はるにゃん2

ハルがまだこんなに小さかった頃、初めて子育てを実感しました。

悪さをすれば怒るだけじゃなく手が出るし、足を噛めば蹴りが出る。にゃんこに言ったって分かるはずもないのですが、本当に聞かん坊で自分も親に反抗的だった事もあって、自分によく似た性格のハルに手を焼きながらも、自分と親との関係がこんな感じだったんだと思う毎日でした。


ある日、ハルが余りにも酷く噛み付いたのに思いっきり腹を立てて、壁に叩きつけた事がありました。加減してはいましたが、かなりヒヤッとしましたねえ。慌てて怪我が無いか確認しましたが、ハルが怒ってぐずりだしたのでそのまま説教をして、落ち着かせてから放してやりました。


かと思えば、階段の方から嫌な音がしたかと思うと、階段の隙間から落ちたらしく、脳震盪を起こした時もビックリしました。ほんのちょっとの間、気を失っただけで済んで良かったです。


思いがけない事故や怪我に冷や汗が出る思いで、にゃんこでよかったあ、と思うことしきりですが、ホント、親の苦労が身にしみて分かったし、子育ては親に似るんだと、つくづく思いました。