一応、飛んでる蝶々らしきもの。
予定のデザインが上手くできず、
失敗作です。
約1センチほどの蝶々です。
4月1日
私は、私の大切なDOLLに・・・。
嘘をついてしまいました。
ごめんなさい。
本当に、ごめんなさい。
DOLLは、きっと私の事を許してくれないでしょう。
ごめんなさい、DOLL。
お詫びします。
ごめんなさい。
「はい、日記、書けたわよ~(笑)
読んでおいてね!!」
「・・・。」
私は、暗闇の中に引きずられるように、意識をなくした。
気がつくと、私は・・・。
屋根裏部屋で、ロープを体中に巻き付け・・・私は、部屋の角から、DOLLを見下ろしていた。
「うふふ・・・。
明日は、何をして貰おうかなぁ?」
《あの子が日記を付けているわ。》
DOLLは、それに気がついたのか、振り向いて私に言う。
「何?
良いじゃないの?」
《DOLL。
なにを書いているの?
相変わらず、白紙の日記ね。》
・・・私は笑った。
「フン!
何を笑うのさぁ?
今度の私の、新しいご主人様のために、日記をつけているのよ!」
《その日記、でたらめじゃない?》
・・・DOLLは、急に大きな声で笑い出した。
「そりゃそうよ!
この、DOLLが付ける日記よ~!
私のご主人様のための、日記!
・・・フフフ・・・ハハハ!」
《その日記、どうせあなたにしか見えないんでしょ?》
「そうよ、フン!
私とご主人様にしか、見えないの!」
《あなたのご主人様は、この私。》
「良い事。
あなたは・・・『だった』でしょ?
ご主人様だった、昔のね。
アハハハハハ!」
《いいえ、今もそうよ。
だって、あなたの新しいご主人様は、まだ現れない。》
《だから、今もまだ、あなたのご主人様は、私なの。》
「フン!
この世の者ではないくせに!!」
《あなたが、この世から追いやったくせに。》
「あなたが勝手に日記を読んで。
あなたが勝手に、この世から出で行ったのよ。」
《いいえ、DOLL。
あなたが、私を殺したのよ。》
「うるさい!!」
DOLLは、そう怒鳴り。
書きかけの「DOLLの日記」私に投げつけた。
DOLLの投げつけた日記は、私の体をすり抜け。
・・・そして、部屋の壁にあたるかあたらないかのうちに。
【・・・赤い光となり、消えた・・・。】
その瞬間、私は黒い渦に飲み込まれ、部屋の壁の中に吸い込まれていった。
赤い光と共に消えた「DOLLの日記」。
そして、赤い光は炎となり、屋根裏部屋一面に広がりだした。
「いやぁぁぁぁぁ!」
私のDOLLは炎に包まれ、叫び声をあげた。
「私のブロンドの髪が!!」
「私の白いドレスが!!」
「いやぁぁぁぁぁ!!」
数日が過ぎた、ある日の事。
「ママ?
このお家、どうしたの?」
「火事なんだって、怖いわね。」
「うん。」
『・・・ねぇ、あなた?
私の新しいご主人様?』
「ママ、お人形があるよ。」
「まぁ、焼けてぼろぼろじゃない?
だめよ~、触っちゃ。
このお人形・・・汚いわ。」
「ママ、お人形、欲しいよ~。」
「うんうん。
新しくて、綺麗なのを買ってあげるね。」
『・・・ねぇ、あなた?
私の新しいご主人様?』
DOLLは、道行く人々に問い続けた。
『・・・ねぇ、あなた?
私の新しいご主人様?』
《DOLL。
だから、今もまだ、あなたのご主人様は、私なのよ。》
※ありがとうございました<(_ _)>
翌日、C子から電話があった。
私は、私のDOLLを持って、明日、・・・3月8日に遊びに行く事にした。
そう。
日記の通りにしなくっちゃ。
今日は、C子と約束をするだけだったよね?
この頃の私は、もう日付など、どうでも良いと思っていた。
とにかく、日記に書かれている通りに、翌日を過ごす。
・・・それだけを考えていた。
そうしなくちゃ、いけないのだから・・・。
3月9日
何なの~!?
あのDくんって!!
つまんないの~!
Dくん、大嫌い!!
・・・?
訳がわからない。
あれほど、Dくんが「好きだ」と、書いてあった日記。
それがどうして、急に「大嫌い」と書かれているの。
『明日になればわかる・・・。』
そんな簡単な事も、頭の中に浮かばなかった。
「どうして急に?」
その気持ちだけだった。
翌日、3月9日。
私は、私のDOLLを持ち、C子の家に遊びに行った。
「日記の通りに。」
それだけしか、考えていなかった。
「たかが日記」の通りに、過ごす・・・。
今思えば、私がDOLLだったのかもしれない。
「日記」と言う物体の、操り人形だった私。
私のDOLLを持ち、私はC子の家についた。
「きゃぁ~!
かわいいね!」
「・・・そう?」
「うん?
とても、かわいいわぁ~~~!」
「あ・・・ありがと、C子。」
「私も、Dくん。
持ってくるね!」
C子は、C子のDOLL、Dくんを持ってきて、ソファーに座らせた。
「じゃ、私も。
Dくんの隣に座らせよ~。」
C子のDOLL、Dくんと、私のDOLLを仲良くソファに座らせ、C子と高校の事や、友達の事や・・・。
たわいもない話しで、笑い合っていた。
「何?
何なのよ?」
そんな言葉が、私の耳に入ってきた。
「何もしゃべらないの?」
「ただのDOLL?」
「つまんないの~~~!!」
誰かがしゃべっている。
「私さぁ~。
Dくんって、私と同じだと思ってたのに~!!」
「ねぇ?
どうして、教えてくれなかったの?」
私のDOLLが、私にしゃべりかけているの?
「Dくんは、ただの人形だって、教えてくれれば良かったじゃない!!」
私は、何も答える事ができなかった。
どう答えたら良いのか?
私のDOLLも、ただの人形じゃない?
DOLLと私はと、家についた。
DOLLに命令されているかのように、私は、私のDOLLを抱いたまま、あの日記のある屋根裏部屋へと向かった。
屋根裏部屋につくと、DOLLが私に、机の倚子に座らせてと言ったような気がした。
DOLLが机の倚子に座り、机の上にある、あの日記の続きを書き始める。
「・・・DOLL?
あなたが日記を書いて・・・いたの?」
「そうよ、私のご主人様のために。」
私には、信じられなかった。
「DOLLの日記」・・・。
私は、このDOLLにずっと操られていたのだろうか?
ずっとこのDOLLに・・・。
「3月10日」
「また日付が、飛んでいるわよ。」
「いいじゃん!?
何日でも良いのよ!!」
「じゃ、4月1日にでもする~?」
DOLLは、そう言いながら、クスリと笑い、日記の日付を「4月1日」に書き換えた。
※書き直しにて申し訳ありません<(_ _)>
「何故?」とか、「どうして?」とか。
・・・そんな事を考える、心の余裕など。
その時の私にはなかった。
たかが、日記じゃない?
誰が書いているかもわからない、たかが日記じゃない!!
そう、「たかが日記」のはずだった。
「ほら~、私のDOLL。」
C子が、Dくんと名前をつけた、DOLLを持ってきた。
私は、Dくんに手を伸ばした。
「・・・ねぇ、C子。
Dくん、触って良い?」
「うん。
良いわよ~!」
C子は、Dくんに手を伸ばした私の手に。
それがあたかも、ごく自然のように、手渡ししてくれた。
不思議な時間が流れた。
私は、ただ、Dくんを眺めていた。
「ね?
かわいいでしょ?」
「うん。」
C子は、私の顔をのぞき込み言う。
たぶんC子は、その時、私が少し不安げだったのを感じたのかもしれない。
このDOLLに、告白って?
どうやってすれば良いのかな?
でも。
・・・しなくちゃいけないんだ。
・・・しなくちゃ。
「・・・かわいいねぇ、C子!
Dくんって。」
「ねぇ!
かわいいでしょ!!」
「うん!
かわいい!
このDOLL、Dくん。」
「わぁ~!
嬉しいな!」
「わ・・・私、Dくん、大好き!」
・・・くだらない・・・。
結局私、あの日記の通りに・・・くだらない。
あの時の私は、心の中で色々な思いが混ざり合っていた。
そう言わなければ。
そう言わないといけないと、・・・誰かに命じられたような思いと。
くだらないと思える、自分の心と。
そして、Dくんに告白らしきした事への、自分の心の安心感と。
日記の通りにした事が、私の不安をぬぐい去っていく。
・・・どっちにしたってさ。
たかだか、DOLLに言っただけじゃん。
そうよ。
DOLLに、かわいいね、好き、って言っただけじゃん。
そうよ、たかだかDOLLじゃん!
2月33日
良い子ね。
そうよ、その通りにしてね。
日記に書いてある通りにしてね。
これからも。
日記に書いてある通りにしないと、いけないのよ。
「2月33日」?
・・・。
この日記って、誰が書いているの?
・・・。
日記の通りに、しないといけないんだ。
今日って?
3月6日・・・だったかな?
もういいや、日付なんて。
私は、誰が書いているともわからない、「たかが日記」に恐怖を感じていた。
「3月8日」
・・・日付が?
2月は、終わったの?
今日は、3月7日?
これは、明日の事?
・・・日記、もとに戻ったの?
3月8日
え~と。
今日は何をしたかな?
そうそう、C子から電話があった!
私のDOLLを持って、遊びに来てって。
もちろん、
『良いよ!』
って、答えたよ!!
※書き直しにて申し訳ありません<(_ _)>
2月30日
友達のC子が遊びに来てくれた!
ママったら、大喜びでさぁ~~~(笑)
C子に、ケーキを買ってきてくれたんだ~~~。
ママは、C子の事が、大のお気に入りなんだ。
ママったら、いつも言うんだよね。
C子みたいに、礼儀正しくしなさってさ~~~(笑)
・・・。
今日は、3月の2日。
でも、C子が遊びに来てくれた。
ママが、C子にケーキを買ってきてくれて。
ママが、C子のようにって・・・。
・・・日付が狂っている?
不思議に思った。
この日記の中の2月は、いつ終わるのか?
・・・この世の中の2月は、すでに終わっている。
でも・・・。
日記の中の2月は・・・まだ続いた。
2月31日
なんだか~?
変なの~。
ママったら、凄いごちそう作ってくれてさぁ~。
でも、おいしかった~(笑)
さってと。
お腹もいっぱい~。
寝よ~っと。
今日は、3月3日。
おひな様。
・・・だから。
ママがごちそうを作ってくれた。
私はいつの間にか、この違和感に気がつきだしていた。
いつもなら、翌日の日記、翌日起こる事を読んでいた。
それが、いつの間にか、その日の日記を読むようになっている。
おかしいよなぁ・・・この日記。
日付も狂っている。
誰が書いているんだろう?
・・・そして。
2月はまだ続いていた。
2月32日
今日は、ママと高校で使う色々な物。
・・・ん~と、文房具とか、ハンカチとか。
ん~、とにかく色々な物を買いに行った。
かわいい物が良いよね?
って、ママが言っていた。
ママと買い物。
楽しかった~!
でも、ママったら、変なの~(笑)
あんな物、高校じゃいらないよね?
でも、ママが言っていたなぁ。
「あなたに、すぐに必要にんるから。」
って。
・・・。。
ロープか?
変なの~~~(笑)
・・・今日は、3月4日。
でも。
でも、ママと出かけて・・・ロープを買った。
2月34日
明日は、C子のところへ行くんだ!
絶対、絶対、Dくんに!!
告白するぞ~~~!!
卒業式までにできなかったんだから!
大好きなDくん。
明日こそ、絶対!!
え?
日付が飛んだ!?
これは、明日の事?
Dくんって、C子のDOLLだったよね?
・・・私。
あのDOLLに。
・・・告白しないと、だめなのかな?
翌日、3月5日の事だった。
C子から電話があった。
「ねぇ?
どう?
高校の準備はぁ?」
「・・・うん。
だいたい、終わったよ~。」
「うちに遊びに来ない?」
「え?
C子ん家?」
「うん。
ママがケーキ買ってくるって。」
「・・・うん。」
私は、C子に誘われるまま、C子の家に遊びに行った。
行かないと、いけない。
行って、C子のDOLLに告白をしないといけない?
※書き直しにて申し訳ありません<(_ _)>
・・・だいたいさ。
あの日記って、誰が書いているの?
・・・そうよ!
私ったら。
毎日さ。
あの日記に書かれた事をして。
私、変な事ばかりしてるじゃん?
そうよ、あの遠足の日だってさ。
遠足にだよ!
みんなが楽しく遊びに行く日にだよ!
なんで、鞄持ってさ。
一人で教室で勉強してなけりゃならなかったの!?
・・・日記に。
・・・そう書いてあったから。
そうよ!!
あの日も!
あの体育大会の日!!
どうして?
体育大会大好き少女の私が?
私って、運動神経、悪い方じゃないわよねぇ!?
その私に、バレーボールの試合を観戦してろって!?
笑いものだったわよねぇ?
みんな、不思議に思っていたわよ!!
私、あの日記の言いなりだわ!!
・・・。
そうそう、あの時も。
学校で一番嫌われている、先生。
・・・あの日記に書かれてあった通り、私、先生に手作り弁当を作って。
・・・バカみたい。
ホント、バカみたい!!
で。
今度は、あのDOLL?
あのDOLLに、告白するの?
・・・どうやって!?
まるっきり、バカじゃん!!
結局私は、あのDOLL。
C子のDOLLのDくんに、告白をしなかった。
2月16日
私の日記。
私の日記の通りにしないのね?
困るじゃないの?
言うとおりにしてね。
・・・。
私は、2月16日の日記を読み、もうどうして良いのかわからなくなった。
DOLLのDくんに、告白をした方が良いのだろうか?
たかが、日記じゃない?
誰が書いているかもわからない、たかが日記じゃない!!
そう、「たかが日記」だった。
2月27日
今日は、何もなかった~~~!
なんだか、心配して、ソンした感じ~~~!!
もうすぐ、3月。
3月は、おひな様~~~!!
今日ね、ママがおいしい料理を作ってくれるって!
楽しみ~~~!
2月28日
・・・えっと?
あれ?
今日って、何していたのかな?
そうそう、友人のA子と電話で話しました。
4月になったら、高校生だね?
私、今の高校にしたのってさ。
制服がかっこ良かったからなんだ~~~!
楽しみ~~~!
2月29日
今日は、日曜日。
友達のB子と、遊びに行きました!!
B子ったらおかしいの~~~(笑)
今日から、3月だって言うのよ~~~(笑)
今日は、2月の29日だよねぇ?
変なの~~~(笑)
・・・。
今年は、閏年じゃない。
今年は、2月28日まで。
明日は、3月1日だよ!
・・・いったい、誰が書いているの!?
・・・でも。
明日は、日曜日だ。
それに。
B子と遊びに行く予定・・・。
※書き直しにて申し訳ありません<(_ _)>
2月15日
もうすぐ、卒業式~~~!!
これで中学とも、おさらばだぁぁぁ!
・・・もうすぐ高校生なんだから~。
真面目に日記をつけたいと思いま~~~す!
えっと・・・、ん~と・・・。
真面目に書こうと思うと、何も浮かばないよ~~~(笑)
そうそう、卒業式なんだよね。
大好きな。
Dくんとも、お別れだなぁ・・・。
最後に告白したいなぁ~~~。
最後だもん。
高校、別々だもの。
・・・もう会えなくなるなんて。
なんか、寂しいな・・・。
Dくん?
・・・誰の事?
知らないよ!!
・・・Dくんなんて!!
私・・・。
私、その人に告白しなくちゃいけないの!?
でも・・・。
Dくんって?
・・・クラスにはいない。
翌日から、私は、同じ中学校にいるらしい、Dくんを探した。
私が、大好きらしいDくん。
・・・私が、大好きらしい?
おかしな話しだと、思いつつも。
どうも私の様子がおかしいと感じたC子が、時折、私に声をかけてくれた。
「どうしたの?
今日も、誰か、探しているの?」
「・・・うん。」
「私も探してあげるよ~!
誰、探しているの?」
「あ、・・・うん。」
C子には悪いとは思ったが、どうしてもDくんの事は言えなかった。
いや、言っちゃだめだと、自分の心のどこかが叫んでいたのだと思う。
「ねぇ?」
「ん?」
「今日、帰りにうちに寄っていかない?」
「C子ん家?」
「うん。
うちのママがさ。
遊びに来たら?って」
「・・・あ。
ずっと、遊びに行ってなかったね。」
私は、C子に言われるまま、学校帰りにC子の家に寄った。
C子は嬉しそうに、大きな箱を持って来た。
「ほ~ら、これ見て~~~!」
「何?
大きな箱。」
「うん。
昨日、パパが買って来てくれたんだ。」
「へぇ~。
何が入っているの?」
「今、開けるね。」
そう言い、C子は箱を開けた。
「ほ~ら、これ~~~!」
「・・・DOLL?」
「そう、お人形!!
かわいいでしょ?」
「うん、かわいい。
名前つけたの?」
「・・・うん。
名前をつけめなんて、ガキっぽいよねぇ~~~(笑)」
「ううん。
そんな事ないよ!!
うちにも、女の子のDOLLがいてさ。
私、名前つけているもん~~~(笑)」
「え~~~、そうなの?
この子、Dくんってつけたんだ!!
・・・ちょっと、恥ずかしいな・・・(笑)」
・・・Dくん・・・。
そのDOLLが、Dくん?
・・・私。
私が、なんでDOLLに告白しなくちゃいけないの!?
C子の家を出で、私は一人心の中でつぶやいていた。
※書き直しにて申し訳ありません<(_ _)>
9月13日
今日は、友達のA子の誕生日でした~!
ハッピー・バースディ~!
A子~~~!
でも、ちょっと悔しいな。
私、知らなかったんだよね。
B子が、「さぷらいずー!!」ってさ・・・。
昼休みに、ナ・ナントでっかいケーキ!
・・・私にも教えてくれていたらなぁ~。
う~~~!!
冷蔵庫にあった、イチゴ、持って行けばよかったな。
あんなでっかいバースディケーキが用意されていたなんてさ。
ママが、なんと言おうと、持って行くべきだったなぁ・・・。
でもでもでもさ。
ケーキ、おいしかった~~~!
え?
そうなの?
明日なの?
じゃ、明日の朝、忘れずイチゴを持っていこう~~~!!
朝、ママが起きないうちに、冷蔵庫を覗いた。
大きなイチゴが入ったパックがあった。
私は、そのイチゴに手を伸ばした。
その時、いつ起きてきたのか、ママの大きな声がした。
「だめよ!
今日、お客様が来るんだから。
そのイチゴは、お客様に出す物なんだから!」
・・・仕方ないなぁ、あきらめるか。
・・・でも。
私は、ママがキッチンにいない間に、素知らぬ顔でイチゴを持ち、学校へ行った。
そして、昼休みになった。
「やっほ~!
昼休みだ~~~!!」
「A子~~~!!」
・・・あ。
B子がA子に声をかけた。
サプライズ?
「A子!
ハッピー・バースディ~!
サプライズ~~~!!」
「きゃ~~~!!
すごぉぉぉい!
こんな大きな、ケーキ~~~!」
・・・今だ!!
「A子!
私からも!!
サプライズ~~~!!」
「きゃゃゃゃゃ!!
イチゴだわぁ~~~?」
「な!
なによぉぉぉ~~~?
あなたには、
サプライズの事、言ってなかったのに~~~!!」
「・・・えへへ。」
あの時は、楽しかった。
本当に、「日記のおかげで得をした」と・・・思った。
・・・今夜も、日記を覗きに行こう。
9月14日
『だめじゃない?
日記の通りにしなくっちゃ!
困るのよね、私。』
え?
どういう事?
・・・。
翌日、何となく重苦しい気持ちで、学校へ向かった。
・・・なんだか、とても気味が悪い。
日記の通りにしなかった自分。
何か、不吉な事が起こるような気がして。
・・・なんだか、怖くて。
とても重苦しかった。
『困るのよね、私。』
・・・『私』って?
・・・誰の事?
その夜は、あの屋根裏部屋に行くまいと思いつつも、私の足は、何かに呼び寄せられるように、屋根裏部屋に向かっていた。
それが毎夜続き、私は「日記」に書いてある通りに・・・。
そうしないと、だめだなんだ・・・と。
そうしないと、怖い、不吉な事が起こるのではないか・・・と。
ただ・・・ただ、恐ろしかった。
※書き直しにて申し訳ありません<(_ _)>