彼女の過去。 | 乗車定員若干名。

乗車定員若干名。

五年以上前の出来事をUPする備忘録ブログ(笑)


ウィッチ⑥

 主人が一人でウィッチを散歩させていたときのこと。いつもと同じ散歩コースやったんやけど、見も知らない人が声をかけてきた。

 

 「この犬、○○で拾ってきたんじゃないですか?」


 主人がウィッチと出会った所をその人は言った。どうしてこの人がウィッチのことを知っているのか。

 主人がウィッチの知っていることを話すと、「やっぱりそうなんや」と言う。


 この人はブリーダーの方で、ウィッチのことをお世話したことがあるのだそうだ。ウィッチの昔を知っている人。

 主人はその人から話を聞いた。

 

 前の名前はマロン。前のご主人の名字も聞いた。

 避妊手術はしているとのこと。

 カルテのある病院の名前も聞いた。

 ウィッチはその風体からラブラドールだろうと勝手に推測していたが、やはりラブラドールレトリーバーで、血統書は前の飼い主のところにあるらしい。けど、前のご主人は病気で亡くなられたため(手放した理由も入院)、わざわざ取りに行くのもどうかと思うし、血統書付が良くて買おうと思ったわけでもないし。


 で、本当はこのブリーダーの人がウィッチのことを飼おうかと思っていたらしい。「この子、全然吠えんやろ。おとなしいし、うちの犬が吠えてうるさいからな~。もし家族の人がうちに持ってきたら、引き取ろうと思いよったんよ」と言ってたらしい。

 

 「エエ飼い主に拾われたね♪」と言ってなでてくれて、その人とはお別れ。

 嬉しい偶然、良い出会いやね♪


 私はその話を主人が散歩から帰ってきて聞いて、早速ウィッチを


 「マロンちゃん♪」と呼んでみた。



 が、



 私の顔を見ただけで、いつもバタバタ小屋の前を走り回るんで、名前に反応しているのかどうかさっぱり分からない(笑)



 普段散歩させているとき、人とすれ違っても行こうとするだけで、吠えたりせんのやけど、このブリーダーさんには吠えたらしい。

 やっぱり覚えとるもんなんやねぇ。



 ま、それでも、ウィッチはウィッチで、うちらのかわいい家族には変わりないけどね(^^)