スティングこと原俊彦は盛岡市内の金券ショップにやってきた。俊彦の家で見つかった金券を金に替えようとしていたのだ。
「すいません、こちらの金券は」
俊彦は図書カードやテレホンカードを換金する。今日の換金額は合わせて7850円。
次は中古品買取の店。
「これなんですが」
おもちゃ類を処分しようとするが、査定もせずに店員はこう言った。
「お客さん、これまとめて100円ってことで」
それを聞いた俊彦は怒り狂った。
「100円?これ全部でですか」
さらに
「ネットオークションで売りさばくのは1個10円ですよ。ここには30個はあります。しかも未開封ですから300円は最低でも…」
「すいませんね、そんなことできませんから」
俊彦はもう半狂乱状態で店を出た。
(まったく、査定もせずに…)
その様子を見ていた一人の男が、同じようなおもちゃを買い取りにやってきた。
「あの、この人形ですが」
「はい」
「これはおいくらでしょう」
すると店員は即決で100円の提示。これには男も怒る。
「ふざけるな!未開封フィギュアが100円だってよ。こんなひどい買取しかしないのか」
そう言って店員たちを脅す。しかし店員たちは苦笑するばかり。
「こら、俺を誰だと思ってるんだ。俺はライターの原俊彦だぞ」
あろうことか男は原俊彦の名を騙り、査定をさせろと要求。さらにとんでもない脅迫をしてくるが…
それはまた別の話。
(この続きは現在のストーリー終了後の話です)