さてさて、昨日行こうと思っていた「名水」。
見事「通行止め」になってまして(^^;)
迂回路を探したんですが、わからず、ガソリンも残り少なかったので、一旦帰りました。
で、今日またチャレンジ。
自分でも、また翌日行くなんて初めての事やし、珍しいなと思う。
まあ、目の前にして断念なんて、悔しいですからね(^^)
かといって翌日すぐに行こうとするのは、今までというか結婚してからほとんど名水巡りに行って無いせいなのかな?とも思ったりしています(^^;)
今日の天気は昨日より悪い。今にも雨が降りそうな感じです。
ちょっとの間でしたけど、オープンにしてみました。でも、臆病者なのですぐに閉めちゃいましたけど(^^;)
ロードスターは雨が降ってきてもすぐに閉めたりできないもんね~(涙)
ルートとしては昨日とほぼ同じ。
国道192号線からJR山川駅付近の交差点で国道193号線に入り、しばらく道なりに。吉野川市美郷町に入って、→郵便局という看板のある交差点を右に曲がり県道250号線を木屋平に向かって走ります。
県道というより・・・険道??
昨日の通行止めの道は最短距離。木屋平に入る少し前の急カーブを右に入れば行けたんですけどね。
更にその手前にこの小さな看板のある分かれ道があったのでした。もうひとつの道。昨日は見逃して、思いっきり木屋平に入って、えらいこっちゃでしたが(^^;)
ふう、やっと見つけたぜ・・・・・と思ってたら、
ここからが、いわゆるスーパー林道のような道だったのでした(T-T)
う~ん、ちょっと右にハンドル切ったら、落ちますなぁ。
しかも、道はほとんど舗装されておらず、デコボコガタガタ。
う~ん、まあ名水にはこんな道がつき物やから・・・とは思いつつ、久しぶりの悪路に緊張。ちょい命かかってるし(笑)
それでも、1or2速でトボトボ走っていると(後ろも前も誰も走ってなかったから)、さらにデコボコ・ガタガタ(。>0<。) ちょっとこれはひどくない????と本当に心臓がドキドキしながら進んでいったのでした。
そしたら、かなりの凸凹のある箇所が・・・・・
こりゃバンパー擦るかも。しかも横に避けられるほど道幅ないしな・・・。ぎりぎりまで寄せるか・・・・・。
ガッ!ズズズズズーーーーー・・・・・・・・・・。
。゚(T^T)゚。
見事に、擦った音がしたのでした(涙)
もういやや、これ以上こんな道があったら帰ろう・・・。と思ってたら、着きました・・・・。
途中、一本道な上に分かれ道があってもちゃんと看板があるので、車さえ大丈夫であればたどり着けます。
目指したのは「母衣暮露滝(ぼろぼろたき)」という徳島水紀行50選の一つに掲げられる滝です。
ま~、着くまでに車がボロボロになりましたけど(涙)
とまあ、そんな三流ギャグは置いといて、滝は林道の途中にあります。駐車場ってのは無いですけど、停められるスペースはあります。
滝まではこのような感じで道があります。
いいなぁ。こういう厳かなというか何か出てきそうな、「もののけ姫」の世界観みたいな雰囲気いいなぁ。これぞ、言い伝えのある滝にあってもおかしくない雰囲気。不動明王も祭られています。
じっと耳を澄ますと何か聞こえてきそうな・・・・・ブルッ。
これが母衣暮露滝。落差約30m。
説明書きによると、この地域の修行僧の方が滝の飛沫で衣服が濡れるのもかまわず、日が暮れるのも忘れて祈願していたことからこの名前が付いたそうです。 この漢字もなるほどといった感じ。どこかの○走族のような名前に見えますけど・・・(^^;)
ちょっと水量が少ないのが残念かな・・・・時期的なものもあると思うんですけど、最近は雨も少なかったですから。
水量が少ないからこそ、滝にも近づけます。もちろん冷たいですけど(笑)
今までの滝は水量が少ないところでも、岩や柵とかがあってなかなか近づけなかったんですが、この滝は近づいて触ることもできます。上に行くことはできませんけどね。
雰囲気は今までの滝で一番いいですね~。修行に使われていたというのもうなずけるし、一人でゆったり過ごしたいと思わせる滝です。
道も道やし、どうせ来るのは私くらいかな・・・と思ってたら、地元?のご夫婦が来られました。一人で楽しみたいなと思ってた私は帰ることに。ご夫婦は私がいたことにちょっとびっくりされたようでした。
「あの、香川ナンバーの車そう?」
と質問されました。 私が遠くから来たことをいうと、かなりびっくりされたようで、「どうやって探して来たん?」とまた質問されました。「インターネットで・・・」というと、「最近はそういうのがあるからなぁ」となるほど、といった感じでした(^^)
ご夫婦も「水が少ないやろ」とおっしゃってたんで、もともと水量は少なめの滝なのかもしれませんね。
冬には凍った滝も見られるようです。
こうやって訪れる人は絶つことがないんやろうなと思いました。
さて、さっき来た道を帰らねばなりません(涙)
ま~、またちょっと擦っちゃいましたが・・・・・(--;)
皆さんは綺麗な道が出来てから来た方がいいですよ(苦笑)
県道250号線に出て、帰ります。
とあるカーブでふと右を見ると、外車が見えました。
少し先のスペースに車を停めて、トボトボ歩いて戻ると、ご夫婦が水を汲んでいらっしゃいました。
「ホタルの甘い水」と書かれたこの場所。ホースからは綺麗な水が出っぱなし。
私が近づくと、水を汲んでいたご夫婦が汲んでいた手を止め、ご挨拶してくださいました。
「あ、先どうぞ」と言われたものの、私はここに水を汲みに来たわけでもなくて、常連なわけでもなかったので、ちょっと恐縮したのですが、その様子に気づいたご主人さんが私の持っていた空のペットボトルに水を入れてくれました。
初めて来たこと、この先の滝(母衣暮露滝)に来ていて、水を汲んでいるのが見えたから寄ったことを話しました。
優しい方でした(^^)
こちらのご夫婦は何と香川県からこの徳島の山奥に水を汲みに来ているとのこと。しかも、2年前(だったと思う)から汲みに来ているのだとか。
ここは高松の知人の方に教えていただいたそうで、その教えてくれた方も人づてに聞いたらしい。教えてくれた方は御歳80歳だというのに、やはり高松からここまで汲みに来ているのだとか。高松市の保健所でこの水をわざわざ検査してもらって、「飲んでも問題ない」と言われてずっと愛飲しているらしい。
ほえ~、「知る人ぞ知る」ってこのことか・・・・と感心したのは言うまでもないです。
こちらのご夫婦はポリタンク7缶ほど持ってきていらしたので、いっぱいになるまで、この水にまつわる話を聞かせてくださいました。
地元の有志が、湧き水をわざわざここまで引っ張ってきて、汲めるようにしていること。
肝臓にいいらしいこと。
水道水は1ヶ月置いたらもうカビてしまっているけど、1年置いてもカビない(実験した人がいるらしい)こと。
子供さんは、ジュースや清涼飲料水よりこの水を飲んでいるのですぐに無くなること。
などなど。ご主人はとてもお話が上手な方で、私がいろいろ質問しても答えてくださいました(^^)
とにかく、この水は名水だってことがよ~くわかりましたよ(^^)v
ご夫婦も水を汲み終えて、「楽しいお話をありがとうございました」とお別れをしました。
そのご夫婦が出た後すぐにまた違う車が水を汲みに来てました。
本当に人気ある名水なんやなぁ。
さっきのホースからはとめどなく水が流れてましたけど、このご夫婦が汲みに来始めた頃はもっとすごい勢いで流れていたらしいです。私もすぐに蛇口とか閉めるタイプなんで、出しっぱなしってもったいないって思うんですけど、地元の人いわく「いちいち止めて流れを溜めておくより、流しっぱなしの方が水にはいい」らしいのです。
この人は何杯持って帰ったのかな???
さて、思わぬ名水を見つけてご機嫌なまま(^^)、山を降りてコンビニでお昼ごはんを買って食べました。
そして、次に目指すは美馬市穴吹町。
と、その前に・・・・。
バンパーはもう何度も擦ってるんで、もうええわ~~~(ノ◇≦。)と思ってるけど、リアのマッドフラップはさすがに初めてで辛い(><) でも、ここはあんまり目立たなさそうやし・・・・ええか♪(おい) 自分で綺麗に直せる技術はないし、板金に出すのも高いしなぁ。
と、ひとしきりショックを受けたところで、次の滝へ。
国道192号線まで降りて、穴吹町に入って交差点を左折、国道492号線に入ります。
そこから南下。 さすが3桁国道、なかなかの狭さです(笑)
その途中には、
恋人峠という場所があります。
かつて往来が困難なときは「悲恋の峠」、行き来が容易になった昨今は「恋愛成就の峠」としてここがラッキースポットのようになっているみたいです。大きな鐘とこの南京錠ですぐにわかります。
そういや、香川県の坂出市にもこんな南京錠のたくさんある公園があったっけな~。どこにでもこういう場所はあるんですかね?
香川のところには「○○と△△ □ヶ月目♪」みたいなことを書いてる南京錠が縦にかけられてたけど、半年経った後から途切れてて、「半年で別れたのか・・・・」と何か寂しくなった思い出があります(^^;) 私は全然こういう二人の・・・みたいなイベントにはあまり興味がないんですけどね(^^;)
まあ、そんなことはさておき、恋人峠を越えると、右手に「→閑定の滝」と書かれた看板が見えます。
駐車場はないので、近くの道路端に停めました。
徳島水紀行50選のうちの一つ。地元の人は「御所が滝」と呼んでいるそうです。
車から滝まではすぐなんで、行きやすいです。
今日は水量が少なめですね。う~ん、残念。時期的なもんやとは思うんですけどね~。
水量の多いときの写真をサイトで見ると、結構な迫力やったんで、そういうときにお目にかかりたかったかなぁ。
ま、これはこれで綺麗なんですけど(^^)
滝つぼがそこそこ深いのか、釣りをしている親子がいました。近づいて見ると確かに深そうな感じ。魚は見られなかったんですが、釣れたのかなぁ??
親子で餌つけてました。
かなり人が訪れる場所のようで、香川ナンバーの車でお年寄りの団体が来たり、車を停めて見に来る人が結構いました。
ゆっくりもできなそうだったので、写真撮ったり水に触れたりしてから滝を跡にしました。
もう一つ回れそうな感じかな。
と思って、次は計画してなかったところに行くことにしました。
というのも、ココまでの名水巡りの途中で「あ、『→○○滝』って書いてる」と見つけたものの通り過ぎたところがあったのでした。同じ穴吹町内で距離も遠くなさそうだったので、そこに行くことに。
192号線まで戻って、西へ。少し走ったところでダイハツの看板があるので、そこを左折。西から来た場合はダイハツの看板のすぐ向こう側に「→百々の滝」と書かれた小さな看板(見落としやすいと思う)があるので、そこを右折して踏み切りを渡り、まっすぐ走り、お宮の横を抜けると滝への道があります。
駐車場はないので、空き地にこっそり停めさせてもらいました(^^;)
「この先軽自動車以上入るな」って書いてあるんで、行けないんですよね。ロードスターだったら行けそうな感じでしたけど。駐車スペースはそこにはありましたんで、もうちょっと駐車場のこととか考えて欲しいな~って感じです(><;) ロードスターも停められない事なかったけど・・・。
車を降りててくてく歩いていくと、こんなものが。
この滝には「七つの頭を持つ龍」が滝の主として住んでいるという伝説があったらしいです。雨乞い時にも「龍は本当にいた」と思われる出来事があったとか。
今日は龍の口から水が出てなかったですけど(^^;) 水不足やからかなぁ。雨乞いせないかんのやろか?(汗)
で、この写真の龍の頭の上に「777」って書かれてあるのに気づきませんでした?
実はさっきの恋人峠といい、穴吹町ではこの「777」という数字、結構見るんですよ。
何でやろ?と思っていたら、この「777」、旧の穴吹町の郵便番号にちなんで北斗七星の形に結んで、名所・旧跡7箇所にラッキー宮殿なるミニ宮殿を7年かけて建設しているのだそう。詳しくは美馬市のサイトに載ってます。 パチンコやスロットで勝ちたい方は願掛けにいいかもしれませんね(笑)
で、滝の話に戻ります。
このラッキー7の建物を通り過ぎると、そこには滝の広場が。
駐車場はありませんけど、ちゃんと整備されてます(^^;)
奥に目指す滝はあります。
その途中に、
何か、乗ったら崩れそうな雰囲気の橋がかかっていました(笑)
回り道して滝にも行けるんですが、こういうの見ると行きたくなるんですよね。
見た目に騙されず渡ってみると、意外に丈夫。
小川の上を渡って、滝に到着。
う~ん、ここも水量少ないなぁ。その割に滝つぼが広いけど。
落差は7mだそう。
滝自体の迫力はないですけど、先に述べたように「七つの頭の龍」の伝説もあり300年前にも記録が残っているようですし、その広場の整備の状態から見ると、地元ではかなり大切にされているのがわかります。地元の方の憩いの場にもなってるみたいですね。 ますます水量が少ないのが残念です(>_<) 子供連れで貸切バーベキューとか楽しいかも(^m^) 駐車場がどうにかならないかな~。
ちなみにこの滝にいたのは私一人だけでした(汗)
百々の滝を跡にして、まだ時間があるな~と思っていたら、
やっぱり降った。
雨です。 ま~、朝からやばかったから、いつかは降ると思ってたんですけどね。
キリのいいところで今日の名水巡りは終了!
今回は水量の少ないところばかりでちょっと残念でしたけど、思わぬ名水を口にすることは出来ましたし、数を回ることができたので、良かったです。
車は母衣暮露・・・・違ったボロボロになりましたけどね(涙)
帰ってきてぷ~ちゃんに今日のことを話すと、
「行く車が間違うとる。そういうところはジムニーとか4駆系やろ」
と言われました・・・・・orz
次は紅葉の時期を狙いたいなぁ。