春休みに先立ち、1年間通園した公立幼稚園最後の修了式

 この日は先生方も卒園式のようにフォーマルな装いで、園長先生から子どもたちに1人ずつ閉園の記念品をいただいて(寄せ書きの冊子、子どもの顔写真入りのマグ、親たちも一緒に学校の音楽室を借りて録音した園歌のCD、子どもたちが自分で選らんで移植した鉢植えの花など)

 年少クラスでは子どもたちはピンとはきてないようだけど、先生方とママたちは、一人一人涙ぐみながら挨拶と握手して。

 家では家族だけではできなことをいっぱい経験させてもらえた幼稚園に親として感謝ですドキドキ ありがとうございました。


 翌日には閉園式があって、市関係の来賓や卒園生たちも大勢来られて、先生方や在園児のママたちはお客さまを迎える立場になって朝からドタバタあせる

 子どもたちの歌、シュピレヒコール、園の歴史を振りかえるスライドでしんみりしたり、ママたち有志のだしもの(ハンドベル演奏)、卒園生のバンドやらでにぎやかだったり。

 自分の幼少期を思いだすと、年少ぐらいの記憶ってアルバムの写真を見て後づけされているように感じるぐらいおぼろげでしかないんだけど、きび太郎にとってもこの1年間の記憶って大人になったらそういうものになるのかしら・・・。

 ちょっとさびしい気もするけど、それでも何か彼なりに心に残しておいてほしいものがいっぱいあった一年間でした。


 それでもきび太郎はその1ヶ月ぐらい前から

「新しい幼稚園に、○○くんも一緒に行く?」

 とクラスのお友だちの名前を順番にあげて聞いたり、同じクラスのYousくんも夜寝るときに新しい未知の幼稚園のことを考えて涙ぐんだりしていたそうで、子どもたちなりにいろいろ思うところがあるようで。

 いつの間にか新しい幼稚園の名前を(ちょっとあやしいながら)知っていたり、子ども同士でうわさ話していたみたい。(・・・どんな内容か、こっそり聞いてみたい!)


 

 そして春休み中、新しい幼稚園の入園式に先立っては、園舎見学会がありました。

 外観は、子ども向けにどうなん?と(私は)思うコンクリートうちっぱなしデザインの今どきの建物。

 中はもちろんすべてピカピカキラキラ

 1階は保育園の小さい子たちのクラスや設備、2階は年少以上の幼稚園のクラスとホール。

 ロの字形の園舎は、廊下の壁にぞき穴があったり、外が見えるように窓を足元まで大きくとっていたり、廊下の壁の後ろのかくれんぼやヒミツ基地にしたくなるような小さなスペースにも床暖房がついていたり、子ども目線にも楽しいしかけがあって。

 イレギュラーなできごとに弱いきび太郎、見学会当日も案の定、

   行かない

   だんご姫と留守番しとくからおかあさん行ってきて

   新しい先生イヤ

   うわぐつはかない

 などと言ってグズっていたけど。

 1年間の経験からもちろんそうなることだろうと想定してクラスのお友だちと時間をあわせて行っていたのも功を奏し、きび太郎、途中から親たちをほっといてお友だちと先さき進み、最後にはいつのまにか勝手に靴をはいて園庭で遊んでました。

 新しい担任の先生にもご挨拶できたし、新しい幼稚園も楽しいところ!ときび太郎のアタマにインプットできたようで、ちょっと安心かおDASH!



 そして迎えた入園式さくら

 土曜日だったので、はずだんごちゃんも一緒に家族で行きました。

   

 これまで説明会ではおじいちゃんの理事長先生の話ばっかり(しかも、!?むかっ、と思うような・・・)で。

 ロッテンマイヤーさんみたいな風貌の園長先生は説明会でも言葉を発さなかったのですが、入園式の園長挨拶ではじめてお話をうかがって。

  明日から先生の話はだまって聞きなさい

  卒園までには生活態度もお勉強もしっかり見につけてもらいます

 と笑顔もなく内容もロッテンマイヤーさんのような話に、正直私は、え~汗こんな幼稚園やったん・・・あせる

 説明会でも幼稚園の方針や行事について質問しても、「まだ決まっていないので」「4月になってから詳しいことは」「園舎もできていないのにわかりません!」という理事長先生の応答にガッカリしながらも、どうせ新しい幼稚園になるならせめて1年間なれしたしんだお友だちがいる方がきび太郎の性格上よかれと思って選択したのでしたが・・・あせるダウン

 まあ、えらく長くて小難しい話だったので、子どもたちは全然わかっていないようだったのが、かえって幸いというか・・・



 そんなこんなでしたが、新学期はじまりました

 せっかく幼稚園まで親が送迎していてもアッサリした登降園で担任の先生と顔を合わさない日もあったり、保護者は行事以外立ち入らないでくださいといったかんじだったり、今までと違う方針にとまどいながらも、いつまで昨年度のことをひきずっていていいこともなく。

 制服登園か私服登園かも質問しても先生ごとに回答が違ったり、水筒持参なのもなんとなく口コミで伝わってきたり、まだまだかなり混乱しているようで。

 それが影響しているのかいないのかはともかく、きび太郎、涙の登園の一週間でしたしょぼん

 もう~・・・これも昨年度1年間でこちらも慣れっこになりましたわっDASH!

 もちろん想定の範囲内よっDASH!DASH!

 4日目ぐらいから、同じクラスのお友だちに手をつないでもらって玄関を入れるようになって、ホッ・・・

 しかし休みあけ月曜の今日、登園したときには同じクラスのお友だちがたまたま玄関付近にいなかったので、

「おかあちゃん~あせる 一緒におへやまで来てよ~あせるあせる

 と、ギャー泣きあせる

 いまだ新しい幼稚園への送迎同伴に慣れないだんご姫も、ギャー泣きあせる

 先週1週間の様子から、別に親が教室まで行ってはいけないわけでもないようだったので、今朝は2階の教室まで行ってようやく登園・・・

 しかし昨年度、きび太郎が「きび太郎、おかあちゃんが来てくれなくても他のおかあさんとちゃんと帰ってくるよ!」と自分から言い出したのは、3学期修了式の1週間前だったことを思えば、すべて想定の範囲内ビックリマーク

 そう思って、受けとめる心の準備ができた私も、1年間経験して成長したわっDASH!


 まだまだ不安感もありますが幼稚園にたいして不信感にだけならないように・・・

 親子ともども、この4月からはじまる1年間でどんなことがあるのかワクワクもしますねドキドキ