プレSE。


受注支援、システム提案、顧客折衝。


システム分析、企画、立案、基本計画、などを行う。


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土屋は説明を続けた。


システムは二年後に見直し再構築を予定しているが、

現在の規模から約二倍になるため、機械を大きくせざるを得ないと考えている。


「でも、私たちには、運用のプロもいない、場所もない、ということで

 開発は私どもがやりますが、運用は外部へお願いしようと考えているところです。」


「これから調達仕様を考えていく予定にしていますが、

 予算はついていますので今年度から運用設計を開始したいと考えています。」


「どうしてもシステムの性質上、仕様書は荒いものにならざるを得ないし、

 我々は金は出すが知恵は出ないので提案を求める形の調達になると思います。」


「調達の詳しいことは申し上げられませんが、現場にはヒアリングしていただいて結構です。
 近藤さんには現場に出入りしていただいていますので、

 彼と一緒に行動していただければ、現場の協力も得やすいと思います。」


土屋は、矢継ぎ早に説明を続け、御厨が時折出す質問にもてきぱきと答えた。


尾藤は途中、ほとんど何もしゃべらずただニコニコと聞いていただけだった。


土屋の説明が終わり、御厨の質問も尽きたころ、

尾藤はやおら場を締める言葉を発し、打ち合わせは終わった。


三人は、立ち上がってお礼を述べその場を去ろうとしたが、

土屋は石塚に渡すものがあるから残るように言った。


尾藤は、石塚によろしく頼むと言い残して、御厨と一緒にコンテナハウスを出た。


二人は、会計検査院を出るまでは無言だった。

先ほど上ってきた坂を下り始めたときに尾藤が御厨に問いかけた。


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