イパネマの娘
BOSSA NOVA (ボッサ・ノヴァ)という南米音楽がある。
訳すと、「新しい傾向」っていう意味らしくて、最初は別に音楽ジャンルを指すものではなかったみたい。
ジャズとラテン音楽が融合したといわれてるけど、諸説があり定かではない。
ボッサの生みの親は「ジョアン・ジルベルト」。
彼の奥さんだったのは「アストラッド・ジルベルト」。
もともと歌手じゃなかった彼女は、あるイベントで歌を歌うことになった。
歌手じゃないから、声量もなければテクニックもない。
彼女は小さくて細い声で、ある歌を英詩で歌った。
それが
イパネマの娘
アストラッドは、この曲で一気にスターダムの道を歩むことになる。
「ボサノヴァの女王」と呼ばれる彼女のアルバム。
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アストラッド・ジルベルト, アントニオ・カルロス・ジョビン, ジョアン・ドナート
ボッサの基本っす!
- アストラッド・ジルベルト
- いそしぎ
テクとか声の張りが歌の良し悪しをきめるわけじゃないのよ。
というささやきが聞こえてきそうな二枚。
レコードを聴きましょう その弐
手っ取り早くレコードを聴くにはどうするか?
Q1:ミニコンポなどのオーディオセットを持っている
YES:Q2へ
NO:↓
魔:ポータブルレコードプレーヤー。スピーカー内蔵なので、お気に入りのレコードを乗せればいつでもどこでも、たとえオーディオを持っていなくても、レコードを楽しむことができます。Q2:所持しているオーディオセットの裏側に「PHONO」入力端子がある。
ある:Q3へ
入力端子はあるけど、「PHONO」っていうのはない:↓
- オーディオテクニカ
- audio-technica AT-PL30 レコードプレーヤー
クソ注釈:フォノイコ内蔵なので、通常の入力端子で接続が可能です
入力端子がない:Q1のNOへ
次回は、お持ちのオーディオセットにPHONO入力端子がある場合。
つづく
泣きボッサ
- スーパー・ノヴァ
- ウェイン・ショーター, ジョン・マクラフリン, ソニー・シャーロック, ウォルター・ブッカー, ミロスラフ・ヴィトウス, チック・コリア, ジャック・ディジョネット, アイアート・モレイラ, マリア・ブッカー
ウェインは、1970年を迎える直前まではマイルス・デイビスと歩みを共にしてきたが、フュージョンに傾いていくマイルスとは目指す音楽性の違いが目立ち、最後にはマイルスの元を離れる決意をする。
ウェインが「スーパー・ノヴァ」はマイルスの新譜にぶつけて発売された。
- マイルス・デイヴィス, ウェイン・ショーター, ジョー・ザビヌル, チック・コリア, ビリー・コブハム, デイヴ・ホランド, ジョン・マクラフリン, ベニー・モウピン, ジャック・ディジョネット, ドン・アライアス
- ビッチェズ・ブリュー+1
どっちもすごくレベルたけー!!
「ビッチェズ・ブリュー」はエレクトリックマイルス第一弾といわれるだけあって、フュージョン色が強い。(ウェインはクレジットこそあるものの、ほとんど参加していない)
対して「スーパー・ノヴァ」は民族音楽の匂いが強くただよう。「DINDI」のボーカルも、強烈な人間臭さが伝わってくる。
それぞれの目指す音楽を戦わせて、それぞれが名盤を生むなんて、そんなこと・・・
今のJ-POP界にはあるのでしょうか?
ともあれ「スーパー・ノヴァ」は必聴の一枚。
アルバム同名の1曲目の疾走感がたまらない。
レコードを聴きましょう その壱
ちょっと文体を変えてちょっぴり紳士的に。
音楽の聴き方は人それぞれですが、私は「これから音楽を聴くぜ!!」って身構えるときは、やっぱりレコードをチョイスします。
なぜかって?
それはやっぱり音が良い
のと、レコードをターンテーブルに乗っけて、回転している盤に針を落とす。小さなスクラッチノイズが入って、手にした酒を飲みながらイントロを待つ・・・。A面が終わりB面へ盤を引っくり返すのも、面倒といってしまえば相当面倒なのですが、それは音楽を聴くための儀式。それら一連の動作が、「音楽を楽しむ」行為そのものなのです。
CDにはない味と空間、そして音を手に入れることができるはず。
ちなみに力を抜いて音楽を聴くときは「iTunes」でジュークボックス状態にするので、私のなかで、CDが非常に中途半端な存在になりつつあります。まあ、音質を追求するならばCDの方が断然良いのですが、なにせレコード以外は力を抜いている状態(寝る前とか)で聴いているので、そこまで注意していないのです。
良質な音楽を生み出したアーティストへ敬意をはらって、
みなさんもレコードを聴きませんか?
つづく
赤心の歌
ブルーアイドの巨匠「アル・クーパー」の6枚目のアルバム。
- アル・クーパー
- 赤心の歌
ブルーアイドっていわれるけど、結構ブルーズ色が濃くて、「土くさい」と感じる人もいるかもしれない。
どこからどうなめまわしても名盤
中でもサイコーなのが、本当にベタでもうしわけないけど、
「Jolie」ヤバすぎ
アルが愛する女性を思い描いて歌った曲だと。
カッコつけすぎだぜ!!
axis: bold as love
ギターヒーロー、ジミ・ヘンドリックスが放ったサイケアルバム。
- Jimi Hendrix
- Axis: Bold As Love
基本的にオレは、ジミを速弾きの先祖としかみてないアーティストは
興味ゼロ
ジミはインプロビゼーション(即興演奏)とか、ジャズ的なアプローチこそ評価されるべき。
やれ、「チューニングが狂ってる」とか
「今のギタリストより速弾きじゃない」
とか 、そもそも観点がずれてるし、そこを求めるなら、ジミを聴く必然がない。
速弾きチューンされたトリビュートアルバムとかウザい。
ファズと不協和音のサイケ性をとにかく堪能できれば幸せな一枚。
スピーカーけちらしてスピーカーだきしめよう
音楽を聴くのに必要なものがいくつかある。
最低限のシステム
1.プレイヤー
2.アンプ
3.スピーカー
それとCDやらレコードやらの音楽ソフト。
ここで取り上げるのは3の「スピーカー」。
ロックとかジャズを大音量で聴きたいならコレ。
JBL 4312D
http://www.harman-japan.co.jp/products/jbl_cons/4312d.htm
いわゆる「ドンシャリ」つって、ベースがドンドンブリブリいって、ハイハットがシャリシャリチンチンいってる。迫ってくるようなサウンドが特徴。
アメリカのスピーカーメーカーJBLの、ベーシックモデルといっていい。
普通にミニコンポとか買うことを考えたら、めちゃくちゃ高いけど、金を出す価値はあると思う。
オレはコイツの先祖の「4312Bmk2」を使ってたけど、一つの方向を明確に指し示しているし、
潔さが感じられる。
世の中にはいろんなスピーカーがあって、それぞれに得意不得意があって、4313Dはその中のたった一つにすぎないが、バランスのよさとキャッチーさはかなりのものだ。
一回聴けば、ミニコンポには絶対もどれなくなる。
秋と枯葉
秋といえばジャズ。レコード屋も売り場を連動させてるトコも多い。
オレは一年中聴いてるけどね。
とりわけジャズ盤のなかでも、より秋を感じさせてくれるのがこの一枚
- Cannonball Adderley
- Somethin' Else
もう、名盤中の名盤。ただよう哀愁。
あまりに名盤すぎて、
「ジャズの入門に」
とかよく言われるんだけど、オレそういうのキライなんだよ。
入門とかえらそうな事ぬかすから、どんどんジャズの敷居が高くなるんだよな。
まずは聴いてみてほしい。オレはもう何百回聴いたかわからない。
「枯葉」を。
音楽コレクションを外へ持ち出す -iPOD-
オレは
APPLE社がキライ
MACがキライ
だって、使いづれーし、値段は高いし、
なんとなくスカしてる気がするんだもん。
だからキライ。大キライ!!
なはず・・・
だったんだけど・・・
コレすっげー!!
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- iPODがかなり売れてるって聞いたとき、基本的に流行り物とAPPLEがキライなオレは、
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- 「iPODなんてクソだぜ。
- 音は圧縮(音質が若干落ちる)するし、
- ヘッドフォンは白くて弱そうだし、
- APPLEだし」
iPODを使う知人を、散々バカにした。
心からコケにした。ある日までは・・・
「え・・・? iPODって、WINDOWSで使えるの?」
これを知った約一週間後、
iPOD購入
サイコー。iPODサイコー。
オレが買ったのは20GBのモデル。普通に圧縮すると、約5000曲をiPODに詰め込める。
コレクションのほとんどをiPODに入れて持ち歩ける。車にも乗せられる。
単純計算でアルバム500枚ですから!
そしてコイツの真価ともいえる機能が
SHUFFLE機能
iPODにぶち込んだ曲が全部掻き回されて再生される。これがアツい!
マイルスのバップの後にボサノヴァが始まり、ジミのファズギターへ続く、
みたいな普通のプレイヤーとかチェンジャーじゃできない芸当をやってのける。
ボク、もうiPODなしでは生活できないです
そしてMACも買ってしまいそうな気がする・・・
音楽を聴く・演る・楽しむ
た。そんなウェラーもまだ音楽をやってるし、歳をとったな
りに音楽の楽しみ方があるはず。
だけど、今の日本人はたしかに歳とともに音楽から離れてい
ってしまっているように感じる。
そこでこのブログでは、音楽をより良く楽しむための手法を
ディスクの紹介から、機器の解説までを交えて、多角的に紹
介していきたい。
みなさんの音楽ライフの一助となれればと思う。