中古レコード屋廻り | 逆転サヨナラテキサスヒット~ビールと痛風の間には~
 京都中古レコード屋廻り ~プロローグ~

 気がついたら音楽が好きになっていた。小学校の4、5年位からだろうか、ラジオ番組が好きになったのがきっかけだったと思う。それまでは音楽といってもテレビで流れる歌謡曲や、マンガの番組の主題歌位しか知らなかった、というか興味もそれほど無かった。学校の音楽での歌も好きだったが、それも趣味というか家で一人で歌ったり、聞いたりしているような事も無かった。ちょうどその頃に、家に大きなラジカセがやってきた。缶ビールのケースよりも大きなラジカセだった。カセットは一本だけ、ラジオが聞ける、まさにただのラジカセだった。もしかしたら、大分前から家にはあったのかもしれないが、何だかんだいって、自分の部屋に持ち込んだのがその頃だったのかもしれない。
 ラジオ番組といっても、FMではなくAMから聞き始めた。当時、京都ではKBS京都の「ハイヤング京都」という番組が流行っていた。桂文珍、ツボイノリオ、ワカミヤテイコ(字が分からない)、オール巨人(途中から島田紳介になったかな?自信なし)なんかがパーソナリティーを日替わりで努めていた。特に火曜日の文珍、水曜のツボイノリオ、木曜のワカミヤテイコ(字分からず)をよく聞いていたと思う。まだ小学生ではラジオ番組の定番「オールナイトニッポン」を聞くまでの勇気は無かったし、遅くまで起きる事、寝ない事に罪悪観を持っていた。(しかし中学からは夜更かしまくることになったのだが、まだ若干10歳の子供には、まだそんな冒険は出来なかったし、想像もつかなかった。)その番組は基本的にトークやハガキネタが中心で進行されていくのだが、時々歌も流れた。そのなかでも木曜だけは珍しく洋楽を流していた。誰の何を聞いて、目覚めたのかは分からない。ただビートルズは好きだったと思う。幼い頃の「ポンキッキ」のBGMでビートルズの楽曲が使われていたので、親しみがあったのだろうと思う。今、思うとその頃はポールの声と曲が好きだったようだ。ビートルズが4人なのは知っていたが、曲や歌はポールばかりが歌っていたと思っていたような記憶がある。後に大好ききなるジョンの声や曲、14歳で出会う運命のトムペティのある意味兄弟(仲間)になるジョージ、実はバンドで一番大切なのはドラマー、個人的にはストーンズのチャーリーが好きだがビートルズでの中和剤的ななくてはならない存在のリンゴこのポール以外の3人と合わせて、ビートルズだということは知る由もなかった。話が流れてしまった。洋楽の話と進めるのが今回の目的ではない。
アーティスト: John Lennon
タイトル: Walls and Bridges

 とにかく音楽に興味を持ち始めたO少年はいつでも好きな音楽を聞けるレコードが欲しくて欲しくてたまならい日々を過ごしていた。お小遣いもそんなにレコードが買える程もなかった。その後中学生になってからは、お昼ご飯は弁当でなくてパンがいいと嘘を言って、パン代を貰い、その半分位だけを使って残りをキープしてレコード代のたしにしていました。(今、思うとあの成長期にちゃんと食べていれば背ももっと高くなっていたかもしれないと、今更ちょっと後悔)そういえばレコード代を稼ぐ(?)為に映画に行く時に電車代を貰ったが、自転車で繁華街まで行って電車代をうかしたり、いろいろした事を思いだします。その努力と工夫の中から産み出した作戦が中古レコード屋での購入であった。新発売のレコードは買えないが、それこそビートルズやカルチャークラブやワムやらのベタなレコードなら半額近くで手に入れる事ができる。しかし洋楽については実は新品でもタワーレコード等の輸入レコード屋で日本版の半額位の値段で買えると、いうことに気付いたのは中学を卒業する頃だった。 
アーティスト: カルチャー・クラブ
タイトル: カラー・バイ・ナンバーズ
 
 そういえばその頃の京都のタワーレコードは烏丸高辻の辺りにあってかなり不便だった。でも、四条に行ったらタワーレコードも必ず立ち寄っていた。場所柄、最初か最後に行っていたのを思いだします。当時は四条烏丸から五条烏丸にかけての烏丸通りは、本当にただのオフィス街だった。今でこそコンビニやら飲食屋も多くなったが、当時はかなり寂しかった。お金があっても無くてもタワーレコードには顔を出していた。フリーペーパーがあったり、知らないレコードのジャケットを見たり、ましてや、まだ日本発売前のレコードを見たりするだけで楽しかった。またシングルのカセットや限定のピクチャーレコードなんかを見つけると興奮していたのを思いだす。でも、今はタワーレコードはそこにはない。それからしばらくして時代の主流がレコードから完全にCDに変わった頃に四条の中心へ移転してしまった。ビルの最上階へと移転してった。これを機に自分はあんまりタワーレコードを使わなくなっていった。話が輸入レコード屋の話ばかりになってしまって、なかなか本題にいけないが、輸入レコード屋といえばもう一店よく通った店がある。タワーレコードで初めて、中古屋を巡って、最後にそこに行くか、その逆のルートのパターンが多かった。その店はリバーサイド。ここは輸入ばかりでなく多少日本版も販売していたと思う。河原町蛸薬師の東側のビルの二階だった。細い通路を入って小さいエレベータがあり、その奥には階段があった。分かりにくく、せまい店だったがなかなか品揃えはよかった。特にシングルや12インチシングルに関しては大変重宝していた。それとせまい店内にだったがいとそろえのジャンルが揃っていた。また、この店は一時期、他の郊外にも店を出していた。それらは知らない間に開店し閉店していった。そしてそのリバーサイドもいつの間にか無くなっていた。(もしくは移転したのかな?)そういえばいつかの正月にCDの福袋を買ったことがあった。ほとんどがオムニバス系だったが何故かウッドストックの見た事の無いジャケットのCDが入っていてびっくりした。
アーティスト: ジミ・ヘンドリックス
タイトル: ライヴ・アット・ウッドストック

 で、話を中古レコード屋廻りに戻さないといけない。私の中古レコード屋ルートには四条は新京極からスタートするのと、京都市役所から出発するコースの2コースがあったんですが、今回は新京極スタートのコースを紹介したいと思うのですが、時間が無くなってきました。続きは今度のお楽しみ!(ドンドン)
アーティスト: Prince
タイトル: I Wish U Heaven-Pt1.2.3

このプリンスのシングルが、かたくなにCDを拒否していた私が初めて買ったCDです。それまでは絶対にLP,EPかシングルカセットを買っていました。