参上!鍋の悪代官④ | ザ・ハングタン+

ザ・ハングタン+

「ザ・ハングタン」とは法で裁けぬ盛岡の鬼を退治する乙女たち。
この物語はそんな乙女たちの戦いのドラマである。
(現在「いわてマル秘指令ザ・新選組」アーカイブも公開中)

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夕方、3年生たちは俊彦のレシピに従いしゃぶしゃぶすき焼きを作っていた。

「俊彦さん、これからどうするの?」

そう言って百合と希は俊彦に尋ねる。

「肉は半分ほど焼けました。あとはお水ですか?」
百合の問いに俊彦はキョトンとした。

「そうだね。あ、昆布を漬け込んだ水を使いなさい」


というところで、小林たちがまた現れたのだ。
「あいつら」


小林が俊彦に迫った。

「おたくの生徒さんが夕べ酒を飲みました。責任を取ってください」

だが、俊彦はそんなことは知らなかった。また振り込め詐欺師の類いだろうと思った。

が、小林たちは写真を見せ、挙げ句生徒に手を出すまでになった。
そこまでなったらもう我慢できない。

俊彦はハングタンたちと共に小林たちと戦うことにした。
「三浦、佐藤、川田、岡本!今すぐ原俊彦のところへ」
俊彦は4人と話した。小林に見せられた百合と瑞希の写真のことで俊彦は話した。
「実は昨夜、三浦と佐藤が酒を飲んだという」
すると百合と瑞希は反論する。
「酒を飲んだなんて!」「嘘よ」
俊彦は二人を問い詰めた。
「じゃあ詳しく説明してください」
「はぁい」
百合は小林と子分たちに脅されそうになったが、そこへ天野詩織がやってきて事なきを得たという。
俊彦はさっそく詩織に状況を聞きに行った。詩織は百合と瑞希が酒を飲んでいないことを証明した。

しかし小林の子分はすでに手を打っていた。それは生徒たちの鍋に香辛料などを混ぜ込んだり、さらに酒をぶち込んだりしたのだ。
「お前らも酒を飲め!」
そう言って生徒たちを脅す。そのさまはまるで鍋奉行だ。
するとそこにハングタンたちが現れた。
「学園で酒を振舞うなんて、バカじゃないの?」
川田沙緒里がフライパンを片手にこう言った。それを見た小林の子分たちは爆笑。
「先生に飲ませる酒じゃないのか?」
「そうだそうだ」
そこへ瑞希がやってきた。
「昨日酒を飲んだとか嘘ついて、それで私たちを脅すなんて!」
「そうよ!この場で生徒たちに酒を飲ませるなんて…」
それを聞いた小林は歯ぎしりをした。
「畜生、やってしまえ!」
沙緒里はフライパンで打つ、払うの攻撃。百合は瑞希と木の棒で子分たちを蹴散らし、希は投網で一網打尽に。
「やったね」
そして逆に小林たちを俊彦と詩織が酒で追い払い、一件落着。
「未成年者への飲酒は法律違反ですよ~」
そう言って俊彦、繁治、詩織は声を合わせてパトカーに向かってこう言った。

その後、俊彦が豚肉や鶏肉などを用意して鍋パーティーは夜の8時過ぎまで続いた。

(終わり)