アベノミクス効果は消費にどう現れているのか?東京・銀座のデパートでは貴金属品が売れている。三越ではワイン?と思いきや日本茶。ワインのビンに入れてあり、21000円のものもある。ブランド名はMASA。売れ行きは好調だという。

ワインボトルに入った・・・2万円超えの超高級緑茶だ。

アベノミクス効果で、日本の消費が元気を取り戻している。百貨店では高額消費に火がつき、売り上げを牽引しているという。デパ地下のお茶売り場では、ワインボトルに入った日本茶が1本、ナント2万1千円で売られていた。予約限定のこの超高級緑茶は、ほぼ完売状態だという。この茶葉には、江戸時代、将軍に献上されていた静岡の「天竜茶」を使用。ビニルハウスで管理され、1枚1枚丁寧に手摘みされる希少な日本茶だ。さらに世界に広がる緑茶の現場を取材。

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スタジオのその,MASAが登場。ワイングラスでお茶をいただく。感想は??の人も。

ナビゲーターは田中陽さん。

田中「お茶飲料をグローバル展開しよう」

沸騰キーワードは’ライバルを知ろう’紅茶・コーヒーと炭酸飲料がライバルだ。

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健康ブームに沸くアメリカで、“おーいお茶”がブレイク!

3人に1人が肥満というアメリカは、今、健康ブームに沸いている。その追い風に乗って、ヘルシーな日本茶を飲める緑茶カフェが急増しているという。

2年前にオープンしたカフェでは、玉露に煎茶、玄米茶と、日本から取り寄せた17種類の緑茶を楽しむことができ、ニューヨーカーに大人気。その話題のカフェを、今年4月、ニューヨーク支局に配属された大江麻理子がリポートする。
ボイジー・ティー・パーラーがそこ。食事には日本の緑茶!がこの店のテーマ。日本の緑茶17種類が楽しめる。

1ポットで550円。大江も試す。「一息つけて落ち着ける。」

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シリコンバレーで『おーいお茶』が沸騰!
IT企業が集まるシリコンバレーでは、飲料メーカーの伊藤園が営業攻勢をかけていた。IT企業が集まる交流会で、「おーいお茶」の試飲会を日々行っているのだ。情報発信力のあるITのビジネスマンに営業をかけ、フェイスブックやツイッター等で、自社商品の口コミ宣伝をしてもらおうという狙いだ。

シリコンバレーの攻略が、アメリカ全土、さらには世界的なPRに繋がる宣伝効果だという。

早速写真を撮ってFBにアップする男性。口コミ効果は抜群だ。

エバーノートなどIT企業の社員食堂に対する営業も行なっている。食堂は基本無料なので宣伝に置いていける。ここでも「おーいお茶」は大人気だという。

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伊藤園は世界初の缶入り緑茶発売、世界初のペットボトル入り緑茶も発売、さらに日本メーカーでは最初にアメリカ市場に打って出た。

甘い飲料が主流のアメリカで苦戦しながらも、健康ブームに乗ってきた。

ニューヨークの川嶋さんは毎日小売店を回っている。ライバルのコカコーラグループが出しているフレーバー系のオネストティーが売り場を席巻している。果たして売り場を増やすことができるのか?

川島さん粘って自社製品を自ら陳列していく。

田中「ルートセールスといって自分達で探して営業し、陳列を広げるのは普通の営業方法。コカコーラ社がやった営業方法。」

ニューヨーク市は炭酸飲料の販売中止条例を出した。

田中「先進国は無糖がこのまれ、途上国は加糖が好まれている。」

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日本でも急須を知らない人が増えている。

国内2位の茶所「鹿児島県」、田中が訪問。荒茶のセリが始まった。

香り・色などを見て判断し、セリ価格を入れる。

しかし取引単価は市場の動向により年々下がっている。

鹿児島茶の下堂園は洞爺湖サミットにも出された銘茶の茶園だ。危機感を抱き世界に打って出る。

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その輸出先はドイツ。ブランド名はKEIKO.

ビール大国ドイツで抹茶がひそかなブームに!

ビール大国ドイツでも、日本の本格的な緑茶が浸透し始めていた。ベルリンのお茶専門店では、日本茶の淹れ方を教える日本茶セミナーが開かれていた。健康的で、気持ちをリラックスできるという理由から日本茶が人気になっているのだ。

ドイツは、日本から輸入する茶の量がヨーロッパ最多。ドイツ国民の間では、日本茶で客をもてなす日本茶ホームパーティもひそかなブームになっている。
一方、日本茶ファンのドイツ人が、日本の緑茶、さらには日本の茶文化もドイツに波及させようと動いていた。

鹿児島から品質の高い茶葉を直輸入し、リーズナブルな価格で販売。日本の緑茶をドイツ人に知ってもらおうと、日々、奔走しているのだ。

KEIKOは直輸入しているため、価格は若干安めだという。マルクスさんが見本市で緑茶に出会い、下堂園から輸入している。

そのマルクスさんが今力を入れているのが「抹茶」、日本から石臼機も輸入して、ドイツで抹茶に挽く。

さらに、ドイツ人による初の日本茶専門店をオープンする。この店では、本格的な抹茶を実際に点て、客に提供するのだという。

マルクスさんが指導し抹茶を作り、道行く人に試飲してもらう。

評価は上々で、オープンが楽しみだという。
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未来予測・・・日本の緑茶を世界遺産に。

田中「和食を世界遺産にという動きもあり、日本茶も日本文化のひとつとして世界文化遺産に」

田中「100年前は日本茶は輸出産品として凄かったんです。生糸に次ぐ2番目の輸出産品だった。輸出量は明治24年の2万1千トンあった。」

田中「最近落ち込んでいたが、ここ10年で再び輸出量が増えている。」

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↓久しぶりの大江アナ。
生誕半世紀からの存在証明-未来世紀:大江