まりなびゼミナール第五回 | まりなび

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~19th season marinavi~
プロ野球(“マリーンズびいき”です)、グルメ、旅、社会情勢コラムがメインのエンターテイメント番組スタイルブログです。

まりなびゼミナール第五回は、金城副担任による『球場風記』です。


前回の東京スタジアムの紹介が途中で終わりましたので、続きを始めます。



映画会社・大映とプロ野球チーム大毎オリオンズのオーナーであった永田雅一氏が、これまで自前のグラウンドを持たなかった大毎のフランチャイズ球場を作ろうと、1962年、荒川区南千住の住宅街に建設しました。敷地は千住製絨所の跡地であり、戦後ここにに明治村を建設すべく土地を購入した名古屋鉄道より特別に用地を譲り受けて完成・開場させました。


『光の球場』と、呼ばれていたのは有名な話であり、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の第82巻にも『光の球場』という話で登場しています。


つまりは、下町に光り輝く球場が出来たわけです。アメリカ・サンフランシスコにあるキャンドル・スティック・パークを参考にした本格的なつくりで両翼90m、中堅120m、35000人収容、ナイター照明設備6基。内外野天然芝で、当時としては画期的な、1900ルクスの明るさを持つ照明を完備していました。

内野スタンドは二層式で、本格的スタンドとなっていました。等席毎に色分けしたカラフルなプラスチック製の椅子を使用し、全ての座席がホームベースに向かうよう設計され、ファールグラウンドが狭く、内野フェンスも低かったため間近で選手のプレーが堪能できました。現在で言う「選手と同じ視線」を、この当時に既に存在していたという事になります。


また画期的なバリアフリー構造(現在の野球場でも階段設計になっているものが大半を占め、スロープ型の通路を設置している球場は非常に少ない)となっていて、比較的ゆったりとした座席で試合を観戦できると好評だったほか、貴賓席として球界初のゴンドラ席も設置。セリーグに対抗意識を燃やしていた永田氏は「これだったら後楽園球場でも手も足も出らんだろう」とご満悦だったそうです。


現在のマリンスタジアム、いや下手をすれば設備としてはそれ以上かもしれません。設備的には選手にも大好評でしたが、用地の関係で外野が膨らみが無く、ホームランが出やすいというのが玉に傷でした。これで300勝投手の小山正氏がパームボールを開発したわけです。


親会社が変わり、1973年監督に就任した金田正一氏は現役時代400勝の実績を持つ大投手でしたが、就任時「こんな投手泣かせの球場を買い取る必要はない」とロッテ本社に提言したため、ロッテオリオンズは東京球場からの撤退を余儀なくされています。

現在は荒川総合スポーツセンター が建っており、スポーツを愛好する人たちの憩いの場となっております。

そして、川崎球場を本拠地とするまでは『ジプシー・ロッテ』と呼ばれる時代を迎えます。



と、言うわけです。現在ではスカイマークスタジアムが日本で一番綺麗な球場といわれていますが、当時は東京スタジアムが日本、いや東洋一の球場だったかもしれません。


今日の講義を終わります。



(c)機動戦艦ナデシコ
「味の素スタジアムの前の名前と同じと、言うわけですね。」

    ↓

機動戦艦ナデシコ21
「あんた、今日の講義内容を全く理解していない!確かにあそこも東京スタジアムって名前だけれど、今はマリーンズの歴史を勉強しているんでしょう!むかっ

金城副担任による説教が小一時間続きました・・・・。四の字やドロップキックを喰らうよりはマシですが、学年主任も近年稀に見るバカに後ろで呆れています。

そんな生徒にこんなメールが・・・。

札幌市豊平区PN『やっぱりユリカよりエリカでしょう!』さんからのメールです。

「あんた、バカ?ウチのエリカの方が断然、いいですね!」


片やファイターズの救世主のエリカ(森本稀哲選手)

マリスタ(森本選手)

片や艦長をやればらの稚拙な行動でバーンやミラー並みのピンチを招くユリカ

機動戦艦ナデシコ10

では雲泥の差がありすぎです。


因みに森本選手の実家の『焼肉絵理花』は東京スタジアムと同じ荒川区の日暮里にあります。南千住→三河島→日暮里ですので、近いと言えば近いです。



★Marines EVENT INFORMATION

10月14日(土) 読売新聞「だっち君ビーチクリーン大作戦06 in 幕張」

 正午集合 ビーチクリーン開始:12時半~ イベント終了予定16時
【集合場所】千葉マリンスタジアム前
【注意事項】雨天決行(イベントの内容は変更することがあります)

管理人、参加予定。


11月12日(日)マリーンズファンフェスト2006



★アンケートにご協力下さい(15日正午まで)
マリスタ向上委員会~第十回~

マリーンズ・ファンチョイス~第10回~
土井狩権太~怒れ善良なマリーンズファン~第9回

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カルト・クイズ第三回です。正解がわかったならば、コメント欄に書き込んでください。

難易度1

コアなファンが口にする『エカ』。これはある人を指していますが、一体誰でしょうか?

①江尻亮

②近藤貞雄

③山本功児

④八木沢荘六


難易度2

悪夢の18連敗から一年後の1999年。7月7日にマリーンズは首位になりましたが、この試合の勝利投手は?

①黒木知宏

②小宮山悟

③小野晋吾

④薮田安彦


難易度3

山本功児監督の一声でクローザーに配置転換された小林雅英投手。その配置転換された2000年7月2日の試合で前代未聞の記録を達成します。それは一体何でしょうか?

①一球も投げずセーブが付いた

②打者と対戦せずに勝利投手

③一球も投げていないのにボークを取られ敗戦投手

④打者1・投球数1で勝利投手


難易度3

今でも伝説の『ボーリック・ナイト』。

この試合でタナボタの勝ち星を得たのは?

①小林宏之

②藤田宗一

③薮田安彦

④ブライアン・ウォーレン


難易度4

『ボーリック・ナイト』を簡潔に説明してください。