ほんとに結子さんらしい、なりっぷりだった・・・それは。
落ち込む大雅(松本潤)に対し、彼の持ち味、やさしさ、長所・・・
彼自身さえ気づいていない自分のいいところというものを、
結子さん演じる詩織は、やさしく、独り言のように、かつ具体的に
こまかい点を例にいろいろ挙げながら、「そういうところは素敵だ」
と伝える・・・
こんな雰囲気で、自分のよさを認めてくれたら、それは惹かれるはず。
ドラマでも映画でも、人のもつ魅力・息吹を感じさせ、言葉や表情、
しぐさ、感情に説得力ある演技をするのは、結子さんの真骨頂です。
こういう人は、きっとどこかにいるに違いない、でもなかなかいない、
こういう存在を作り出すのが、見事です。
Heart Wave・・・
第3話でみせた、この説得力は、結子さん自身が、常日頃から
その人の長所、魅力、よさを自分なりに感じ取って、その部分への敬意を
忘れない人だからこそ、醸し出せる”味わい””雰囲気””オーラ”がもたらす
ものだと思います。
大雅が詩織に「好きだ」と告白しました。
好意を受け取った時の、内心複雑な信教の女性の繊細な表情が、
ほんと見事でした。
まっすぐ大雅の目を見ずに、「すきなひとがいます」と言った
詩織の心境が伝わっってきたような気がしたんです・・・
本当に亡き夫の存在が心のすべてを覆い尽くしているなら、
相手の目を見て、自信を持っていまの気持ちを伝えるんじゃないか・・・
どこか自分の心が許せるくらいの魅力をもった人が現れたからこその
どこか強がりで、微妙な雰囲気をもたせたのではないか・・・・
詩織の心のスイッチを、結子さんがどう描いていくか・・・
楽しみです。