店員はすぐにやってきた。



「サワーじゃなくて酎ハイを頼んだんだはず(・∀・)!」


「・・・はい。」←ダジャレじゃないのよ?


「コレはサワーだったんだはずよ ブッ!」


「えーと、カルピスハイ。」←最初から意味不明 ブッ!


「・・・・・・(・∀・)?」


「・・・・・・?」


「これ・・・ハイじゃなくて、サワーだったんだはずよ(・∀・)?」


「・・・?」


「カルピスハイを注文したのに、カルピスサワーが来てるんだはず(・∀・) ブッ!」


「えーと・・・カルピスハイ、ですよね?・・・カルピスハイ・・・。(カルピスサワーを見つめる)」


「・・・(ー”ー;) 」


ナコたんは徐々にイラついて来ている様子。



「炭酸のお酒飲めないんだはずよ ブッ!」



ハッ!としたようにメニューを見直す。


カルピスサワーなんてメニューに載っていない。


って事は・・・この店はカルピスハイを注文すると、カルピスサワーが出てくる、つー事である。


花沢さんが言った。


「単なるカルピスジュースに焼酎入れてもらえばいいんじゃない(・∀・)?」


なるほど。


てかそーゆー説明が本来必要なのかどうかはわからんが、この店員がお酒を飲まないとなると必要かもしれない。


そしてカルピスサワーが無い店でも、カルピスハイは当然作れるだろう。


ソフトドリンクにもカルピス、とゆーのが勿論あったし。



「あ(・∀・)、じゃぁそうしてなんだはず ブッ!」


「・・・・・・?」


「・・・?普通のカルピスあるでしょ?炭酸じゃなくて水で割って欲しいんだはず(・∀・)!」


「これは最初から炭酸が入っているんですよ。」


「・・・カルピスウォーターあるでしょ?それで割ってーなんだはず!」


「カルピスウォーターは無いです。」


「ん?じゃぁ普通のカルピスも炭酸入ってるんだはずか(ー”ー;) ?」


「いいえ、カルピスには炭酸は入ってません。」


「だからソレで割って、なんだはず!」


「えーと・・・。」←超混乱 ブーーーー!



「(|||ノ`□´)ノオオオォォォー!!サワーって言うのはサイダーで割ってあるんだはず!ハイ、って言うのは水で割ってあるんだはず ブッ!普通!!関東では!ブーーーーーー!」


「サワー・・・ハイ・・・。」←ますます混乱 ブッ!


「だから普通のカルピスジュースに焼酎入れてきて!なんだはず!」


「いえ、最初から炭酸は入ってるので・・・。」


「カルピスジュースにも炭酸入ってるんだはずか?」


「いいえ、カルピスジュースには炭酸は入ってません。」


印に戻る×3)






「・・・・・・(ー”ー;) もういいんだはず ブ~・・・。」←呆れてる


「・・・はい・・・。」


3人はドン引き(ノ ̄〓 ̄)ノしたまま凝固。


ナコたんはグッタリ。



テーブルに置かれたカルピスハイを見つめ、ナコたんがストローでかっちゃます。←北海道弁か?


「こうやって炭酸抜くからいいよ!ナンダハズ・・・(ー”ー;) 。」


混ぜる事5分。


どうやら面倒になってきたナコたん。


「あ(・∀・)!こうすればいいんだはず!ブーーーーーーー!」←ナイスアイディアにご満悦


ストローから息を吹きいれ、ブクブクブクブクと泡を出し始めた!



一同さらにドン引き(ノ ̄〓 ̄)ノ。



さらに面倒になったナコたん。



「・・・コレけっこう疲れるんだはず ブッ!やってー!なんだはず ブーーーーーーー!



あ・・・交代制ですか・・・(ノ ̄〓 ̄)ノ。



小さい頃、ジュースでストローでやったり、コップで声を出しながらやってよく叱られたモンだが・・・。


コレ、強制でヤレ!となると結構キツイ。



おうちに帰ってからもさらに討論。


「沖縄ではハイを頼むとサワーが出てくるんだはずか?」


「うーん、そんな事ないと思う。」


「じゃぁなんでなんだはず?」


「単にあの店が知らないんだはずよきっと~。ソレにみんな島酒(泡盛のこと)飲むから酎ハイなんかどうでもいいんじゃないの?」


「・・・(ー”ー;) 」


なんとも気持ちの悪い終り方をしたナコたん珍道中二日目の夜でありました・・・。



そしていよいよ次の日は、キャロットアイランド!津堅島で思わぬ豪遊の巻き!