへの思いを本人から聞かされて傷心気分。でも、茶夢さんはどうだったと思う?君からFOXは結婚していると聞かされて。」


「それは・・・。でも自分は茶夢さんに断られても即、他の女性に声を掛けたりしません。」


「そうね、それは君が正しくて茶夢さんがおかしい?って言ってる。君、本当に茶夢さんの事好きだった?いや、別にぺぎーしゃんの事責めている訳じゃないんだけどさ。」


「・・・。」


「きっと、彼女も寂しかっただけなんだと思うな。FOXへの気持ちだって、そんな愛してるとか言うレベルじゃなくて、ちょっと興味があった程度の気持ちだったんじゃないかな?でも、不思議なもので、一度そんな気持ちでも他人に告げた途端に、自分の中で確信めいた・・・う~そう、自己暗示にかかっちゃったみたいに、本気で好きになっちゃう瞬間ってのがあるんだな。」


「そんなものでしょうか・・・。」


「そんなものって、君だって彼女と結婚しようと思ってカラオケ行った訳じゃないでしょ。少なくとも本気で惚れたら、一人にしないでと言っている彼女を放っておけないと思うけどな。」


「言われてみれば、自分もそんな浮ついた気持ちだったかも知れません。」


「で、本題だけど、ここでこんな相談しているという事は、ぺぎーしゃんは茶夢さんの事がまだ好きなわけ?」


「そこのところが・・・。」


「こら、ハッキリせんか!男だろ。」 とその時、店の入り口からFOXとYが現れた。


「はい、自分は男であります。ステ姫様。ってステ、そんなにデカイ声でぺぎー君を口説いてるわけ?」とFOXがからかった。


「ああ、お二人ともお疲れ様。いや、ぺぎーしゃんがヌルイ事言ってるから・・・そんな声大きかった?」


「どうしたんだ、ぺぎー。いとしの茶夢さんにでもフラレたか?」今度はYがちゃちゃを入れた。


「ああ、どうもお疲れ様です。実は金曜日に・・・」


「それなら知ってるよ。カラオケ行ったんだろ。茶夢姫と・・。」


「え、どうしてFOXさんが・・・。ステ先輩さては・・・。」


「私は言っていないよ。誤解だ。」


「ぺぎー、お前はバカだ。そのカラオケの後、彼女からメールがあってその後会ったんだ。そこで、本人の口から全部聞いた。」


「ちょっと、FOX。まさかその後で変な所行ってないよね。」


「麗しきステ様、どうしてステ様がいるのに私が他の女性とそのようなイカガワシイ所なんぞ。」


「そ、そうだよね。いくらFOXでも後輩の惚れた相手だしね。」


「ステ、それは甘いな。俺はFOXと付き合い長いから経験上思うけど、FOXは間違いなく行ったぜ。」


「お、いくらYさんでも許せん一言。貴様、表に出ろ~な~んてね。Yさん、正解!」


「え、マジ。FOX本気でお前の事、私誤解していたよ。気分悪いから私帰る。ごめんね、ぺぎーしゃん。それじゃ。」


そういい残すと、ステは支払いを済ませ、店を後にした。


「おいおい、FOXいいのかよ。ステ、マジに怒っちゃったよ。」


「いいんだ、Yさん。それより、このドアホウの事だ。おい、ぺぎー、今の俺の発言を聞いてどう思う。」


「どうって・・・。」


「何、考えているんだよ。いいか、今俺はお前が好きだとぬかした、オネーチャンとやってきたって言ってんだぞ。」


「でも、それって仕方な・・」 その時、横にいたYが思いっきりぺぎーの頬を平手打ちした。ぺぎーは打たれた右の頬に手を当てたまま固まっていた。


「仕方ないだと?お前の女に対する執念はそんなものか。」


「だって、どうしようもないじゃないですか。彼女だって大人だし、僕は選ばれなかったわけだし。僕だって・・・。」そう言うとぺぎーの目から涙が一筋こぼれ落ちた。マスターは笑いながらカウンターの奥でグラスを拭いていた。


「ぺぎー、今の涙はなんだ?俺に女を寝取られての悔しさか?それとも、そんな軽い女を好きになった自分への反省か?」


「わかりません、多分、多分、先輩をFOX先輩を心から憎いという感情が高まって・・・。」


「ならなんで、俺の事を殴らない。いいか、本気で好きなら先輩も後輩も無い。そのぐらいの覚悟を決めろや。お前が俺の事を憎いと思った気持ちは、全部彼女への思いだろう。Yさん、帰ろう。ちなみに、俺は泣きじゃくる女を見過ごすことは昔から出来ない性分でね。金曜はホテルに行ったけど、彼女を寝かしつけて宿泊料金枕元に置いて、何もしないで出てきた。あとで、お前に請求書出すから払ってくれよ。俺の我慢料と込みでな。」


「おい、FOX嘘をつくな。俺は知っている絶対に手は握って寝ただろ。それに、変なところで関西弁出すなよな・・。」 


Yが茶化しながら二人は店を出た。

金曜日の業務も終わり、ぺぎーは早々に先日合コンのあった和食の店の前で、茶夢を待った。約束の30分前だった。

ぺぎーの手には、近所の花屋で仕入れた赤いバラが一本握られていた。買うまでは、我ながらグッドなアイデアであると自画自賛していたが、結構人通りの多いこの場所で人生で初めてバラを持って一人で立っていることは、意外に恥ずかしかった。


通り過ぎる人の中に、何人かに一人ぐらいの割合で、ぺぎーの後ろ手に持ったバラを見る女性の視線を感じていた。中には、それを見て「クスっ」っと笑みを浮かべる人も居た。


ぺぎーは頭の中で、どうせだったら花束にした方が良かった?ちょっと、セコイかな?とまあ、取りとめもないことで悩んでいると目の前に茶夢の姿があった。


「ぺぎーさん。ずいぶん早かったんですね。まだ、15分前ですよ。」 そう言って笑っていた。


「いや~、先日はあまり話も出来なくて。まず、食事どうします?」 ぺぎーは少し早口になったが、2日前からイメージしていた通りのセリフで答えた。


「うん、おなかは空いていないな。この間のカラオケ行きましょう。そこで、簡単な物でいいわ。あ、ぺぎーさんおなか空いてますよね。大丈夫ですか?」


「いや、僕もカラオケ屋さんでピザか何かがいいな。あ、そうだ。ハイ、これ。」 そう言ってぺぎーは一輪のバラを茶夢に差し出した。


「え、これを私のために。私、こういうの初めて。ドラマみたいね。ありがとう。じゃあ、さっそく行きましょう。」


二人は比較的狭いカラオケボックスに通されると、茶夢がドリンクを頼む際に、水を一杯頼んだ。運ばれた水のグラスにバラを立てて、再びぺぎーに「ありがとう。」と言った。


「ぺぎーさん、優しいんですね。ところで、今日本当に大丈夫でした?彼女とかいるんですよね・・・。」


「い、いや、彼女はいません。」


「え、そうなんですか。実は今日は相談したいことがあって・・・。あの、先日のコンパに来ていたFOXさん。彼女とかいるんですか?」


「FOX先輩ですか?あ、先輩は・・・。」


「先輩は・・・まさか結婚しているとか?ですか。」


「い、いや。そうではなくて、いや、ちょっとプライベートの事は良く知らなくて。」


「そうですか、仕方ないですね。・・・そうですよね、私と一緒にいたもう一人のモデルの麗奈も、あまり知らない人だったし。」


「茶夢さん、気になるんだったら直接電話とかメールしたらいいんじゃないですか?」


「ぺぎーさん、怒った?そうですよね。私、非常識ですよね。でも、なんとなくぺぎーさんなら教えてくれるかと思って・・・。」


「いや、別に怒ってなんか・・・。僕もなんとなく茶夢さんの気持ち分りますよ。なかなか、本人を目の前にすると舞い上がって、何も聞けなくなっちゃう。そんな、気持ちでしょ?」


「そうなんです。ぺぎーさん、やっぱり解ってくれた。結構、惚れっぽいんです。やっぱりメールしちゃおうかな。」


「それは・・止めておいた方が・・・。」


「どうして?さっきは自分でって・・・。やっぱり、知ってるのね、ぺぎーさん。」


「それじゃ本当のこと言います。FOX先輩なら、結婚しています。」


「やっぱりね。」


「やっぱりって、茶夢さん・・・。」


「大抵、私が一目惚れする相手って彼女や奥さんがいるの。で、結構騙されちゃう事もあるんだ。」


「・・騙されるって・・そんな。もっと、自分を大事にした方がいいですよ。茶夢さん綺麗だし、好きになってくれる男性なんか山ほどいますよ。」


「そうかもしれないけど、私、自分から好きにならないとダメなんだ。でも、どうしてぺぎーさん、さっき嘘ついたの?FOXさんのこと知らないって・・・。」


「そ、それは自分でも良く分らないです。なんとなく・・・。でも、茶夢さんがこれ以上先輩にハマって哀しむ姿を想像したら・・・。」


「ぺぎーさん、私の事どう思っているんですか?」


「どうって・・・好きです。」


「嘘つき。だって、もし本当に私の事好きだったら、どうして最初にFOXさんは結婚しているって言わないの。変じゃない。」


「だからそれは・・・。それは、うまく言えないけど君の事を好きな自分が、君の好きな人の事を悪く言うようで、なんとなくフェアーな感じがしなくって・・・。」


「良く分らない。本当に恋したら他人に構ってなんかいられないんじゃ?」


「それは、茶夢さんの愛し方です。僕には無理です。茶夢さんは、相手の奥さんや彼女を押し退けてもですか?」


「時には・・・。」


「あまり無理しないで下さい。今日はどうもありがとうございました。僕はこれで失礼します。」


「ねえ、ちょっと待って。あなた私としたい?」


「なにを言うんですか。そりゃあなたとしたくない男性を探す方が難しいですよ。でも、今の僕には出来ません。別の男性を目の前で好きだと言われた僕の気持ちも少しは考えてください。多分、今あなたを否定した事もこれからの人生でずっと後悔して、あなたの今の言葉を思い出すたびに、その先を想像とかしてオナニーでもしてますよ。そもそも、そんなつもりなんてないんでしょ。さよなら。」


「ちょっと、私を一人にしないで。私だって・・・。」


「そんな大胆なことが言えるのも、僕がまったくの論外でどうなってもいい存在だからでしょ。僕だってプライドがあります。それじゃ。」


そう言い残して、ぺぎーはカラオケボックスを後にした。

「お、ぺぎーの着信なんてプレミアだね。一体、誰からかな?」


「Yさん、からかわないで下さい。・・・あ~、茶夢さんからメールだ。」


「マジかよ。・・・本当だ。ぺぎーにも春が来たのか。」


「Yさん、そりゃないな。昨日のお礼かなんかのメールでしょ。早く見せてみろ。」


「いえ、これは後で一人で見ます。FOXさんYさんすいません。」


「いいのよ、こんな先輩なんかに見せなくて。ほら、FOXもYさんも仕事の時間でしょ。あ、ぺぎーしゃん後で契約書のまとめ手伝って。」


「ステ先輩、ありがとうございます。それじゃ、都合の良い時声かけてください。」


こうして、男三人YとFOXそしてぺぎーは喫茶店を後にした。会社に着くと、ぺぎーはトイレに直行。そこで、さっきのメールを見た。


>昨日はどうもありがとうございました。☆

>かなり酔っていましたが、大丈夫でしたか?

>今週の金曜日、空いていますか?

>もし良かったら、二人でカラオケ行きましょう。


ぺぎーは即返信をしようとしたが、その時初めて自分の手が震えている事に気が付いた。


>すいません、お酒はあまり強くなくて・・・。

>カラオケ行きましょう。

>待ち合わせ場所と時間は先日のところで大丈夫ですか?


「返信っと。」


その時、トイレでFOXの声がした。


「おい、ぺぎー。返信って声に出さなくても、返信するよ。大丈夫か?」


「あ、先輩そこにいたんですか。てっきり一人だと思って。」


「おい、ステが探してたぞ。早く行った方がいいな。」


「はい、判りました。」


トイレを出ると、ぺぎーはステのデスクに向かった。契約書のコピーやファイリングと一通りの作業を終えると、ステは


「ハイお疲れ様。ちょっと一服しようか。」と言って、コーヒーを持ちながらぺぎーをベランダに誘った。社内は禁煙であった。


「どう?さっきのメール。いい内容だった?」


「はい。YさんやFOXさんには内緒ですよ。今週金曜日、カラオケに二人っきりで誘われました。」


「そう。やったじゃない。あんまり、あせっちゃダメよ。悪い見本がいるから気をつけなくっちゃ。」


「なんか、女性を前にすると自信なくて。FOXさんやYさんがうらやましいです。」


「あの人達は特別よ。それに、女にモテたつもりでいるけど、本当は女に利用されているって事もあるしね。」


「あ、そうだ。ステ先輩に前から聞こうと思っていたんですけど、どうしてプライベートの時、FOXさんだけ呼び捨てなんですか?社内では北さんって言っているのに・・・。なんだか、ちょっと男として羨ましく思えたりする時があって・・。いえ、別に変な意味じゃないんですよ。でも、なんかFOXさんは女性の心が読めるのかな?って。」


「ああ、その事だったら別に彼を特別扱いしている訳じゃないの。彼がね自分から言い出した事なのよ。プライベートはFOXって呼んでくれって。まあ、ごく一部の同僚にだけだから、親しくないと云う事ではないんだけど。」


「それじゃ、僕の事もプライベートではぺぎーって呼び捨てにしてもらえますか?」


「うん、ちょっと考えておくね。親しいとか親しくないとかじゃなくて言葉って大切だから。特に呼び方はね。」


「そうですね。僕はまだ一人前じゃないですから。」


「まあ、そう悲観しなくても大丈夫よ。それより、金曜日頑張ってね。さて、もう一仕事頑張るか。」


そのあと、FOXとYの執拗な尋問にも耐えぺぎーは金曜日の約束の時間を迎えることとなった・・・。

「FOXさん、追いかけなくてもよろしいんですか? それにしても、XYGは強過ぎましたか。」

そう言うと一口だけ飲まれたカクテルグラスをマスターが片付けようとした。

「いや、彼女はXYZも知ってるし、酒は俺より強いぐらいですよ。」 


そう言うと勘定を済ませFOXも店を出た。店を出ると、ぺぎーに携帯から連絡してみるとぺぎーも携帯には出なかった。

翌日、いつものように出勤して昼飯を昨夜の三人で行き付けの喫茶店で取った。ステは今日は直行で午後からの出社だった。


「ぺぎーちゃん、昨日携帯連絡しても出なくて何してたのかな?」


「あれ、マジ。茶夢チャンだっけ。どうした?」


「それが、、、」


「え、初のお持ち帰りか?」

「それが、二次会のカラオケ屋で飲み過ぎたのか、家に帰ってすぐ寝てしまって・・・。」

「な~んだ。残念だな。」


「Y先輩こそ、あれから麗奈さんとどうしたんですか。」

「ちょっと、家でね。お茶した。」


「え~~~、マジですか。いいな。いいな。」


「ホントだ、独身はいいよな。麗奈ちゃんか、すげープロポーションだったしな。うらやましい限りで。」


「FOX先輩、何も泣く事ないじゃないですか。って、僕も泣いているんですけど。」


「それがね・・。やっぱ、止めておこう。そういう話は昼真っからするもんじゃないな。」


「Y先輩・・・気になって午後から仕事になりません。その先を教えてください。」


「大した事じゃないよ。それが、声がねスゴーく体以上にセクシ・・」


とその時、Yの目の前に座っていたFOXがYの足をテーブルの下で踏んだ。

「やあ、ステ。やけに戻り早かったね。契約OK?」 FOXは明るい笑顔で話し掛けた。


「聞こえたわよ。男三人昼間っから声がどうしたって?ホントにもう・・。」


「おお、ステ。昨日のモデルのオネーチャンのカラオケの話だよ。」


「ステ先輩。そう云えば先輩の歌、昨日初めて聴きましたがグローブなんか最高じゃないですか。」


「ありがとう。また行こうね。でも、ぺぎーしゃん昨日のモデルの子どうだった?」


「はい、ちゃんと携帯番号とメアドはゲットしましたから、これからに期待です。」


「ば~か、そんなの全員で交換したでしょ。もう少し女心を理解しなくちゃ。ねえステ。」


「ぺぎーしゃん、YさんやFOXにあまり変な教育されないでね。折角の好青年が台無しになるぞ。それにFOX、あなたこそ女心の勉強が足らないんじゃないの?」


「あ、それはそうと夕べ、ステあれからどうした?」


「昨日は俺がステを送って、そのまま帰ったよ。」


「あれ?俺はステに聞いたのにFOX反応が早いね。なんか怪しくない?」


「ああ、もう私は妻帯者に興味は無いの。ホント、バカバカしい。ぺぎーしゃん、今日のAランチ美味しかった?」


「はい。」


「それじゃ、私もA食べてさっさと仕事するか。」


その時、ぺぎーのメール着信のメロディーが流れた・・・。

今日の「合コン」は少しばかり変則だった。男どもは俺と同僚のYさんこと吉田に今年入社で新人のぺぎーこと三浦の3人だったが、先方のモデルのオネーチャン達は一人がドタキャンで2人になったものだから、急遽会社の同僚の捨井美里、通称ステを呼び出して頭数を揃えた。


なんとか、二次会のカラオケも終わり、それぞれにお気に入りの子を送るってな段階で、幹事役の俺は他の二人に気を使って同僚のステを送ることにした。ちょうど、タクシーの方向もそれぞれマッチしていたので、争いにもならなかった。


「ねえ、FOXが『お持ち帰り』しないなんて珍しいんじゃないの?」


「そんな事無いよ。ちゃんと、持ち帰っている。」


「え?私のこと言ってんの。」


「ああ、まだ10時だしもう一軒付き合わないか?」


「飲みは良いけど、その先は無しよ。」


「これは、先制パンチ。恐縮です。では、姫様・・・。こちらのBARで。。」


FOXは雑居ビルの3Fにある、木の扉を開けると思ったより広い黒を基調としたBARに入った。時々、利用するらしくカウンターに掛けるとすぐに名前で呼ばれていた。


「へぇ~、洒落たお店ね。いつも、こんな店で女の子口説いてるの。」


「そんな、ここはいつも一人でしか来ないとっておきの店だよ。女性同伴は初めてだ。ネッ、マスター。」


「どうしたんです、今日は飛び切りの美人さんなんか連れてきて、ビックリしましたよ。」


「マスターもお上手ですね。・・・どうやら、本当のようね。」


「だろう。こう見えても、真面目なんだぜ。」


「どうだか? でも、さっきのモデルの一人、あなたの事気に入ってたみたいよ。」


「どっちの娘?」


「茶夢って呼ばれてた娘。」


「ああ、ぺぎーが連れて行った娘ね。ぺぎーじゃタクシーで送って、ご馳走さまってお別れだろうな、今頃。」


「良かったの私なんかとここで飲んでいて。」


「今日はステと飲みたかった。」


「ダメよ、うまいこと言ったって。私は妻帯者には興味ありませんから。」


「連れないな。」


「前にも言ったはずよ。あなたは仕事でもプライベートでも素敵な人だけど、良き相談相手止まり。お互いにその方が長く付き合えると思うし。」


「マスター、マティーニじゃなくてXYZでコワントロー多めで・・・。ねえ、今俺の事「素敵」って言ってくれたよね。俺も君の事を本気で「素敵」だと思っている。人生において、お互いに素敵と認め合う奴ってそうは居ないと思わない?」


「いやだ、FOX本気で私を口説いてるの?」


「ああ、ずっと前から、思っていることを口にしている。」


「ちょっと、酔ってるんでしょ。ヘェ~、こうやって女性を落とすのね。勉強になりました。」


「ステ、一つ教えて。俺と寝れる?」


「バカ。それは断ったでしょ。」


「そうじゃなくて、君が俺の事を断ったのは、俺が結婚しているからだ。今、俺が聞いているのは生理的に俺を受け入れられるか?聞いている。」


「それじゃ教えましょう。ここに付いて来たのが一つの答え。そして、そんな質問を真顔で言うあなたには、答えはNOよ。」


「NOか・・・。」


「な、泣いてるの?」


「いや、カクテルが強過ぎただけだ。」


「イイFOX、あなたいつまでも女と見るやお願いします、なんてやってたら大切なもの失うよ。」


「大切なもの?」 FOXは声を一段とひそめた。


「そう、奥さんとか、仕事とか。」


「ああ、それも確かに大切だ。でも、俺にはHも大切なものだ。大切じゃない女は口説いたりしない。君だってSEXは大切なものだろう。少なくとも気に入った奴としかしないものだろう。」


「マスター、私にもこちらと同じカクテルを・・・。変な理屈ね。でも、少なくともあなたの選んだ相手ほど、私の基準は甘くないわ。」


「今回はその最高基準だ。」


「呆れるほど上手ね。これじゃ若いオネーチャンは一ころね。」


「やっと、俺の気持ちが判ってくれたんだ。」


「はいはい、ウッ、なにこのカクテル、こんなに強いの飲んでたの。気持ちは判ったわ。本気で「したい」という事が。でも、残念でした。本日、私女の子なの。ごめんなさい。でも、あなたの口説きは絶妙ね。ルックスもイイしね。それじゃ今日は隠れ家にご招待いただいて、どうもありがとうございました。」


それだけ、言い残すとステは一人で店を出た。

俺の名前は北貴常。キタ タカツネと読むが、北海道出身ということもあり東京の大学在籍中に付いたあだ名が、本名の北貴常を音読みしてキタキツネ変じてFOX。


まあ、女の子のケツばかり追っかけてたからFOXになったのかもな。とにかく若い頃から自分は病気かも知れないと思えるほど、Hな事ばかり暇があれば考えてた。小学校6年で初めて自分のモノを風呂でいたずらしていて初射精。


え?少し早くないかって?そうでもないと思うな。子供の頃から小便の飛ばしっこ競争とかでも、勃起すると遠くに届くこと・・・。そう、どうしたら勃起するか、小学生以前に経験上、男はどういう事を考えれば立つか知っている。ただ、精がホルモンの関係で出てこないだけ。関心はもっと小さい頃から・・・おっと、今これを読んでる男の君。退屈な話で恐縮だ。


ああ、一つ念を押しておくが、現在の俺33歳。普通に結婚もして、もちろん性犯罪歴とかも一切無し。

なに?初体験の歳?・・・一応、見栄張って14歳にしておこうか。中2の夏、高1の彼女の家でね。

なに?ルックス?・・・一応、芸能人で言ったら福山似と女からは言われる。身長は178センチ。


実はこれから職場の連中と「合コン」に出掛ける。

なに?奥さんがいてまだそんなことしてるのかって?仕事柄広告代理店でいろんな接待とかも多くてね・・・。

まあ、それでも時々は幸運の女神に逢える事もあるんだな。


おい、まだ質問?はぁ、今までの経験人数?野暮な事聞きなさんな。

実はある男のその質問に答えてから、ずっと悩んでいるんだ・・・。それじゃ、行ってキマ~ス。

なんか、パチンコにスロットそしてゲーム。それが終わると、プライベートの小説。かお


ブログの小説と以前は2本立てで書いていた時もあったのに、やっぱり書き出さないと書けませんね。


書いている時は、二つの世界を行ったり来たり。結構、頭の中は面白いんですけどね。キラキラ


今は一本に没頭している感じで、疲れると筆が進みませんね。。


今日は、「男の下心」についてちょっとばかり考えてみました。ニコニコ


いやはや、男の下心とはいつも都合よく変化するもので?・・・ってお前だけってな突っ込みは無しで、


実に不安定かつ大胆。ハッキリしている事は、ズバリHがしたい訳でそこから様々な事が起こる。。


時に嘘をつくなんて、当たり前。。。にひひ


「ねえ、ご飯食べた?」  「まだまだ、一緒にメシ行こう!」(実は食後1時間でも当然。)


こんな些細なものから


「ねえ、結婚しているの?彼女いる?」  「いるわけ無いじゃない。彼女居ない歴○○年。」


または、「こうみえても、結構もてるんだ俺。今も一人に申し込まれてるんだけど、性格合わないんだ。


ちょうど良かったちょっと相談乗ってよ。。」 な~んてね。


とか、どうしたら目の前の彼女の気を引けるか、もう真実を知る者とすれば「あはは・・・」状態。


まあ、実のところお互い気があれば、男も女もどんな手でも出してくれれば乗りやすいって


処なんでしょうが。ガーン


さあ、この辺から嘘とも真実ともつかないお話を・・・。


待てよ、それ小説にしようか? 「口説き上手に口説かれ上手」 「フラレ男の憂鬱」


あはは、これじゃ話しは3話で完結しそうだ。。ハロウィン

「読者の諸君。約束通り今日は私が主役だ。もはや依存はあるまいな。」


「まて~~~い、デスラ~~~~。主役と云えば「銭形」と相場は決まってるぞ~~~。」


「何を;愚か者め!!タダウシ、何年私の副官を務めている。スーパーデスラ砲発射準備だ!」


「しかし、デスラ様、あのような者に・・・。」


ひょ~~~~~~~しゃう~~~~。


「貴様、ずいぶん顔色が青いな。。」


「お前は、ナント翠帳拳の礼。ここあ~通さね~ぜ。」(タダウシが副官から雑魚Bに変身した。。)


「き、貴様の血の色は何色だ!!!!」


「でび~~~~る。」


「礼、待て。ここは俺に任せろ。顔色が青いはまずかったな。悪魔まで呼んでしまった・・・。」


あ~~~あたたたたたたたたたたたたたたた、お~~~あちゃ。


「あんた、バカ? デスラ砲やデビルビームに拳法が通用すると神拳に思っていたわけ?」


「け~~~ん。」


「・・・・・。あう・・・。」


「ぶざまね。」


「え~~~、愚かな人間共め。スーパーデスラ砲発射=======⇒」


「俺は男だ~~~~。」  「父ちゃん・・・。」  「お~とこには~♪自分の~世界♪」


「あ~うるせい。裏の島でまた3ゲ~連かよ!チッ。」(負けの込んでる客ウシ。)


「ほら、このアンポンタン。さっさと打たないから完全に乗り遅れちまったじゃないか。このノロマウシ。」


「ドロン著さま。お助けを~~~。ポチっとな。。」(タダウシ空かさず着替え完了。)


「わがデスラ砲が・・・完全に無視されている・・・。」


「ラクショウ~~~。」  「まちこせんせ~~~い。」 じゃき~~~~ん。


さしたるオチも無いままバトルは継続するのであった・・・。

先日、北斗SEで4回目の挑戦の末、初の昇天28連を記録。しかし、2,855枚DEATH。(青7・黄色)

皆さんは「シンクロ率」と聞いて何を連想されますか?ニコニコ


そうですね、自分はアニメで見た「エヴァンゲリオン」のリツコさんのセリフかな?ペンギン


「どうも、タダウシのシンクロ率が落ちているわね~。」


「ハイ、昨日に比べても6ポイントも下がっています。」


「このままじゃ、起動限界を下回るのも時間の問題ね。」


「いえ、先輩。既にタダウシは起動していません。」


「え、なんですって~~~。」


「タダウシ、完全に沈黙。」


「精神接続を100%カット。エントリープラグを強制射出。」


「ダメです。信号を受け付けません。」


「パイロットの生命は。」


「無事ですが、既に脳に感染が見られます。」


ああ、いったい何を書いているのだ。。エヴァ初号機ならここから景気良く「暴走」して見事「殲滅」


するところなんでしょうが、どう云う訳か暴走も覚醒もしない日々が・・・。


「僕にはブログがあるよ。これだけあれば、本部の半分は壊せるよ。」


「かまわん、数独(LCL)濃度を最高に上げろ。」


すみません、エヴァのファンの方達・・・。


次は「ヤマト」で行ってみるか・・・いや、「北斗の・・いや「ストップ!!ひばりくん」・・

はい、そろそろ、覚醒しようと脳内努力中です。。アップ


あ、それと本日の「 」内のセリフのキャストが理解できた方は、間違いなく使徒に感染しています。。にひひ