こないだコバ夫婦のおうちに行ってきました♪

 目的は、「昭和の建物」社宅拝見と、コバばあちゃんのお着物拝見です

 しばらく前に亡くなったコバばあちゃんのおうちを取り壊す前に、マダム・コバが着物の残りをもらってきたそうで、それを見せてもらいに。


 「浴衣らしいのを夏祭りに着たけど、お手入れどうしたらいいの?」

という質問から、アレコレ聞いていくと、どうも浴衣でない何か!を着ていたらしい・・・というのが、今回の訪問につながったの。


 実際に見せてもらうと夏祭りに着たのは、

   麻の単衣 + 盛夏用名古屋帯を無理やり半幅に折ったもの

 でした。。。! 残念~どれもハズレ!!


 コバばあちゃんの着物は、予想以上にたくさんあってビックリえっ

 しかも、必ずあるはずの訪問着が一切なく、帯・帯関係の小物もほとんどなかったので、いかにも他の人がもらっていった残りを、ごっそりもらいました!ってな感じの品揃えでした。

 でもビックリマーク その残りがすごいのよ~!!

 とてもおしゃれさんなおばあちゃまだったと思うのね。そしてお金持ちな。。。


 羽織やコート類がたくさんあって、とくに驚いたのは、黒の羽織2枚

 バラの刺繍のものと、金糸の織で花柄の地模様のもの。どちらも背に一つ縫い紋。

 どちらもすっごいおしゃれ! ・・・そしてすごく着ていく場所を選ぶわね、これは。だから残ってたんだろうなぁ。

 写真撮らしてもらえばよかった~ ホント、素敵だったのよ…ラブラブ


 他にも、

  単衣の紬

  レースの道行コート

  おフランスのビロードとか、おドイツの生地の冬コート

  喪の道行コートが夏用、冬用

  袷は小紋がほとんど、紬が少し

  夏の附下が1枚

  紫の色無地、一つ紋付

                    ・・・などなど。


 多畳紙は、阪急百貨店とか心斎橋大丸とか、川崎の呉服屋さんとか。

 コバさんのおうちは戦前は関東で時計店をされていたそうで、当時はお金持ち。戦時中にハトに白米をあげてて、ご近所さんに注意された逸話のあるほど、若い頃はお金持ちマダム時代を過ごしたおばあちゃまだったそうです。


 お着物はきっと持っておられた一部にすぎないんでしょうけど、どれもおしゃれで、長いことお茶やってたり、よっぽど着物を着るのが趣味の人でないと、もっていないようなものが多かったです。

 でもコバさんに聞くと、

「ばあちゃんが着物着てるの見た覚えがない」

 とか。

 確かにのこっているもの、ほとんどキレイです。着た後のものでも洗い張りして、しつけがついたままだったり。

 シミも少なく、お手入れは結構行き届いていて、大切にされていた様子がうかがえますl。


 「どれでもほしいものがあったら、もって帰っていいよ」

と言われたけど、欲ばりすんだんごは、どれも欲しい! 特に黒羽織は、紋がついてるけど、すごくおしゃれだった~ラブラブ 単衣もほとんど持ってないから欲しい!

 でも、マダム・コバが着てみたそうだったし、おばあちゃまも縁ある人に着てもらった方が嬉しいだろうし

 とはいえ、着ないのが一番着物にとってもかわいそうなので、マダム・コバが実際に「着ないなぁ・・・」と思ったら、またいただきにあがりますドキドキ