見逃してしまった。残念!

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日本で年間5万人が亡くなると言われる胃がん。その治療の世界で、最後の砦(とりで)と呼ばれる医師が兵庫にいる。兵庫医科大学教授・笹子三津留(ささこ みつる 63)。これまで3,000件の胃がん手術を行ってきた笹子のもとには、毎日のように他の病院で治療が難しいと言われた患者がやってくる。笹子は、どれだけ重篤な患者が来ても、一切断ることなくその治療を引き受ける。とれるかとれないか、ぎりぎりの線を読み切り、術後の再発や合併症を最小限に抑える笹子の腕は世界屈指と言われる。
かつて、日本のがん治療の最先端である国立がん研究センターの副院長だった笹子。だが「このまま、定年を迎えてもよいのだろうか」と自問自答した末、地位を捨て、地元の病院で患者と向き合う道を選んだ。
一人でも多くの命を救おうと、治療が難しい進行がんと格闘する笹子の流儀に迫る。


笹子